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タグ:「鑑定人と顔のない依頼人」 ( 1 ) タグの人気記事

今日は 今年最後のデッサンの日。
デッサン仲間に 私の漬物を味見してもらおうと 手製の漬物持参で出かけた。

今日の画材は 木箱の上のカーボーイハット。
縦と横の線や中央の線を 目視できる線のついたデッサン用
四角いスケールを買ったので 持参したけれど・・・
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これが曲者だった。
はっきり画用紙が12分割されて 歪みがない絵になると思ったけど。
そのスケールの位置の遠近があやふやだと、図形がどんどん狂う。

形が取れないので、直してばかり。
はじめは 何が悪いのかわからなかった。
途中で気づいた、スケールの位置が見るたびに 変わっていることに。

前回は仕事の都合で教室を休んだので、他の人が4時間かけて
描く絵を 2時間で仕上げなければならなかった。

その焦りもあって。
形の補正をくり返して それだけで精いっぱい。
はっきりいうと 心のこもらない絵になってしまった・・・残念。
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Mさん、Sさんなど 仲間たちの絵はすごくよかった!!!
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それでも今年最後のイタリアン・ランチは いつもながらの笑顔ランチ!
私の漬物3種を 喜んで食べてくれた。

フリッタータを挟んだパン、3種のパスタとブルーチーズのペンネ、とても豪華で
おいしかった。デザートは 果物のグラタン、ああ、デッサンの仲間もなかなかすてき・・・
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その後、自然の会の新年会の景品を フェアトレードショップで買い、
1年前からみたかった映画「鑑定士と顔のない依頼人」をみにいった。

映画の後半30分、鼓動が高鳴る。
どきどき、ああ、いつ彼は気づくのか。
どきどき、ヘンだろう、これはヘンだろう・・・ああ

ジェフリー・ラッシュさま お見事!!!
視線ひとつとっても、どんな物腰も 主人公に完璧になりきったあなた。
一流の美術鑑定人としての 破たんのない裕福な暮らしの奥から にじむ孤独と悲哀。

他人への容赦ない態度。
人を見下す その横柄で尊大なまなざし。
これが その後のできごとの 大きな伏線となるのか。

顔を見せない美術鑑定を依頼するの女性の魅惑に 彼ははしだいに魅了されてゆく。
彼は 若く美しい女に溺れる ただの中年男になっていく。
人生で初めて知る恋の歓びは 怜悧で天才肌の美術鑑定人を変える。

見ている私の胸の鼓動と緊張が高まる、
どきどき どきどき そんなはずは ないだろう・・・
おかしい、深い違和感、なにかが違う。

そして 心臓が止まりそうになる衝撃のラスト。
ああ、なんて人生はむごいのだろう。



顔を見せない“彼女”に 魅力が乏しいと 誰かが書いてあったが。
私も同意見。
この彼女役には 演技の上手い女優に 演じてほしかった。

G・ラッシュと 互角に縁起の火花を散らすことができる女優。
例えば、私の頭に浮かんだのは 「ジェイン・エア」の主人公を演じた
ミア・ワシコウスカはどうだろう・・・

彼女なら より複雑な演技ができたのではないか。
この映画は 2度見ても また 違う味わいがあるという。
DVDで また借りて みようかな・・・


それにしても どうだろうか。

美しい女性の名画を独占する 孤独な幸福感よりも、
生きた女を その胸に抱く彼の歓びこそ 永遠ではないのか。

どういう形であれ そういう女に出会ってしまったのだ、彼は。

出会わないままの彼の一生を思うと 私の感情は 鉛のように重くなる。 

そして 出会ってしまった恍惚を思うとき 私は悲しみの海で おぼれてしまう。

アイロニーに満ちた 人生の悲喜劇。

この映画は 見終った時から またはじまるのかもしれない・・・


毎日1枚づつめくるのが 楽しい。
(我が家のアドベントカレンダー ドイツ製)
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もうすぐ、クリスマス・・・
by yuko8739 | 2014-12-20 19:34 | 美術 | Trackback | Comments(0)