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<   2019年 05月 ( 11 )   > この月の画像一覧

2019大滝の春と出会う会

自然の会主催「大滝の春と出会う会」に参加した。

早起きをして7時半に出発し、伊達市大滝区近くの集合は9時。

途中の山の春もみじや 新緑のグラデーションが

あまりにも美しくて うっとりとドライブ。


車で約1時間半かけて、集合場所に到着。

市の広報紙を見て参加した方も数名いて、現地でも数名の

参加があり、全部で30名ほどの参加となった。


この地域の開拓の頃に植えられた各地域の一本桜名所や

寄生火山を巡ることが、この会の主な見処だったが、

この春の気温が高すぎて、桜の開花は最盛期をかなり過ぎていた。


驚くことに、家を出たころは霧で最高気温は13度だったので、

寒さには備えたが この日のこの地の暑さには参った・・・

牧草地の桜(昭園の桜)はもう散っていたが、ここは眺望がすばらしい。

春紅葉の山々と 遠く雪の残る徳峻別岳が調和する。

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次に向かった桜の大樹は、強風で倒れながらも 見事な咲き具合だった。

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この地にある標高555mの丸山は 徳峻別岳の寄生火山。

頂上からの眺望もすばらしいので 皆は暑い中坂道を登って行った。

私は膝が悪いので登山は諦め、しばし春の山もみじを眺めて愉しんだ。

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大滝区は盆地なので、快晴の外気温はぐんぐん上昇し、

最高気温は25度と真夏並み!

暑くて耐えられず、私は車の陰で座っていた。


その後天空の路を通り、見に行ったチシマザクラは、ちょうど最盛期で

地に這いつくようにして、風雪に耐えてきた貫禄がすばらしい。

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昼になるので予約した総合公園ホールで 持参したお昼の

お弁当などを食べながら、自己紹介など。

歩いて汗をかいたあとでの おにぎりが格別だった。


食後には、前の晩に焼いて持参したフロランタンを配って喜ばれた。

ここでは、見本を持参したFさんの岩石についての解説もあり、

興味深く聞いた。(グリーンタフやメノウ、凝灰岩)


午後からは湿地を巡った。

道路沿いに長く伸びた湿地があり 道沿いにはオオバナノエンレイソウや

オオタチツボスミレ、クルマバツクバネソウ、キツリフネソウなど。

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そこから近くの桜の大木を見に行く。

その桜に母の名(菊子桜)を付けて桜守をしている方も参加して

冷えたドリンクまで 皆に配ってくださった。 

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帰路につき、北湯沢温泉でホテルの足湯をしばし楽しむ。

この川底は「白絹の床」と呼ばれているが、

大陸から日本列島が別れた頃の造山運動(グリーンタフ造山運動)の

名残といわれる地質遺産とか。

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悠久の大地のエネルギーを感じながら、しばしきらめく川を眺めて

足湯を楽しみ、その後解散となった。


春の美しい新緑の山々と桜の大樹、寄生火山や湿地の植物、

そしてグリーンタフと足湯を満喫した すてきな最高の1日だった。




by yuko8739 | 2019-05-20 10:37 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

心愛さんへの暴力

この頃、連日の報道で 私は完全に打ちのめされた

今年1月に千葉県野田市で 父親の暴力で亡くなった栗原()()ちゃんは 

父親から性的暴力も 受けていたという・・・


精神的、身体的な暴力のほかにも性的な恐怖や暴力を

受けていたとは・・・怒りがおさまらない。

私は完全に打ちのめされてしまう。

なんということだろう・・・


先日、ナチスの時代の収容所での特殊任務について 

ブログに書いたが、現代の家庭のなかにも力のある権力者が

自由気ままに弱者(女性=妻や子ども)を いたぶる構造が存在する。

戦争でなくても、家庭という閉鎖空間では外に漏れない限り

こうした暴力構造が起きても 気づかれにくい。


このようなおぞましい性質が 人間には備わっているのか・・・ 

私は深く 深く絶望する・・・

泣いたり痛がったり嫌がったりする子どもを見て

父親は なにを感じていたのか。


食べさせない、眠らせない、

まるでナチスのしたことと同じ。

それも他人にではない。

自分の娘に対してだ。

父親は自分のパンツを下ろして なにをしようとしたのか。


心愛さんは、亡くなった。

父からの地獄のような暴力の果てに。

SOSを出したのに 大人はだれも救ってくれなかった。

大人は なにをしていたのか。


なぜ、救いを求める声を無視できたのか。

夜中にパンツを下ろす父と 知っていながら。 

その父親のもとに なぜこの子を戻したのか。

今後、この事件はより詳細に 私のこの問いに答えるように

検証され、解明されていくだろう。


しかしどんなに細かく検証や解明が進んでも、

失われた命が、戻ることはない。

永遠に この子の魂は失われたまま・・・




by yuko8739 | 2019-05-18 22:50 | Trackback | Comments(0)

アウシュヴィッツのゾンダーコマンド(特殊任務)

私は以前に、映画「サウルの息子」をみて衝撃を受けた。

主人公の視点で動くキャメラが 異常な強制収容所のリアルな

現実を見事に表現していて圧倒された。


この映画は 第二次世界大戦中のアウシュヴィッツ=

ビルケナウ強制収容所を舞台に、ゾンダーコマンド(特殊任務)の

囚人であるハンガリー人サウルに起きる1日半の出来事を描いている。


2015年カンヌ映画祭のグランプリのほか、アカデミー賞外国語映画賞など 

世界中で数々の賞に輝いた。


この映画をみて以来、強制収容所での「特殊任務」の

当事者が書いた本を読んでみたいと思い、ようやく先日読み終えた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「~私はガス室の『特殊任務』をしていた~

知られざるアウシュビッツの悪夢」

証言したのは、ギリシャ生まれのイタリア系ユダヤ人、

シュロモ・ヴェネツィアさん。

彼はこの体験を長く語ることができず、開放から47年後に

やっと話し始めた。


「証言するのは恐ろしい犠牲を伴うからです。

一時も離れない、刺すような苦しみを再び甦らせることなのです」

シュロモさんは 生涯この体験に苦しみ続けた。

しかし、再びユダヤ人排斥運動が浮上してきたことなどを契機に、

自分のおぞましい体験を 語るようになった。


この本を読み始めることに 私自身躊躇がなかったとはいえない。

知らないままでいいとは思わないが、真実を知ることには

恐怖感もあった。

しかしこのことは、実際に起きたこと。

映画をみただけで 知ったような気になってはいけない。

私は、毎晩読み進めた、シュロモさんと同行した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


なぜ人間はこうも残酷になれるのか。

人が苦しみ死んでゆくことを おもしろがって見物したり、

より苦しむように より痛むように 仕向けたりする。

なぜ?なぜそうできるのか?

生きている人間が 生きている人間に対して なぜ?


ユダヤ人だけではない。

反政府主義者、ソ連軍捕虜、共産主義者、精神病患者、

障がい者、ジプシーなど。

ナチスは あらゆる人々を徹底的に大量に殺戮した。


毎日貨車から降りてくる多くの人々・・・

絶望のまなざしで並ぶ痩せこけた人々、その衣類を脱がせ

ガス室に送る。

苦しみの叫び声が消えてから 床に横たわる遺体を運ぶ。


脱いだ服から金目の物を探し、遺体から髪の毛を切り、

金歯を外し、ガス室を空にして掃除し、

それから遺体を焼却場に運び、遺灰を川に捨てる。


こういう仕事は、強制収容されてきたユダヤ人のなかから

体格のいい若者で構成され、ゾンダーコマンドと呼ばれた。

シュロモさんは20歳のそんな若者だった。


次々と効率よく仕事をこなさなければ 遺体が滞る。

それがゾンダーコマンドの仕事。

はじめは食欲も失せ、呆然自失だったシュロモさんは 

すぐに「適応」してゆく。

考えては 動けなくなる。

考えずに作業に没頭した。


仕事ができなければ すさまじい暴力を受け、

自分もガス室に送られる・・・

横たわる遺体にも 慣れる。

何も感じない自分に なる。

衣類を脱げず、ぐずぐずしている老女には いらだつ。

早く、早く、次のガス室送りが待っているぞ!


この特殊任務には 強制収容所の人たちよりは

食べ物も多く支給された。

しかし外部に秘密が漏れないために、定期的に抹殺された。

 

読みながら 何度か泣いた。

今もこう書いていて 涙がこみ上げる。


過去の出来事だが このことは多くの人が知るべきだと思う。

この本は、2005年アウシュビッツ解放60周年を機に、

フランスで出版されるやいなや 読者の間で大きな感動を

呼びおこしてベストセラーになった。

世界十五か国以上で翻訳されている話題の本。


人は これほどのことができるのか。

地獄は天になく 地上にあった。

修羅の場、死の悪魔、すべてがこの世の人の世界にあったのか。

神は 人類を見捨てたと思う。

ヨーロッパ全体では ホロコーストの犠牲者は600万人。

強制収容所では 150万人が犠牲となった。


シュロモさんは、最後にこう語る。

「すべてがうまくいっているのに、突然、絶望的になる。

少しでも喜びを感じると、すぐに私のなかで何かが拒絶反応を起こす。

私は『生き残り病』と言っています。


チフスとか結核とか、人が一般にかかる病気じゃない。

人の内面を蝕み、喜びの感情を破壊する病気です。

私はそれを収容所で苦しかったときから引きずっています。

この病気は、私に一瞬たりとも喜びや気苦労のない瞬間を

与えてくれません。


この極限の経験で奪われたものは、人生です。

うまくいくとは思ったことがなかったし、

他の人のように、ダンスに行ったり、無心に楽しむこともなかった・・・

すべてが収容所に結びつきます。


何をしても、何をみても、心が必ず同じ場所に戻るのです。

あそこで強いられた<仕事>が頭から出ていくことが決してない・・・

焼却棟からは永遠に出られないのです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シュロモさんが 自分の経験を語り始めたのが70歳。

本が出版されたときは 80歳になっていた。

収容所での話を 多くの人に伝えることを使命として、

アウシュビッツにも 研究者や学生と共に50回近く訪れている。

そして2010年に、パリで亡くなった。

88歳だった。


この無残なホロコーストを正確に記憶し 

わが身を削るようにしながらも 誠実に公平に証言し続けた。

ゾンダーコマンドという仕事が この世に存在したことを

広く世界に知らせてくれた。


言葉にできないことを証言し、教えてくれてありがとう。

人類史上二度と このようなことを起こさないために

シュロモさんの意思を 深く胸に刻みたい。


合掌・・・




by yuko8739 | 2019-05-14 22:27 | 読書 | Trackback | Comments(0)

映画「グリーンブック」/母の日特製弁当

アカデミー賞作品賞と脚本賞、助演男優賞の三冠作品。

物語のあらすじやキャストは わかっていたし、

多分すばらしい作品なのだとは 感じていた。


そしてそれが実話に基づいた作品だということも知っていた。

題名のグリーンブックとは、その時代(1962年)の

黒人用旅行ガイドのこと。

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見終わって・・・

何と巧みで、すてきな脚本!!!

いわば中年男性ふたりが 絆を深めるロードムービーだ。

時代は1962年、気位の高い教養豊かな芸術家、

黒人天才ピアニストドクター・シャーリーは

カーネギーホールの2階に住む。 


そんな彼が、ピアノのコンサートツアーで人種偏見の

強い南部各地を巡ることに。

その彼がドライバーとして雇ったのが、

腕力も優れたイタリア系の男トニー。


ナイトクラブの用心棒だったが けんかして職を失う。

愛妻家だが行儀も悪く、がさつで無学で大食漢。

繊細なピアニストとは 合うはずもなく・・・


このふたりが どんなふうに心を通い合わせるのか・・・

共演ふたりのコンビネーションがいい。

ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリ

マハーシャラ・アリは 映画「ムーンライト」の魅力的な

麻薬売人役(主人公の精神的な父親)でアカデミー助男優賞受賞。


そして「ロード・オブ・ザ・リング」の忘れえぬ英雄、

ハンサムなアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンは、

この役作りのため20kgの増量をしたという。


ヴィゴは俳優のほかに、詩人で、写真家、音楽家でもある多彩な人。

4か国語を話せるという。

そんな彼が、無学でがさつなイタリア系のアメリカンを演じるおもしろさ!

笑わせて、泣かせて、人生の哀歓もあり、ユーモラスで。

なかなか その塩梅がすてきだ。


あまりにも対照的な中年男性ふたりの道中には、

その時代は当たり前だった壮絶な黒人差別の現実も描かれる。

今もアメリカ社会に深く根付く差別意識が この身にしみて、

恐ろしく悲しい。


実話だというこのふたりの姿が ラストに写真で現れる。

そうか、このふたりか・・・

「奇跡」のような物語を紡いだ本人たちか・・・


見終わって、こんなに幸せで心温まる映画もそう多くはないと感じる。

アカデミー賞作品賞、脚本賞は当たり前!

しみじみと いい映画でした・・・


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毎年恒例でケアハウスに住むふたりの母たちへ

母の日の特製弁当を作っている。

数日前から準備して、漬物を漬けたり、フキの炒め煮も作り、

買物も終えた。

ウドをまたもらたので、きんぴらも作った。

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前夜に、深夜までかかってヨモギ餅を仕込んだ。

今年の柔らかなヨモギとあんこを冷凍しておいたので、

それを6合のもち米で32個のヨモギ餅が完成。

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当日午後からは、自主上映「ベアテの贈りもの」があるので、

お弁当作りは 昼前に終えなければならない!

ヨモギ餅はできているので、お弁当だけの準備。


朝から卵焼きを焼き、1本の生マスをさばき 塩をしてバタ焼きに。

酢の物を作り、西京味噌で下味をつけておいた鶏もも肉を焼く。

栗原はるみさんの「しそごまご飯」の具材豚ひき肉のそぼろや

卵そぼろを作り、ご飯と合わせ黒ゴマを混ぜて 青じそ20枚を切り混ぜる。

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重箱を出して、白カブの漬物やウドのきんぴらを詰めていく。

どうにかきれいにすべてのおかずを詰め終えた、やった~完成!

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さて、ふたりの母にヨモギ餅と一緒に宅配。

それからあわてて 自主上映会場に 駆けつけた。





by yuko8739 | 2019-05-13 09:48 | 家族 | Trackback | Comments(0)

花農家と梅公園

春になったので そろそろ北向きの玄関前にも

花の寄せ植えを飾りたくなった。

いつも行く花農家さんに いってみようかな・・・

農家直売の朝採り野菜も食べたいな。


先日花見の帰りに買った朝採りのカリフラワーは絶品。

友人宅に、ひじきの五目ご飯を届けたら、

花を買いに行きたいというので、いっしょに行くことに。


農家の店で またカリフラワーとレタス、キャベツ、

大根と白カブなどを買う。

切り口がまだ濡れているような、採りたて野菜たち。

こんな新鮮な野菜を 食べられる幸せ・・・


春霞のなか、美しい新緑に染まりつつある春の景色に

感激しながらドライブ。

まだ薄桃色に咲いている木も所々にあった。


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30分ドライブして 花農家さんに到着。

6棟の大きなビニールハウスで さまざまな花苗を育てている。

入り口のハウスのなかには さまざまな花かごに入った

アレンジメントの寄せ植えも いっぱい。

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あれこれと選んで、笑顔のやさしい顔なじみのおばさんから

寄せ植えのヒントなども 教えてもらう。

車のなかは花苗や寄せ植えの花たちでいっぱい!幸せな気分!

これは、春ならではの光景。


農家を出て 道端でまだ細いが少しフキも採った。

川べりの新緑が目にまぶしかった。

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友が洞爺湖畔にある 梅公園の梅が満開というので

梅を見に向かった。

公園に登る急な坂道にも 車がいっぱい。

上の駐車場にも 梅見の多くの観光客であふれていた。

思わず、すごいね!とその絶景にうなった。


洞爺湖を見下ろす斜面には 梅の古木が満開の花を咲かせていて 

梅の香りが そこはかとなく漂う。

左右どちらを眺めても絶景、絶景・・・

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左には新緑の山の奥に昭和新山、正面には湖面に浮かぶ中島。

梅の写真を撮りながら ずっとこうして梅の香りのなかで

座っていたいと思うほど・・・幸せだった。

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でも今年は桜より 梅の咲くのが遅いのかな・・・

1時間もそうしてうっとりと梅を感じ 梅に酔って絶景を眺め続けた。

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帰宅して 忙しく夕ご飯の支度をしながらも、

あの圧倒的な景色、あの梅の香り・・・

魂が揺さぶられるあのひとときが 私を深く満たし続けた。


今回のあんこは、いつもより美しい紅い色のあんこに仕上がって、うっとり!

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by yuko8739 | 2019-05-10 08:53 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

ヨモギ餅のあんこ作り

晴れのち雨の毎日で、適度の雨で山の木々や野の花も

喜んでいることだろう。

日々、緑が増す我が庭のように・・・


あっという間にエゾムラサキツツジも終わりを迎えた。

クロモジやキバナカタクリの花が咲き、

ヤエザクラの濃いピンクのつぼみも ふくらんできた。

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もう何年も前に、道央「太四郎の森」で買い求めた 

大好きなオオバナノエンレイソウを 株分けして植えたが、

ひと株には、なんと16のつぼみ!もうひと株には7つのつぼみ!

毎年、花の数が増えている。我が家の庭が お気に入り?

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今日は、母の日に「ヨモギ餅」を作るために、

米農家のHさんが丹精込めて育てた 無農薬の小豆で

あんこを仕込んだ。

数か月ごとに1㎏の小豆であんこを仕込んで 冷凍する。


こうしておくと、食べたいときにすぐに

アンドーナツやあんこ白玉、ヨモギ餅が食べられる。


過日、NHKプロフェッショナル「疾走、あんこ道 菓子職人

小幡 久康」で知った、あんこ名人の方法を試した。

この番組とさすらいのあんこ職人、小幡久康さんの生き方に

深く感動した私・・・


小幡さんは 最初に小豆にたっぷりの熱湯をかける。

あく(シアン化合物)を抑える効果があるらしい。

これを「豆殺し」と呼ぶ。


でも そのあとの小豆を沸騰しない弱火で煮て、 

豆がさやに付いている部分の薄い膜を外す

「へそ外し」がうまくできなかった。


へそ外しができると 小豆を煮る時間が短縮するらしい。

我が家の小豆のへそは なぜか?全然外れなかった。


夕方砂糖やザラメを入れて、あんこを煮詰めたが、

「豆殺し」をした小豆は あくが抜けてすっきりして 

雑味のないおいしい味わいになったのには、びっくり!

あんこ作りの腕が上がった気がする。


私のあんこの好みは、つぶあんとこしあんの中間くらい。

小豆をゆでたら ブレンダーで少しつぶす。

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今度から必ず小豆を煮る前には 熱湯をかけよう。

「へそ外し」は、また研究してチャレンジする。

何度でも挑戦して、少しでもよりおいしいあんこを仕込みたい。


さて、母の日弁当のメニューも決めた。

ご飯は、栗原はるみさんの「ごましそご飯」、

卵焼き、鶏肉の西京味噌焼き、カリフラワーとパプリカのマリネ、

ひじきの五目煮、キュウリと新キャベツ、かぶの塩麴漬け。

きっとふたりの母たちは 喜んで食べてくれるだろう。


そのときに つきたての自家製ヨモギ餅も渡そう。

さて、あんこは上出来のようで・・・うれしいな~





by yuko8739 | 2019-05-08 19:11 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

桜とよもぎ摘み

こういうことの好きな友を誘って、ヨモギやフキ採りに出かけた。

花曇りで暑すぎないので 山菜摘みには最適。

いつも行く川のほとりの草原で まだ若いヨモギと

柔らかで香りのよい、日陰の野生の三つ葉を摘む。

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あたりは エゾヤマザクラやキタコブシが満開。

暑い日が続いたので 桜はあっという間に散りかけている。

以前にあったヨモギ原は、不思議なことに消えていた。

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違う植物に駆逐されたかな?

生き物の世界もなかなか厳しい、植生がこんなに変わるのか・・・

原っぱには オドリコソウやオオイヌノフグリ、タンポポがいっぱい。

ヨモギも三つ葉も早い時期で柔らかいので きっとおいしい。


神社の鳥居の前の桜や川淵のミズバショウの写真を撮ったりしながら

先日は雨の中で蕾だった史跡のしだれ桜を また見に行ってみた。

そうしたら、もう満開を過ぎて少し散りかけている!

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あまりに短い花の命に 呆然。

気温が高いので どこの桜もあっというまに

見頃を過ぎてしまう。

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帰宅して、冷たい半田麺にキュウリとふわ卵を乗せ、

白カブとキャベツの漬物やカリフラワーの酢漬けを出して、

我が家で友達お昼を食べた。


そうしたら義弟のKが フキとタランボ、ウドなどを

持ってきてくれた!!!

早朝から山奥に入り汗だくで採ってきてくれたのだ、感謝・・・

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今日は たっぷりの三つ葉とエビとイカ、玉ねぎのかき揚げ、

それにタランボとウド、ヨモギの天ぷらを揚げよう。

そして大好きな春の香り、フキの油炒めを作ろう!

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休む暇なくヨモギを洗って茹でて、包丁で力を入れて

細かく切って 300gづつ冷凍した。

レジ袋に重たいほどのヨモギだったのに、

茹でて切って 水気を絞ったら600g(6合のヨモギ餅2回分)程度。

でもこれであんこを仕込めば いつでも自家製ヨモギ餅!

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その後も、フキを大鍋で茹でて皮をむき、水にさらしてあくを抜く。

立ち仕事、水仕事ばかりしていたら、あっというまに数時間、

もう夕方になった。


山菜料理は最高だが、こうして手間と時間がかかる。

タランボとウドとヨモギを天ぷらにして、かき揚げも作った。

仕事帰りの娘に 山菜天ぷらを持たせるために

大量の揚げ物をしたので やや胸やけ気味。

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娘はフキの炒め物と天ぷらを うれしそうに持って帰った。

道産子の私は、こういうことが春だと感じる。

春のお祭りなのだ、だから興奮してわいわいとみんなで食べる。






私は香りのあるものが好きなので ウドやヨモギ天が好み。

そして春の山菜代表のような、フキの炒め物を

息子と競うようにして食べた、大満足。


これこそが 春の山からの幸せな贈りもの。

どんなごちそうよりも尊い。

山の神さま ありがとう・・・




by yuko8739 | 2019-05-06 20:26 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

自然公園の花見と散策

数日前に、毎年恒例のお花見女子会を計画してお弁当も手配。

だが、あいにくその日は雨・・・

そのうえ、いつも行く史跡の大きなしだれ桜はつぼみのまま。 


悔しい気持ちで 結局、雨の中を友の家まで戻り、

友の家をお宿にしてお弁当を食べた。

それはそれで 楽しかったが・・・


気温もぐんぐん上がった快晴の日に、突如お花見リベンジ!

同行の友とふたりで。

青空に映える 桜が見たかった。


市内のあちこちの山では 色づきはじめた新緑のなかに、

薄桃色の桜が ぼうっと煙るように咲きはじめ・・・

町中の公園や並木の桜も 春の合図を待っていたかのように

一斉に咲きはじめていたから。


車で1時間のドライブのあと、噴火の巨石で有名な自然公園に到着。

駐車場がいっぱいだった。

さまざまな色調の桜が 競うように咲いていた。

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写真を撮りながら散策路を歩く。

多くの人々が幸せな笑顔で 行き交う。

子どもの声が響き お年寄りが支えられながら桜を見上げる。

平和で美しい春の桜の光景。


長く寒い冬を越えた歓びが 圧倒的な歓びとなって、

この胸に押し寄せる。

春の歓喜!


夢中で桜やキタコブシ、モクレンなどの写真を撮る。

カタクリなど春の妖精たちの最盛期は もうほぼ終わり。


エンレイソウやスミレが 最盛期だ。

珍しいキノコ、キヌガサダケ(モリーユ茸)を発見。

美味で、フランスでは高級食材らしい。

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美しい野鳥の声に うっとり。

汗ばむほどの気温、20度。

この花の春を待って 夢みて 私は冬を越えてきた。

そして今ここに 生きている・・・


散策路の木陰の草地で おにぎりランチを食べた。

家族連れも 楽しそうに広げたシートに座っている。

ベンチにも お昼を楽しむ夫婦の姿。

緑の草地でほおばるおにぎりは 最高の味だった。


急に出かけたのでコンビニ昼食だったが

おにぎりやベコ餅やサラダもおいしかった。

外で食べるご飯は やっぱり最高!


きれい、きれい、来てよかったねと言い合いながら、

洞爺湖に向かったが、桜に狂ったせいか?

何度も道を間違えてしまい、ずいぶん無駄にドライブのあと 

やっと湖畔の森林自然公園に到着。

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駐車場に車はなくて、散策路には花を終えて種をつけたカタクリや

ヒトリシズカやツクバネソウの姿が。

それでもこの場所も美しく鳴き交わす野鳥の声でいっぱい。

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どんな自然のなかにいても 私は深い安らぎと

大いなるパワーを 心身すべてにもらうことができる。


水辺の金色のエゾノリュウキンカの写真を撮り、

春に満ち足りて 帰路についた。 


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by yuko8739 | 2019-05-05 10:14 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

ライ麦畑とサリンジャー2

「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」を読んだ感想は・・・

この「キャッチャー・イン・ザ・ライ」という本を巡って、

これほど深い対話が可能だということが 驚きだった。


私には、こちらの本がとても興味深かった。

小説家村上春樹と、アメリカ文学研究者、翻訳家、

東大名誉教授の柴田元幸氏との対話は

知的好奇心に満ち満ちていて、スリリングで愉しい。


(昨年末に わたしは柴田元幸訳で

レアード・ハント作「優しい鬼」を読んだ。

魂を揺さぶる不思議な物語に 胸の鼓動が高鳴り 

夢中になった・・・)


ふたりは、主人公ホールディンの隠れた感情や劣等感を読み解き、

怜悧なまなざしで サリンジャーの人生にも迫る。

夢中で読み終えた。


<以下一部引用> 

村上春樹

~だってこの本を読む人がみんな、ライ麦畑に潜んで

子どもの捕まえ手になりたいと思っているわけではないですよ。

そういう問題ではないんですね。


ホールディンが精神的にそういう場所に行かざるを得ないという

ルートは、それなりにひしひしと理解できる、とそういうこと

だと思うんですよね。


ホールデンがちょっと特殊だということは、

ほとんどの読者にはわかるんです。

でもホールデンは特殊であることによって、

読者のいろんな事情を吸い上げていくんです。

それがホールデンという人物の機能なんです。


イノセントへの傾斜というのは、その機能のひとつに過ぎません。

事象の流動性と関連性の中に、ホールデンが自分の魂の託し場所を

探し求めるという動きに、いちばん大事な意味があると思うし、

その動きをはずして、イノセンスみたいなものを梃子にして

この話を解析していくことには、かなり無理があるだろうと。


もっとスパンを大きくとって、文学という容れ物に

あてはめて考えれば、イノセンスに代わるものは必ずあります。

たとえばそれは愛情です。

広義な意味での愛情。

それは消費され尽くしたりしません。アイテムじゃないから。


そういうふうに考えていくと「キャッチャー」という小説のなかには、

ほんとうの意味での愛はないですね。

ホールデンは優しさを持っているけれど、だれかを真剣には愛さない。


しかしこの本をほめるのって、なかなか難しいですね。

あれこれ文句をつけるのは簡単なんだけど。

でもそれにもかかわらず、だれがなんと言おうと、

「キャッチャー・イン・ザ・ライ」というのは、

はっきりとした力を持った素晴らしい小説なんです。


五十年以上、どんなに消費されても、

輝きを失わずに生き残っているんです。




by yuko8739 | 2019-05-03 12:27 | 読書 | Trackback | Comments(0)

ライ麦畑とサリンジャー1

ある文章を読んで 青春時代に読んだ本を再読しようと思った。

それは「ライ麦畑でつかまえて」


「主人公ホールディン(=作者サリンジャーの分身)が

崖から落ちないように ライ麦畑で捕まえたかったのは「兵士」なのだ」

そういう文章を どこかで読んだ。


それで村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んだ。

(前に読んだのは 野崎孝訳だった)

神経症的なホールディンの過敏な反応や

会話体が砲弾のように連射されるスタイルには

なかなか馴染めなかった。


確か高校生の頃に読んだときも あまり印象はよくなかった。

というより なぜこの本がそんなに有名で広く読まれているか

わからなかった。

でも主人公の心情は 理解できなくもない。


その年代には 自分の中に「異邦人」を内蔵している。

ほとんどの青春の苦悩とは 多分こういう形だ。

つまり誰も理解してくれない・・・孤独と不快。 

内蔵している自分と 会話せずにはいられない。


今の私がシニアだということは 関係がない。

若くなくても 若者の苦悩は充分に理解できる。

かって私も、若者だったから。

でもしかし、この本が青春文学の金字塔などといわれると

今でも戸惑うし 疑問に思う。

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この本を読み終えてから

「兵士たちを救いたかったサリンジャー」を

理解するために もう1冊の本を買った。


「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」村上春樹 柴田元幸 

この本を読み始めたが、なかなか興味深い。

サリンジャーは、やはり戦争の悲惨さの真っただ中に

身を置いた兵士で、帰還してもそのPTSDからは

生涯抜け出せなかったようだ。


かなりの変人として 長く間隠遁生活を送っている。

村上春樹によると、

「これは彼自身による自己のトラウマの分析と、

その治療の道を見つけるための自助的な試みなんだな、

と捉えるわけです」


まさに村上春樹の小説を読んで 私が感じたことは

それと似ている。

作者(村上春樹)は 自分の魂で起きる物語を書いている。 

それは「自己治癒」のひとつの方法なのではないか、

私はそう感じている。


サリンジャーは 戦争後遺症を持ち続けているので 

やっぱりライ麦畑で「落ちないように」捕まえたかったのは

悲惨な戦場で 無残極まりない姿で死んでいった兵士たちだろうか。


生涯サリンジャーは 戦争で見聞きしたことを

一度も語ろうとはしなかった。

それは多分、語れなかったということだろう。

それほど 傷は深い・・・





by yuko8739 | 2019-05-03 11:42 | 読書 | Trackback | Comments(0)