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2018DV被害者交流会・秋の果物狩り

大型台風の予想もあったが、9月末の土曜日は好天に恵まれて、
恒例の果物狩り交流会イベントが行われた。
私の所属するDV被害者支援団体は 年に何度か
当事者と支援者参加で さまざまな交流会を開いている。

今までも福祉バスなどを利用して「札幌丸山動物園」や
「温泉とホテルのバイキング」などを行ってきたが、
秋には みんなが喜ぶ「果物狩り」を行う。
この日は50名以上の数多くの参加者がいて バス2台で出発。

私が担当しているボランティアの「子どもの居場所」で 
いっしょに遊んでいる子どもたちも うれしそうに 
お母さんと参加、赤ちゃんを抱いた女性もいた。

暴力から逃れ知らない町で 苦労の多い暮らしをはじめた
女性たちにとっては、こんなふうに仲間や支援者と
楽しいひとときを過ごすことは とても大切なことだと思う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

果樹園に行く前に 洞爺湖のそばにある昭和新山を見学。
多くの外国人観光客、東京の大学や企業などの団体観光の
大型バスが たくさん駐車していた。

真っ青な秋空に 昭和18年の噴火活動で麦畑が隆起してできた、
昭和新山が、赤く酸化した山肌を見せている。
噴煙もところどころで上がり、生きている火山だと実感する。
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子どもたちはソフトクリームを食べたり 大人はコーヒを飲んだり、
のんびりと過ごしてから 果樹園へ。

お気に入りのK果樹園は、混んでいてびっくり。
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果物狩りのビニールハウスに案内してもらい、荷物を置いてから
黒葡萄のスチューベンや紅い葡萄のあかねに 手を伸ばして
みんなでおいしい果物を大いに堪能!!!
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たわわに実ったぶどう棚の葡萄は美しくて 何枚も写真を撮った。
甘酸っぱいスチューベンは 私の好きな葡萄。

ハウスを出てから リンゴ狩りの畑まで行くと、まっかなりんご
「ツガル」が木に たわわに実っていた!
青い空を背にした 真っ赤なリンゴはまさに秋の幸せ!
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子どもたちも 大きなりんごにかぶりつき、
「ママ、りんご大きいね!真っ赤だね!」と感動していた。
果樹園以外では こういう歓びはない。
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果物を食べすぎてしまったが ハウスに戻るとジンギスカンの
簡易テーブルやコンロがセットされていた。
「もう葡萄でおなかいっぱい、ジンギスカン食べられるかな」
さて・・・

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でもコンロの上で 道産子馴染みのジンカンパーティが始まると、
ジュージューいい匂いに誘われて けっこう別腹?
みんなで食べる楽しさもあり、どんどん肉や野菜が減っていく。
「何年ぶりだろう、こうやってジンギスカンを食べるなんて・・・」
おいしいね!!!
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私もお腹いっぱいのはずだったが、けっこうぱくぱく・・・
食後にも ぶどう棚に手を伸ばして また黒葡萄をデザートに。
幸せって こういうことかな・・・

仲よく 季節ならではのおいしいものを食べて にこにこ。
子どもたちも ハウスのなかを駆けまわる。
親子でいい時間を 過ごしたようだ。

帰りに おみやげ果物を買ってバスに乗り込む。
道の駅にも寄り、新鮮野菜を買いこむ人も。

私は 友人たちに頼まれた果物を段ボールいっぱいに
積み込んで帰宅し、その後配達して歩いた。
天候に恵まれ、親子が楽しそうに参加してくれて 
とてもうれしかった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

DV被害者の女性たちが生きていくのは 辛いことも多いと思う。
けれどひとりじゃない。
こうして仲間も 支援者もいる。
ささやかな非日常の楽しみも ある。
笑えるときは 必ずくる。

だから 生き抜いてほしい。

未来が見えなくても ただ今を生き抜いてほしい・・・
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by yuko8739 | 2018-09-30 14:41 | ボランティア | Trackback | Comments(0)

美しい絵を見にニセコへ

ずいぶん前から ニセコ有島記念館での展示会に行くことを
決めていたが、いろいろあった・・・
でも、ようやく絵を見たいという気持ちが 戻ってきたので、
この日を逃すと もう行けなくなりそうなので、
思い切って友人と3人で出かけた。

曇り空のなかニセコに向けてドライブしていたら 一面の紫色の
花畑・・・そこにいた人に尋ねてみたら、ラベンダーではなく
なんと、毒草として有名なトリカブト!が一面に咲いている。
漢方薬にするのだという、びっくり。
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羊蹄山には山頂に雲がかかっていた。
まずはニセコ「道の駅」で、野菜などの買い物。
そこから高橋牧場のレストランで おいしい野菜メニューに舌鼓。
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食事の後は 一路有島記念館へ。
有島記念館は ツタで覆われた煉瓦の美しい建物。
広い敷地の芝生も よく手入れされている。
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そこで貼り絵と植物画の展示が行われている。
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「季節をたどって~夏から秋へ~」
北海道各地の美しい自然を 貼り絵で描いた藤倉英幸さん。
「北海道の山と花」
北大の植物研究者、鮫島惇一郎さんの植物画。
そして北海道六花亭製菓の包装紙の絵で
知られる坂本直行さんの絵の展示。

いずれも北海道とゆかりの深い画家の作品展だ。
この展示会目当てらしい入場の方々も多かった。
さっそく展示室で 絵を鑑賞。

まずは貼り絵とは思えない表現の美しさや深さを感じた
藤倉英幸さんの数々の作品が とても印象的だった。
道内各地の風景や自然が いきいきと鮮やかに胸に迫ってくる。 
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洞爺湖もあったし、わが町の名所もあった。
道東の番屋も、大雪の山々もあった。
いいなあ、わがふるさと北海道!!!
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郷愁のように懐かしく 胸に迫る風景だった。
道産子の魂を揺さぶる絵だと思う。


エンレイソウの世界的権威・北大研究者の鮫島惇一郎さんの
植物画もすばらしかった。
野草観察を続けている私には 馴染みの花たちがいっぱい。
カタクリ、エゾエンゴサク、キクザキイチゲやサクラソウ。
ナニワズ、コケモモ、ツルウメモドキ。
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コクワ、ノブドウ、ツルリンドウ、ヤマシャクヤク、ハマナス、
エゾノリュウキンカなど。
やっぱり野花の絵はすてき。
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坂本直行さんの絵は 六花亭のお菓子を買うたびに目にしているが。
やっぱり彼ならではの大胆であるが 花の本質を描く絵はいい。
彼の山岳の絵の数々からは 力強くて堂々とした印象を受けた。
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午後3時半ごろに帰路についたが、美しい絵にこころ打たれた。
ニセコのすてきな美術展だった。
by yuko8739 | 2018-09-28 21:12 | 美術 | Trackback | Comments(0)

湖畔の秋と十五夜

自然の会の仲間に誘われて 洞爺湖畔の楽しそうなイベントに
参加することにした。
ずっと家にこもっていたので、出かけることにした。
天気もよさそうでうれしい。

このイベントは 自然の会の若いメンバー数人が
主催者側として企画実行している。
子どもたちが主人公になるような イベントらしい。

友だち親子と3人で 朝早くに出かけた。
行く途中で 農家の朝採り枝豆など新鮮野菜を買ったりして
洞爺湖に向かったが、やっぱり向洞爺は遠くて 時間がかかった。

洞爺水の駅の会場に着くと もう駐車場は満席でうろうろ。
危うく事故を起こしそうになって ひやひやした。
知り合いのTさんがいたので挨拶。

さまざまな店が並んでいた。
五平餅やパンや、果物の生ジュース、絵本や射的、シャボン玉遊び、
十五夜に因んだススキなどのアレンジフラワーも。
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前日の大雨とはうって変わった 爽やかな秋空がまぶしい。
家にずっとこもっていたので ことのほか青い空や湖や 
子どもの笑顔が 胸に沁みた。

3人で五平餅を食べていたら 誘ってくれたHさん夫妻とMさんが
やってきた。テーブルでおしゃべりしたが 陽射しが夏のようで暑かった!
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湖畔では 世界各地を放浪しながら写真を撮り 絵を描いている
芸術家の青年Aさんが 湖に入りながら ずぶ濡れで
「光のパフォーマンス」の準備中だった。
セロテープを長~く張り巡らして そこに好きなものをくっつけて
楽しむ遊びらしい。
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今年4月に自然の会講演会で Aさんは自身のニュージーランドの
深い旅を語ってくれた。
自転車と鉄道で オーストラリアの自然や人と出会う話には
こころ打たれて、感動的だった。

その感動を思い出しながら 湖の彼につい声をかけたら 
あの輝く笑顔で振り返った。
今は道内各地知床などを周り、今度旅人は南下して沖縄に向かうらしい。

友だちの娘Mちゃんが このイベントの主催「ラムヤート」の
有名な三角パンとホタテのチャウダーを 買ってくれたので 
それを食べて 早めのランチにした。
その後、広島から来た見知らぬシニアの旅人と 長話をしたり。
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湖畔でさまざまなものを拾って テープにくっつけたりして
遊んだら、意外におもしろくて夢中になった。
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それから会場を出て 行きつけの果樹園に向かった。
湖畔の道路沿いには ひまわり畑があってとてもきれい。
アマガエル君もいたので 記念撮影。
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30分ほどでK果樹園に到着。
この店は追熟が完ぺきなので、どんな果物も
最高においしい状態で販売している。

この日は、はじめて収穫販売したリンゴ(さんさ)と大好きな
甘酸っぱく濃い味の黒葡萄、バッファローが最高!
りんご大好きな私は この季節になるのがとてもうれしい。

イベント会場でHさんにお誘いを受けたので 果樹園からHさんの
貝の博物館を見せてもらいに、一路有珠のアルトリ岬へと向かった。
海岸線を通り 真っ青な海が美しかった・・・
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Fさん宅の広い庭の流木アートや池の金魚をみていたら、
Fさんたちが帰宅。
ネイチャーハウスやご自宅で貝のコレクションを
解説付きで見学させてもらった。

こんな機会は なかなかあるものではない。
有珠山噴火の詳細な記録を 寝ないで刻々と記録し続けた
Fさんのノートまで見せてもらい、体育館に避難した話も聞いた。


Mさんから美しい花もいただいたので、帰宅途中にススキも採って
十五夜の花たちを 家のなかに飾った。
夜ウオーキングの間中 お月さまは出たり消えたり かくれんぼ。

帰宅して 庭のデッキに花を飾り十五夜さんを撮影したが
雲間の月は力不足でうまく映らかった・・・残念。
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美しいものたちに触れて 仲間の笑顔に救われたすてきな1日に感謝。

穴から出た私に 世界はほほ笑んでくれた・・・
by yuko8739 | 2018-09-26 10:20 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

秋のなかを進む

朝夕は 寒くなってきた。
早足ウオーキングするときの 夜の冷気には驚く。
エンマコオロギやバッタの声が 草むらでうるさいほどだったが、
いつの間にかその鳴き声が少なくなり もう消えそう・・・
ときに夜半は 小さなストーブをつけたり 消したり。

それでも日中は まっ青な秋空の毎日。
夏っぽい日差しの強さもあって 汗をかく。
わが家の庭には 今秋明菊と吾亦紅がいっぱいだ。

春と間違ったのか 春咲くはずの金糸梅が咲き出した。
四季咲きの薔薇も 再び初夏のように咲き始めた。
雑草の茂る庭でも 好きな花たちは季節を忘れずに咲いてくれる。
ありがたい・・・

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8月から9月
<読んだ本>
万引き家族                 ~是枝 裕和 著
100分de名著 河合隼雄スペシャル ~河合 俊雄 著
動物農場                  ~G・オーウェル著
戦争中の暮らしの記録(保存版)    ~暮しの手帖社
子どもの脳を傷つける親たち      ~友田 明美 著

<みた映画(DVD&WOWOW)>
ブランカとギター弾き     ~長谷井宏紀     監督
マリアンヌ           ~ロバート・ゼメキス  監督
灼熱の魂            ~ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督  
静かなる叫び         ~ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督


深い印象を受けたのは、「戦争中の暮らしの記録」
庶民の過酷で悲しい記憶が 綿々と綴られていて 毎晩胸を打たれた。
国民のリアルな戦争体験は「戦争遺産」として語り継ぐべきもの。

「万引き家族」は、映画ではわからなかったシーンの意味が理解できて
より深く映画の世界に入れた気がした。
「動物農場」は、農園の動物たちの人間への反乱と 
その後の体制を通して、権力を持つということの欺瞞や危険を 
寓話のなかで鋭く描いた。全体主義萌芽の本質か?

映画では、「ブレードランナー2018」があまりにもすばらしかったので、
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督(カナダ)の作品を2本。
「静かなる叫び」09年の映画。モノクロ映画で カナダの銃乱射事件を描いた。
ドキュメンタリータッチで描くスリリンで魂を打つ衝撃の映画に 
ショックを受けるほど感動!カナダ映画賞で9部門受賞とか。 

「灼熱の魂」は同じくドゥニ監督の2010年の映画。
この物語の持つ脚本の力に脱帽。戦乱の地の地獄と運命を超えて
今を生きる私たちに 深い愛のなかで 運命を超える力を与える。
必見の名作だと思う・・・ラストでは驚愕し 言葉が出ないほど感動。

日本人監督がイタリア資本で フィリピンの映画を撮った。
「ブランカとギター弾き」スラムの女のこと盲目のギター弾きの
おじいさんの物語。実際にスラムで暮した監督の思いがあふれるような、
心の温まる 美しくすてきな映画だった。

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悲劇は終わらずに 存在するが。
そのことと 自分が自分の選んだ生き方で
自分らしく生きることとは別のこと。
そう思いたい。

自分自身も昨日再検査の結果、ガンの疑いも晴れたので
とても うれしかった。
家族のなかに ふたりも重い病気だとしたら・・・と
これまでの2週間は 不安だった。

だからもう 自分の生活を再開する。
起きたことは 運命として 受け入れて生きるしかない。

俳句

吾亦紅こんな私でホントにいいの

鳥兜家庭に潜む殺意あり

秋刀魚焼く諍い深く胸に秘め

停電す漆黒の町に銀河湧く

案山子立つ金色の稲穂自慢げに
by yuko8739 | 2018-09-22 10:46 | | Trackback | Comments(0)

樹木希林さんありがとう

樹木希林さん、さようなら
そしてありがとう・・・

あなたが 静かでおだやかなほほえみを浮かべながら
天国への階段をゆっくりと上っていく様子が 私には見えます
「なんだか、ここも映画のロケみたいね・・・」そんなふうにつぶやきながら。

あなたがいてくれて 日本の映画やドラマはどんなに
豊かで深くなり、おもしろくなったことでしょう・・・
あなたは すべての感情の制約というものを受けずに自由に演じた。

かなしみもよろこびも含んだ、どちらともつかない不思議な表情が
魅力的だった、あなたにしか現わせない表現。
大きな目が 複雑にからむいくつかの感情を 同時に表現した。


今年は、「万引き家族」「もりのいる場所」みましたよ。
どちらの映画にも あなたの演技はまるで「重石」のようでした。
あなたがいなかったら この深い味わいはない、余韻はない。
「モリのいる場所」は、あなたが主演の映画でしょう。
胸にひびく愛とかなしさ、人生の諧謔、微笑・・・

いつでも あなたのそばにはユーモアが漂う。
それって あなたの人への愛なのでしょう?

実生活も あなたらしくユニークでしたね。
でも、私にはわかる。
別居していたから あなたは夫を愛せたのでしょう?

あなたを失うと 代わる人のいない日本の映画は
どうなるのでしょう。
偉大な損失です。
私たちは 自由でおおらかな美しい女性を失った・・・

気を遣う忖度社会の窮屈な日本のなかで あなたは神々しかった。
思うことを話し 思うように生きた、すばらしい!
私はその自由に 憧れる。

特にガンと共に生きた 人生の後半のあなたは
壮絶で 美しかった。
本音だけで生きていたようで、それはどんな勇気だろう。

そんなあなたを 夢みます・・・
そんな形で生きられたらいいな、私も。
これからは あなたのように生きたい。
どんなことにも拘束されず、自由で明るく羽ばく鳥のように。

なにも 怖がらない。
人生の幕は 必ず降りるから、
「それなりに」生きて 死んでいく。
あなたのように。

いつかみんな 同じ場所にいく。
完璧な自由と解放。
人生の終わりのあとの光の場所へ。

私の魂も あなたと同じように そこで生き続ける、
光のなか、永遠の一部として・・・
by yuko8739 | 2018-09-18 09:06 | 映画 | Trackback | Comments(0)

穴から出て~敬老の日弁当~

私は 穴から出ることにした。
穴から出ると 世界は変わらず美しかった。
危機が去ったということもある。
峠は 越えたかもしれない。

自分のなかで 相反する全く別の感情に引き裂かれそうだったが。
ありのまま、あるがままの私でいいのだと 
昨夜から やっと思えるようになってきた。
矛盾したさまざまな感情のあいだで 私は生きていく。

これでいい、自然のままで。
私のままで。
違う人間には なれない。
理想の形でなくても いい。


好きなことをする、かなしくても。
私の魂が喜ぶことは おいしいものを作って
だれかに食べてもらうこと。 
だから、料理からはじめた。

ずっと前からメニューも決めていた「敬老の日」のお弁当。
買物に行き、2日かけて仕込んだ。
さんまがおいしいから さんま蒲焼ご飯、小骨抜きは意外と大変・・・

ポテトサラダとボイルホタテの酢味噌和え、エビマヨ、
きゅうりとワカメの酢の物、太なます。

ふたりの母たちが うれしそうにこのお弁当を
食べている顔を思い浮べる。
なんだか幸せな気分になった。
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確かにどんなことが起きても 衝撃の瞬間が去ると笑えるようになる。
人は弱いけれど 人は強い。
私の苦しさ辛さに 寄り添ってもらえたので
穴から 出られたのかもしれない。 

改めて人には人が要る、と思う。
感情に寄り添い、共に泣いてくれる人が私には必要だった。
運命の過酷に 怒ってくれる人が必要だった。
そうしてもらって我慢していた自分も 泣けるようになった。


また、料理を作ろうと思う。
難しいことは まだなにもしたくない。
ボランティアも休んだ。
辛さは かなしみは消えたわけではない。

今は秋の風と共に 淡々と生きている。

俳句
空虚な日花買う我に鰯雲

先日米農家でコメを買い、おいしくて新鮮なビニールハウスの
トマトやナス、とうもろこしをもらった。
田んぼには 無数のバッタやかわいい青ガエル、アゲハの幼虫も!
世界は美しく 命に満ちている!!!
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by yuko8739 | 2018-09-17 12:58 | | Trackback | Comments(0)

穴のなか

私は今 何年かぶりに 深い穴を掘っている・・・
なにも聴こえず なにもない穴の底で ただ膝を抱えている
運命の残酷に 身を焦がしながら

暗くて深い穴の底で 自分が壊れずにすみますようにと
祈っている

こういうことを なんというのだろうか
晴天の霹靂と いうのだろうか
自分の人生に 暗くて冷たいものが 襲いかかってきた。
日常が 消えた

だから穴を掘って 逃げ込むしかない
なにも聴こえないし 誰もいない穴のなか
時間が経ったら 出てゆける
でも今はまだ ここにいる


神さま、そのことは私が受け入れるべき現実なのですか?
あまりにも 酷いではありませんか
なぜ?
なぜ?
なぜ?

重荷を もっと背負えと?
もう私にも 力はそんなに残っていない
自分を保つのだけで 精いっぱいです

そんな穏やかな日常を 運命の尖ったナイフが切り裂いた
取り戻せない時間・・・
日々の穏やかな幸せが 消えていく
 
いやいや、失ったものを追わずに、
今は今のことだけを思おう

それしか考えない
先のことなど わからない
未来を思う力は 今の私にはない
暗くて静かな穴のなかで 今だけを思う
今のこのときだけを 思う



私には こういう人生が また与えられた・・・
今までもずいぶん さまざまなことと闘ってきた。
苦渋と自責、孤立と孤独。
人生の終わりの時期に 再び問われ 自分と闘うことに?

この運命、この人生からは 逃れるすべはなく

今少しだけは ここにいよう
母の胎内のような 暗い穴のなかで・・・

  
by yuko8739 | 2018-09-14 12:55 | | Trackback | Comments(2)

北海道地震と停電その後

地震の停電後に2回くらい買い物に出かけた。
いつもの店では 直後には全く置いていなかった納豆や豆腐が
少しだが入荷した。

牛乳やヨーグルト、パンはやっぱりなかった。
開店時には少しだけ入荷するのかもしれないが、時間が経つと
もう手に入らない。

店内は節電のため照明を落としているし、なにもない陳列棚を見ると、
気持ちも落ち込む、魚類や肉類は手に入った。

地震から5日経った11日、近くのコンビニに行ったが
お目当てのものは やっぱりなかった。
コンビニ店内で「どこへ行ってもトイレットペーパーがない」と
困っている女性がいた。「ここにもないの?」

この町のコンビニもストアにもトイレットペーパーがないという。
子どもさんが熱を出してしまって トイレットペーパーもなくて
困り果てているようだった。 

思わず「うちには買い置きが いっぱいありますから、
お譲りしましょうか? 私の車についてきてくださいね」
そう言うと とても喜んでわが家まで来た。

家から16個入りのTペーパーを持って来て渡すと、
何度もありがとうございました、と繰り返して
ほっとした顔で帰っていった。

こういうことで 困っている人もいるのだなあ・・・
地震はもう5日前のことだが、小さなことでも
できる限り助け合いたいものだと感じた。
もし自分が反対の立場なら とてもうれしかったと思う。


余震もときどきあり、そのたびに恐ろしさがこみあげる。
自分が常に揺れているような感じ。
その感覚が取れない。
本当の余震もあるので、びくびくしてしまう・・・

昨日、友人と外でランチを食べた。
電気がついて 幸せだと感じた。
おいしいランチまで食べられたことは 望外の喜び!
ささやかな日常が とにかくうれしい・・・

厚真の発電所は損傷がひどくて 火災のあとの温度上昇により
内部の修理も難しいらしい。
本格的な復旧を終えるには 12月までかかるという。

いつもお米を買っている農家さんと電話で話したが、
地震の際は自家発電装置を動かして 冷凍庫、冷蔵庫は無事だったとか。

ただ、近所の農家では最盛期を迎えていたとうもろこしの出荷が
できなくなり、固くなったとうもろこしは売れなくなった・・・
畑を潰すので 好きなだけ知人に持っていってもらったという。

生産者は こうして1日出荷できないだけで収入を失う。
停電とは死活問題なのだと 強く感じた。
物流の持つ力を まざまざと感じた秋だった。
田んぼの稲がもう黄金色になり 稲刈りの時期が近い。
10月に入ると 我が家の米も新米になる。

米だけでなく どうか林檎や葡萄もじゃがいもも葉野菜も、
すべての農産物、畜産物、魚介類が 豊富な自然の恵みを得て
健やかに、たくましく苦難を乗り超えることが できますように。

命の大地に 歓びの季節がまたやってきますように。

被災された方々が 再び生きる力や勇気を取り戻せますように。 

神さま、我が大地に祝福を!
by yuko8739 | 2018-09-12 13:19 | 地域 | Trackback | Comments(0)

2018北海道地震と停電2

9月7日
朝になっても 停電は解消しない。
停電は長くて1週間というニュースの言葉に 絶望する。
自宅の冷凍冷蔵の食べ物は すべて廃棄するしかない。
食べるにしても 限度がある。

こんなことが起きるとも知らず 車のガソリンも少ない。
給油は多分無理だろう。
ショッピングセンターもコンビニも すべて店は休業。

わが家はガス風呂だが点火方式は電気なのでシャワーも使えない。
息子は大鍋にお湯を沸かして それだけで頭と体を洗った。
「鍋シャワーもなかなかいいよ、」というが。

でも もし停電が1週間も続くとしたら・・・
それが最大の恐怖となった。
ろうそくも尽きるし、スマホの電源も落ちる。
全く情報が入らない・・・
(スマホの充電が 町の施設や避難場所でできると知ったのは
停電が回復してからだった、今後ラジオは必ず買う!)

遠い岬の自然の仲間からラインが入り午前4時に通電と知る。
えっ?と驚く、隣の市でもi町でも通電した。
なぜ 私の町には電気が来ない?

市内でも 昨夜遅くに通電した町があるらしい。
同じ町にも 通電区域もあると聞くと納得できなかった。
なぜ、私の町は停電のままなのか?
トイレに苦労するたびに そう感じて徒労感・・・

また、暗い夜がやってくる。
ろうそくも少なくなったし、どうしよう・・・
3時から冷凍庫の とけかかったエビやイカ、
冷蔵庫の野菜で 天ぷらを揚げた。
ひき肉も溶けていたので 白菜と肉団子の中華スープも作った。

また薄暗い部屋で夕ご飯を済ませ、後片付けを終えた頃、
午後5時27分に いきなり電気がついた!!!!!
「うわあ~ついた、明る~い!」と叫んで家族で喜び合った。
幸福感に包まれた。

TVでニュースをみた。
土砂崩れや札幌市の液状化の地域の被害には 言葉もない・・・
ただ、ただ生きていることに感謝して 祈るしかなかった。

北電の社長の会見をみて「非常にレアなケース・・・」
そんなことを言う場合だろうか?怒りがこみ上げた。
家庭だけの困難では すまない。

全道停電とは どういうことかわかっているのだろうか?
北海道は全国一の生産地、農業や産業はいったいどうなる。
停電のせいで ガソリンが港にあっても ガソリンを運べない。
配送業者は 信号がないと危険で走れない。

搾乳機にも電気がいる。
牛の乳は 休みなく絞らなければならない。
絞っても 廃棄するしかないのか。

今はとうもろこしの最盛期。
運べないから ただ放置する、朝もぎの絶品とうもろこしを。
道内だけに 停電の被害はとどまらない。

今後、本州で学校給食の牛乳は 不足するかもしれない。
経済損失は熊本地震を上回る5兆円を上回る可能性もある。

生産者へのこの損害はどうなるのだろう。
北電の泊原発では 震度2で電源喪失した。

非常電源を作動して 安全は確保されたようだが、
もし今以上の震度なら どうなっていたか・・・
より近くの震源ならば どうなった?
恐怖に 鳥肌が立つ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ガソリンの給油制限が解除されたスタンドで 9日に給油。
買い物に行くと、店には納豆や豆腐のケースががら空き。
パンも1個もない。
野菜と果物も すべては揃わない。
乳製品も皆無。
魚介類と肉は どうにか販売していた。

死者は11日現在、41人に上っている。
亡くなられた皆さまに こころよりお悔やみを申し上げます。
また、被災者さまには こころよりお見舞いを申し上げます。

復興の日を目指して これから共に歩きましょう・・・
1日も早い復興を願っているが 台風の豪雨に続いた
震災の影響は 多分長期化するるだろう。
余震も含めて 不安だが・・・

この悲劇や5兆円の損害を超えて 
私たちは どんなことがあっても 生きるしかない。
by yuko8739 | 2018-09-10 12:28 | 地域 | Trackback | Comments(0)

2018北海道地震と停電1

9月6日午前3時8分、
家が突然大きく揺れた。
あまりに大きな揺れに 一瞬で目が覚めた。
はじめての大きな地震! 
その瞬間は 家が壊れて私は死ぬのかな、そう感じた。

しかし揺れは収まり 息子が2階から駆け降りてきた。
「だいじょうぶ?すごかったね・・・びっくりした」
「だいじょうぶ・・・」

ショックが収まって 電気をつけようとしたら停電だった。
「またすぐに電気がくるよね?」
私もそう思った、いつもそうだから。

余震も続き そのたびにドキドキして 慌てたが。
そのうちに余震と余震の間に うとうとした。

夜型の私は 本を読んだり文章を書いたりするので、
2時間くらいしか寝ていなかった。 
そのうちに知人や本州の友人、妹などから次々にラインが入る。

寝ぼけながらもひと言、ふた言を返信するうちに もう眠気は去った。
外は真っ暗、TVもラジオもないので 情報はすべてスマホから。
震度も震源も すぐに分かった、震度7 震源地は厚真町。

停電になって 一番困ったのはトイレだった。
断水に備えてお風呂に水を張り、その水をバケツで汲んでトイレに使った。
しかし水は勢いよく流さなければ うまく流れない。

コツがわかるまで バケツで何杯も重たい水を汲んだ。
幸い我が家はトイレと浴室が近いので 助かったが。

6時過ぎると 目が冴えて起き出した。
余震は、続いていた。
そのたびに 体が恐怖でこわばる。
ガスや水道は使えたので 朝ごはんも作った。

その後は スマホにかじりついて情報を検索。
「ユーチューブ 地震」と検索して ニュース動画も見られた。
この小さな画面だけが頼りだったが 電池の容量は減っていく。

被災地域厚真町の土砂崩れ映像をスマホで見て 息を飲んだ。
茶色い土砂崩れの山肌が連なり、衝撃的だった。
いったい何だろう、この土砂崩れは!!!

山のすそ野に建っている家が 崩れた土砂に完全に飲み込まれていた。
そのときには亡くなった方は数人だったが、時間の経過につれて
亡くなった方が 増えていく。
いたたまれない気持ちだった。

それにしても家が泥流に飲み込まれ 家族や親族の姿を
探し続ける方々はどんな気持ちだろうと ただ涙がこみあげた。
そして避難所の方々には 食べものや水は提供されているのか。
この停電の最中でも?不安が増す・・・


それにしても 全道が停電と知って 驚いた!
一か所の発電所が故障しただけで このような事態に陥るのか?
東日本大震災の教訓は?あれから何年経つのか。
費用が掛かっても リスクは分散すべきだろうに。
前代未聞の北海道すべての停電に 怒りがこみ上げる。

電気の使えない時間は長い。
スマホの電池が減っていく・・・
夕ご飯は、冷気を失いつつある冷蔵庫や冷凍庫の解凍気味の
食材をなるべく使って調理した。

暗くなると仕事ができないので 午後3時ころから夕ご飯の支度。
4時半までには夕食を済ませて 薄暗いなかで茶碗を洗った。
テーブルにはたった2本のろうそく、暗闇が部屋を覆う。

無水鍋で大量のご飯を炊いたので 夕食後に非常食のつもりで
大量のお握りを握っていたら 娘が職場から帰宅途中に立ち寄った。
娘の台所は電化なので、ご飯も炊けず お湯も沸かせない。

握ったお握りすべてと仕込んでおいた味付け卵を 
夕ご飯にしなさいと、全部娘に持たせた。
単身赴任の婿がたまたま休暇で帰省中だったのは よかったと思う。

街路灯もなく 外も真っ暗。
闇夜に 星々が美しいので息子と散歩に出た。
不安や恐怖、息詰まる感じから解放されたかった。

わが町の漆黒の夜を 初めて体験した。
鳥肌が立つくらいに 星々のきらめく銀河が美しかった。
災害の苛烈さと この夜空の心ときめくすばらしさ!
どちらも 同じ自然だった。

銀河はさまざまな大小の星に彩られ 宇宙の神秘を実感。
誰もいない闇夜に 息子とふたり・・・
帰り道、墨を流したような暗さのなか息子は街路樹にぶつかった。

母子で笑った。他愛もないそんなことが救いだった。
息子と見た銀河を 私は生涯忘れないだろう。

ときおり コンビニ目指して車がやってきては、閉店と知って帰っていく。
散歩から帰宅して 息子は
「やることがないので 早寝するかな・・・」

私は余震を怖れながらも 懐中電灯で本を読んだ。
by yuko8739 | 2018-09-10 10:18 | 地域 | Trackback | Comments(0)