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ゆうゆうタイム

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<   2010年 07月 ( 9 )   > この月の画像一覧

美しい手仕事と旅の人

先日、ある方にお話を聞き、その作品を見せていただく機会があった。
染めと織り工房を主催するY・Kさんは 
5年前、55歳のときに30数年続けた仕事を辞めて 大学に社会人入学した。

長年続けている海外旅行で 美術館巡りをしてきた経験から 美術史にも興味が深く、
色彩やデッサンなどの基本を学ぶ染織作家を目指すコースで
2年学び、その後は研究生として計3年学んだ。

「仕事を辞めたあとの自分の人生でなにかを始めたくて・・・
元々編み物や洋裁をやっていて 手仕事が好きでした。
染めとか織りというのは 大昔から世界中で続けられている文化です。
それぞれの土地独自の染めや織りの文化があり、興味が尽きません。

草木染めはとても繊細で微妙なもので 同じ色は二度と出せません。
その植物のどの部分を使うか、その植物をどういう時期に使うかによっても
色が変わってしまう。
そのとき一瞬の自然からの頂きもので、まさに一期一会。
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そのことを染めるたびに実感して感動します。
そして必ず新しい発見があるんですよ・・・」と声を弾ませる。

在学中は先生にも恵まれ何をやっても楽しかったというKさんは、
卒業制作として草木染めで紬の着尺を織った。
その充実感と感動は 忘れがたいという。

今は自宅で草木染めした糸を織り、手提げやストール、のれんなどを製作している。
卒業時に区切りとして個展を開いたが、何年かかってもまた個展を開くという夢を持っている。
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桜やクサギ、ヨモギや桑の葉、ゲンノショウコやコチニールなど身近な草木で染めた糸は、
なんとも微妙な風合いで 艶もあり 惚れ惚れとするくらい美しかった。
そしてその糸で織り上げた作品の 糸の色を最大に引き出したセンスの良さに感動した。


海外旅行が趣味のKさんは 仕事を辞めた年の秋には、イタリアを3週間かけてひとり旅した。
「言葉ができなくてもだいじょうぶ。世界中で行っていないのはアフリカくらい。
また行きたいのはイタリアとスウェーデン」と笑顔で語る。

シエナの町のことや アッシジが最高だったこと。
イタリアをはじめ さまざまな旅行のエピソードを 生き生きと語る言葉に、
初めて どこの国でも ひとりで行けるのだと 私は感じた。

「あぁ~きれい!と思ったら、何十分でも見ていられるのが一人旅。
エェッ?この先には何があるの・・と思ったら寄り道出来るのが一人旅。
イタリアの空の下を、一人旅している姿が浮びますよ。
いつの日か、夢を現実に!」

そんな言葉をもらって この頃の私は ときどき ネットでイタリアを旅している。
シエナカラーとは こういう色のことか・・・
フレンツェでは 何を見よう・・・
どこのホテルが いいのかな。

スペインのガウディの建築物を 1週間くらいかけて 観る旅もいいなあ。
彼が幼少時に遊んだ豊かな自然のなかで感じた 美しい動物や植物の形や色、
それらを生かした建物を この目で観てみたい・・・

フランスは 観るたいものが多すぎる、オルセー美術館、セーヌ川界わい。
シャガールの天井画のあるオペラ座・・・

ああ、夢の旅のあれこれ・・・


Kさん、いつか 私にそういうときが来たら、必ずひとり旅の達人のあなたに
アドバイザーになってもらいます。
そのときが いつか 来たら・・・必ず。


Kさんは 自作のバイオリンを製作し 3年たって 今練習曲が弾けるようになったそうだ。
4年前にM工業大学の公開講座「バイオリン製作」を受講し、それがきっかけで
自作の楽器でバイオリンを習い始めたという。

簡単じゃないからおもしろい。奥が深いから続けられるという。

染めと織りの伝統美を生かす創作の喜び、そして世界を巡る旅、
そして バイオリンの音色。

Kさんの限界を作らない 生き方こそ まさにすてきな人生のお手本だった。
できると思えば できるし 行けると思えば 行けるのだ。
やるか やらないか 選ぶのは自分・・・
by yuko8739 | 2010-07-31 23:53 | Trackback | Comments(0)

積丹ブルーの海と桜桃・・・そして蛍

24日、仕事で バスツアーに同行した。
朝7時前に家を出て 友人のOちゃんとバスツアーに出発。
集合場所で 早速バスに乗り込む。
洞爺駅付近で 一時ものすごい集中豪雨!に驚く。

岩内から積丹に向かう頃には 快晴の青空!
積丹ブルーの海に感激し、日本の岬百選にも選ばれた
島武意岬のそばにある 生うに丼の店「鱗晃(りんこう)」で ランチ。
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生うに丼と海鮮鍋のランチは 最高!!!
うにが甘~~~~くて 新鮮! 
今までのバスツアーで 最高の★★★

そのあとで昔のニシン漁で使われたというトンネルを通り、島武意岬を見学した。
岬から眺める透明度20mの海の色が絶妙!

ブルー青や青緑の海に白い波、白い砂浜、海にそびえる岩礁などの絶景に感動!!!
展望台には 白いサビタの花も 初夏の風に揺れている。
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その後 カムイ岬を散策。
まさに完璧な積丹ブルーの海を 左右に切り開く岬。

左右の海の色が 全く違うのがとても不思議だ。
さまざまな野花が咲き初夏の風を受けながら笑顔で散策する人々も多かった。
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そのあとで 仁木の果樹園でさくらんぼ狩りをした。
たわわに実るさくらんぼを 思いっきり食べられる幸せ!
今年は雨が多くて 日差しが少なかったので そのせいか 水分が多かった。
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バスツアーから帰宅してすぐ 自宅に戻り、
すぐに高速で 白老の炭焼きの里の蛍鑑賞会にGo!

高速を下りて 白老の国道36号線沿いの店で、
待ち合わせしたのに Tさんはいたけど Kさんが 来ない。

時間がどんどん過ぎて 蛍の出現も終わっちゃいそう・・・
なにかあったのかと 気が気ではなかった。
事故にでも あったのかな・・・
だいじょうぶかな・・・不安な気持ちで いっぱいになっていく。

もう蛍見学を諦めかけたとき Kさん(ご主人)が車でやってきた。
とっくに 白老大西林業の炭焼きの里に行っていたらしい。
待ち合わせの件で なにか勘違いがあったようだ・・・

とにかく 無事だったのでほっとしながら 炭焼きの里に到着した。
大勢の方々が炭焼き夕食と 蛍見学に来て もうすでに帰ったようだった。

一昨年よりも 蛍はずいぶん少なかった。
寒かったのかもしれない。
やっと数匹の蛍を見られたけれど、少し残念だった。

それから 大西潤ちゃんが自分で建てた倉庫のなか 炭焼きコンロの前に座り、
おしゃべりした。

NWCのKさんや 美しい庭のKさん夫婦、新しくNWCの会員になったTさん、
私がお誘いした3人は 10時頃帰宅した。

そのあとで 昨年11月、Mさんの町会(苫小牧)の街路樹の剪定作業から 
半年以上 会っていなかったので、会のメンバー 大西潤ちゃんとMさんと3人で語り合った。

家族のことや趣味のこと、仕事のことや会のこれから、そして夏の宿泊研修についてetc

12時過ぎまで話して 深夜1時半に自宅に帰った。
その後 洗濯して お風呂に入って3時に就寝。
いい1日からパワーをもらい、疲れも眠気もあまりなかった。

目を閉じると 美しい積丹ブルーの岬が浮かぶ。

生うにの甘さも 忘れがたい。

桜桃の実も なんと愛らしく 美しく宝石のようだったろう。


白老の蛍よ、また来年会いに行くよ・・・


そして、やっぱり 仲間はいい。

炭焼きの里は いつもいい時間が流れて 私を迎えてくれる。

Mさん、秋の宿泊研修は あなたの「遊林」に決定!
そのときは また 遊林で採れたナメコと私の手前味噌で ナメコ汁を作ります!
とても楽しみです!


潤ちゃん、超多忙なのに またこのような会を主催し、
多くの人々を 笑顔で受け入れてくれて ありがとう。
イタヤカエデの木炭を分けてくれて ありがとう。

静かにきれいに燃えると あなたが言ったこの炭を囲んで 
我が家のデッキは またこの夏も 多くの人が笑顔いっぱいで集うことでしょう・・・

自然と出会い 人と出会うこと。
この幸せに 勝るものは ないのかもしれない・・・

Kさん Mさん、みなさん 今度はジャズでも聴きながら 我が家のデッキで「大人の炭焼き」しましょう!

(本人の許可を得て 文中で名前を明記しています)
白老大西林業   http://www6.ocn.ne.jp/~sumitan/index.html  
by yuko8739 | 2010-07-26 08:00 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

大地からのおくりもの

先週フランスのドキュメンタリー映画「未来の食卓」自主上映の協力で 会場にいた私。
フランスの小さな村が小学校の給食を オーガニックにする
1年間の取り組みを ユニセフの会議などの映像も交えて 多角的に描いた作品だ。

先に試写として この映画を私は観ていたのだが、
2度目は 少し違った印象を持った。

この映画の上映の後では 有機無農薬食品を中心とした ミニ試食会も行われた。
ほとんどの観客が 隣接する試食会場で 試食会に参加した。
トマトやきゅうりや卵、お菓子や天然酵母のパン、ズッキーニのオリーブオイル炒めなどを
うれしい笑顔で 味わっていた。
からだによいオーガニック食品の味を 試食してもらういい機会だったと思う。
  



この映画を初めて観たときの衝撃を 私は忘れない・・・
それは先月のことだが、見終わって
 「これから 私はなにを食べればいいのだろう・・・」と 途方にくれた。

映画のなかで 道を一本隔てて 一般の葡萄農家の畑の土と、
有機無農薬農法(シュタイナー思想のバイオダイナミック農法)の畑の土を 比べるシーンがある。

化学薬品を多用した 固くて粘土のような「死んだ土」と
虫もいっぱいいて ふかふかの「生きた土」・・・ ・・・

私は できるなら 生きた土で育ち 人の手と汗で収穫されたオーガニック野菜を
食べてみたいと 感した。
この映画を観て 化学物質の恐さが 日に日に募る。
持続可能な農業こそ 「未来の食卓」の基本だと思っている。


知人にお願いして 有機無農薬栽培で 野菜を作るGさんの野菜を、 
毎週 安価に 購入できるようにしてもらった。
ただ、宅配ではないので 毎週知人宅に その野菜を受け取りに行かなくてはならない。
忙しい私に それが続けられるだろうか・・・

しかし、受け取った野菜は なにか野生を感じさせてくれて
荒々しく 香りが強く 茎も硬く 元気で頑固なイメージだった。
まるで 生きている!と野菜が 叫んでいるみたいだった。

トマトは すばらしくおいしかった!
酸味も甘みも強くて トマト好きの私を感動させてくれた。

キャベツも 甘かった。
青虫の糞もついていて 私はにっこり。
~君たちも この野菜を食べて大きくなるんだね~


その後、ボランティアの先輩Sさんから 隣町D市のオーガニック菜園を
紹介してもらう機会があった。

そのM菜園は女性がオーナーで 宅配なども可能だという。
そちらからも 2週間に1回ほど 野菜を注文してみることに。

そして 今週 M農園から初めて届いた お試しセットの野菜は・・・美しかった。
ズッキーニ、なんばん、ニンニク、バジルなど パスタセット。
玉ねぎやトマト、インゲンも4種類づつ入っていた。
色も形も美しく、今まで食べたことのない野菜も 多かった・・・
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こういうオーガニックな野菜以外にも 例えば きのこ類やごぼうなど
手に入らない野菜は どうしても 今まで通りに 買わなくてはならない。

今までは 料理のメニューを決めてから 必要な素材を買った。
しかし これからは 届いた野菜を見てから メニューを決めるようになる。
自らの固体概念を打ち破る創意と工夫が 試される気がする。
土と手が育てたおくりものは 粗末にはしたくない。

しかし 問題は多いだろう。
今までのやり方を 変えることは そんなに簡単ではない。
発想を自由に 転換しなくてはならない。 
生活を変えるのには エネルギーが必要だと思う。


それに 私は調味料を使い、加工品も食べる。
牛乳やチーズ、ヨーグルトやお菓子なども 食べる。

添加物の少ないものを 今までも選んでいたつもりだが この映画を観てから、
無添加のものを 食べたいとと思うようになっている。


これからすべての食品を 100%オーガニックには できないかもしれない。
しかし そういう意識を持ち続けることは 大事だと思う。


今までも 食べ物は国産にこだわり、地産地消を目指してきた私だが、
これからは できる限り オーガニックを心がけよう。

そして願わくば こういう意識が 生産者を育て 支援することに つながりますように。
価格より 安全を優位におく意識が 多くのオーガニック生産者を 支えますように。

オーガニック野菜を口にするとき 私のなかには ある情景が浮かぶ。

虫もいっぱいの ふかふかとした生きた土に 深々と根を張りめぐらせ、
そこで 人の愛と汗と手で育まれる 尊い自然の命・・・

自分の命に その命を重ねる幸せを 私は感じる。

すべて 地球の自然のいのちは つながっている。



そして 私自身も まぎれもない その一部なのだ・・・
by yuko8739 | 2010-07-25 10:10 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

蛍の観察

この頃、北海道にはめずらしく30度近い気温、そして湿度も高い日が続く。
こういうときこそ 蛍の時。
昨夜は娘一家といっしょに 蛍を見に行った。

以下~ゆうゆうタイムペーパー版 2007年8月号より抜粋~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

10数年前に、たったひとりの男性が思った。
この町に多かった湿地で、昔自分がよく遊んだことを。

最高に楽しかった忘れられないあの時間・・・
今はもうなくなってしまった湿地で、多くの命の不思議と
すばらしさに出会った日々・・・

自宅そばの沢水を利用して池を作り、今の子どもたちがトンボとりやトンギョとりが
できるような場所が作れないものか・・・
今だったら、もしかして、今だったら、間に合うかもしれない・・・

そんな思いからたったひとりで 鳴り砂の浜を望む丘の上に
実験のための小さな池を作り、こつこつと移植のための調査や研究を始める。

近郊に住む数少ない淡水の生き物、ホタルやイトヨなどを捜しては、
自宅で飼い始めた、いつか湿原ができたとき、そこに放すことを夢みて。

たったひとりの人の夢と情熱は、次第に周囲を変えていく。
多くの人を動かす。会ができて多様な活動が可能になった。

仲間ができた。粘り強く行政にも訴え続けた。
10数年経って行政側も ようやく重い腰を上げ始めている。
海浜公園内のビオトープ構想を認め、小額ながら助成金も出た。

そして・・・何もなかったあの場所に、今豊かな生き物の楽園が出現している。
私は ただ感動した。

その人、Oさんは 子どもが好きな ごく普通の市民。
それでも54歳から抱いた 自分の夢を手放さなかった。
そのために諦めることなく学び、調査研究を続け、果敢に行動した。

夢を形にした。
これから、また数年かけて広大な湿原に育てていく。
この豊かな命の楽園は、永遠に残っていくだろう。

市民のかけがえのない宝物・・・
そして人々は、彼がしてくれたことを、決して忘れはしないだろう。

今、一見するとこの浅い広い池は大規模な土木工事をしたものとは全く思えない。
周囲の自然に溶け込み、ずっと昔からここにあったようだ。

陽ざしがまぶしく反射する水面には、春にはおたまじゃくしやトンギョ、
夏には蛍、そしてさまざまなトンボたち・・・

潮風を防ぐために移植した 千数百本もの木々の苗。
湿地を好む 美しいクリンソウも移植した。

私は胸がいっぱいになり、涙が出そう。
うれしくて、たまらない。
そして、私はOさんの長い年月を思う・・・

あの何もない場所が、今どんなに多様な命のゆりかごになっているのか。
是非多くの方々に、この場所に行って 見て欲しい。

きっと「命には水が要る」と、実感することだろう。
そして夢を持つことの意味を、人間のもつすばらしさを、
深く、深く感じることだろう・・・

http://biotope-itanki.hp.infoseek.co.jp/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そんなわが町の誇り、I浜のビオトープに出かけた。
ちょうど 蛍の時間、夜8時過ぎに行ってみると 車も多く止まっている。
みんなが 蛍を見に来ているようだ。

懐中電灯で 行く道を照らしながら 進む。
日中の暑さは どこへやら。
太平洋側のこの海岸には さっきまで見えていた月も見えないくらいに
濃い霧が 立ち込めている、気温は20度以下だろうか。

いる、いる、という声に導かれて 池のそばに行くと 数人が
蛍を取り囲んでいる。
いた!!! 小さな ヘイケボタルだ。
ちゃんと光って 私たちを迎えてくれた。

マゴたちは蛍を手のひらに そっと乗せては うっとりと眺めている。
このビオトープの会の理事長Oさん、きのこの会のNさんなど、
私が仕事で出会った自然関係の会の方々が にこやかに
蛍に喜び 興奮する人々を 見つめている。

「暑かったので 昨日は23匹、今日は17匹いましたよ」とOさん。
「2007年以降は 幼虫を放流していないので 今光っている蛍は、
すべてここで生まれた卵が 成虫になったもの。
まさに ビオトープ産の蛍です」とうれしそう。

一番早くに造成した池の周りだけに 蛍は住み着いているらしいので、
蛍を探しながら 池を一周した。

池を廻りながら 蛍を何匹も見つけた。
手のひらから ふわりと飛んでゆく蛍・・・

時々池を懐中電灯で照らすと 淡水の生きものがよく見えた。
ドジョウやミズカマキリなども見つけた。
颯太に「今度、昼に来て 網で なんでもとるといいよ」とOさん。
「ここは 子どもたちが なんでもとっていい池だからね」

きつい潮風のなかでも 蛍はひっそりと生きていた。
健気に 光っていた。
真夏の 寒さを感じるほどの この霧のなかでも ちゃんと命がリレーされている・・・

蛍が光るのは 5~7年のさなぎの期間を経てからの求愛行動。 
光っているときには 何も食べない。
水分しか摂らずに 交尾が終わると産卵し 数日で命も終わるという。

(この池の蛍は Oさんが 「タネ親の安易な購入」を避け、地元の蛍を導入したもの。
2000年以来 ケースでの塁代飼育を行い 増殖をはかり、 放流できる環境の実現に備えてきた。
06年 07年に 合計1280匹の幼虫を 造成したビオトープに放流。
羽化の経過は 大変順調とのこと・・・~パンフから~)



蛍の光は 命の輝きそのもの・・・

北国の短い夏、また君たちに会いに来るよ。

この かけがえのない ビオトープを作るため
力を尽くしてくださったすべての人に、ありがとう、ありがとう・・・
by yuko8739 | 2010-07-22 09:34 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

谷川俊太郎さんへ

1昨日、私は あなたに会いました。
絵画展の会場で ある団体が招いたのは 詩人ふたりの対談でした。
会場は 多分・・・谷川俊太郎ファンで いっぱいでした。

あなたは ずいぶん前に会ったときと 全く変らないお姿でした。
宇宙人のあなたは 年を経ることを、 やめてしまったみたいで。
トレードマーク?の黒のTシャツが あなたに よく似合っています。



もう、何年前になるのでしょう。
あなたと河合隼雄さんのシンポジウムに参加するために、小樽に行ったのは。
あのときのあなたと 今、私の目の前にいるあなたは、 ほとんど変わりがない。
しかし、もう河合隼雄さんは この世には いない・・・

あなたからは どこかシャイで純粋な 鋭い少年の含羞と 
老人にしか持てない 諦念の美しさと深い叡智の両方が 匂い立つようで。


私の人生の とらえどころのない 瞬間のかなしみを、 
これほどまでに豊かな 美しい響きの言葉で 名づけてくださったあなたに、
私は お礼が言いたかった。

今も、美しい蝶のように あなたの詩が ひらりと私の周りを舞う。
私は あなたの詩に出会ってから そんな「さいわい」なときを 
感じ続けているのです。

あなたの詩の何編かは 常に 私の魂のなかに 在ります。
そして その詩のひとつのフレーズを繰り返すだけで 涙があふれます。

あなたの言葉で ものごとの本質と出会い 感じて 味わうことができました。
それは 今も 私の人生に 色褪せることなく くりかえして存在しているのです。


しかし、昨日 あなたの対談の言葉に集中し 聞き惚れていた私は、
自分の魂の奥深くからの感謝や ありがとうという ささやかなひと言を 
あなたに差し上げるゆとりは なかったのです、かなしいことに。
おしいことに。
あなたは 私のすぐそばにいたのに。

ありがとうという言葉を あなたに捧げたかった。
あなたの「存在の闇」から 突如現れ 紡がれる数々の詩に、 
私は最高の敬意をこめて 深々と頭をたれ ありがとうと言いたかった。


あなたがいたから かなしみや孤独を 共に うたえた。
かなしみの共鳴という不思議な快感を 私はあなたから いただきました。

それは 私のなかで 再び違うものとして 祈りのように
再生するのでしょうか・・・あなたのものではなく 私のものとして。 


あなたが 私の人生に存在してくれたことに 私は深く感謝しています・・・
いつまでも ありがとう・・・
あなたの詩を愛し あなたの詩に愛されています。


詩を生んでくれた あなたが大好きです。

また 会う日まで・・・
by yuko8739 | 2010-07-19 11:22 | | Trackback | Comments(0)

風船

人生には さまざまなことが起きる。
他人と自分の係わりのなかで トラブルや悩みや困難が生まれ このように繰りかえすのだろう。

去っていった波が 再び 意外な高さで 私に押し寄せる。
新しい波も またやってくる。
ずぶぬれで ただひとり 立ち尽くす 私・・・

解決のない 問題。
答えのない 問題。
出口のない 行き止まりの迷路。

おそらく 自分自身以外の 相手がいる問題とは すべてそのようなものだろう。
自分自身では どうしようもない。
ただ、黙って 波をかぶるしかない。
茫然自失のまま 寒さに 震えながら。


 
そういうものに直面すると、私はいつも一種 無重力状態になってしまう。
水平が わからなくなる感じ。
からだが ふわふわとして 頼りなく 足が地に着いていない。
うまく 自分にも 着地できない。

誰もいない やけにくっきりとした空に 風船のように 浮かんでいる私。
助けて、と叫んでも だれも助けられない・・・
誰にも 届かない。
自分だけ・・・



でも そんな風船の紐を 少しづつ 優しく引っ張って 地面に降ろしてくれるのも、
やはり 生きた人間なのだ。
「わかるよ、わかるよ、その気持ち。辛いね・・・」という言葉。
「あなたの味方だ、いつまでも・・・」という人。

どうしたらいいとか、こうすべきとか そういうことではない。
HOW TOを 求めて 苦しんでいるのではない。
答えは ないのだから。

多分、魂の奥深く 答えを 私は持っているのだから。
今、探せないだけだから。


誰もいない やけにくっきりとした空から 風船になった私は、
少しづつ ほら 温かい大地に 降りてくるよ。
風船の紐は ゆっくりと ひっぱられているよ。

地面が 近づくよ・・・

草も 花もいっぱい。
私を迎えてくれる。 

私は もうすぐ着地する、この地球に。
私の生きる この愛しい大地に。

再び 自分の足で 歩き出すために。

「それで いいのだ・・・」


  
by yuko8739 | 2010-07-14 09:00 | | Trackback | Comments(0)

幻想のニセコ鏡沼

先日、野草好きのMさんから お誘いがあって、ニセコアンヌプリの鏡沼に行ってきた。
Mさんご夫婦と NWC(ネイチャー・ウオッチング・クラブ)のKさんと4人で出かけた。

ドライブしていても 道端の野花ばっかり見ている人たちばかり!
とりわけ幼少の頃より野草を愛する長年の達人、Mさんの鋭い視線。
道路沿いの ヤナギランを あっというまに キャッチ!!!すごい動体視力。
さまざまな野草の名前が 次々と出てくる・・・???

Mさん、Kさんは さしずめ「歩く野草図鑑」!!!
倶知安から ニセコワイスホテルに向かい、その上の登山道のそばから
午前10時過ぎに 林に入った。
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あいにく天候が曇りで 雨に降られなければいいなと カッパや傘を用意して歩き出す。
小さな道は登り下りも多く、濡れた泥道で 歩きにくい。
私は足の指に炎症があって 1年も治らない。
その足が痛くて 少し辛かった。

平坦な道では 痛みはないけれど、滑りやすい泥道では 指先にどうしても
力が入ってしまう。こういうときには 登山用の杖を買って 持ってくればよかったなあ。

道すがら、さまざまな植物に出会った。
真っ白くて不思議なギンリョウソウも発見!
なかなか見られない花だ。

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途中で小さな滝や川もあり そのほとりには珍しいレイジンソウの白い花
霧のなかの自然の風景は 幻想的で 美しかった・・・
マタタビの木には 白くて可愛い花もいっぱい咲いていた。 

歩き続けること約1時間。足の痛む私のために ずいぶん遅いペースで
歩いてくださった同行者に 感謝・・・ありがとうございました。
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開けた場所に出ると 鏡沼は 霧のなか。
なんとも美しいその風景に 息を呑んだ。
シダ類の浅い黄緑とワタスゲの白、沼のほとりに立つと 
さまざまな美しいトンボが飛び交っていた・・・
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そこらじゅう、水草の茎に 脱皮したヤゴの殻が いっぱいついている。
そう、こうやって卵から孵り、沼で大きくなり やがて時がくると沼から出て、
すてきな羽を持ち 君たちは 雄々しく美しい姿で 飛び立ってゆくんだね・・・
命って すごい。
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木道の脇の地面も 思いがけない植物の宝箱。
ツルコケモモの 小さな小さな薄ピンクの花が いっぱい!イソツツジやホロムイイチゴ、
コバノトンボソウ・・・
Kさんが 至福の顔でつぶやく。
「こんなに広いコケモモの自生地は 見たことがない。すごいなあ・・・」
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この木道で Mさんが持参してくださった おいしいパイナップルをいただき、
疲れたからだも 生き返るようだった。
ご主人のKさんが わざわざ運んでくださったコーヒーセット一式で
いい香りが漂う「ニセコ鏡沼カフェ」もオープン。
マスターに感謝しつつ 香り高いコーヒーは 至福の時間・・・
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霧が晴れてきて 沼が本当に鏡になって 木々を映し出す。
なんだか タルコフスキーの映画に出てきそうな場所・・・ 
おやつを頂き おいしいコーヒーに満たされ 数時間も鏡沼を楽しんだ。
ルリイトトンボの信じられないくらい美しい蒼い姿も、追い掛け回して やっと写真に撮ることが出来た!!! 
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それから また林のなかを通り 登山道入り口に戻った。
車で近くの五色温泉の駐車場に寄り、Mさんのご主人が握ってくれたお握りをいただく。

ご飯の硬さもほどよく、握り方も最高で 塩加減も絶妙、100点満点のお握り!
汗をかき 歩いた後でいただく 野外のお握りのおいしさに 
私は感動しつつ、あっというまに完食!!!

「今度、Mさんちの庭で また このお握りが食べたいなあ~
そのときは私の味噌で豚汁でも作りましょうか?」と言うと、
「いつでも 握りますよ!」とにっこり。うれしい・・・

幸せ・・・男の人でも こんなにおいしいお握りを作れるんだ、と
私は感心しきりだった。我が家では このようなことは 決してない。

その後下山して 倶知安の繁華街 都通りのごま蕎麦処「うさぎ屋」に行く。
この店は 何年も前に食通の「ふくろう文庫」の山下さんに教えてもらった店。
娘が小樽に住んでいた数年前は ここが通り道なので よくこの店に寄ったものだ。

冷たい蕎麦もおいしかったし、店内の玄関に飾られた陶器は
オーナーの奥さまの作品で、とてもすてきだった。
男性群は店内の古いオーディオ装置に 目が釘付け!
「すてきな店を教えてもらって よかったなあ~」とKさん。
私は 黒いすてきな花瓶を買い、Kさんは愛らしい小さな花の模様の豆皿を買った。

帰りに半月湖へ行く道を教えてもらい、突然の驟雨に驚きながら帰宅。
ものすごい雨は ほどなく上がったが こんな雨はひさしぶり。

自然の美しさ、命の輝き、そして同好の方と語る幸せ。

人生のすばらしいこの1日を ありがとう・・・

夢のなかに この沼が 現れますように・・・
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(写真名人のMさんが送ってくださった写真を 数枚使わせていただきました。ありがとうございました・・・)
by yuko8739 | 2010-07-09 10:34 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)

友とローズカフェの幸せ

17歳からの親友Hが 京都から実家に帰省した。
昨日7月1日に 会うことにしていた。
彼女の実家に迎えに行く。
高校生の頃 よくこの家に泊まり「試験勉強」と称して、徹夜で おしゃべりしたものだ。
懐かしい・・・

料理上手なお母さん、ハンサムなお父さん、その時代には珍しい
2階にもトイレのある コンクリートの広い家。
私の属している庶民の暮らしとは違い、そのリッチな雰囲気に 
多少 まぶしい思いもあった。

1年ぶりに会う彼女は この5月から6月に 大変なことが起きた。
深く悩み苦しんだようで 心配だった。
しかし目の前の彼女は 意外に元気そうで 私はほっとした。

しかし ある期間は母として苦悩しただろう、どんなに心は痛んだろうと、
私は 彼女の話を聴きながら 感じていた。
子どものことでは 母ならではの 深くて大きな悩みがあるものだ。
私たちは ふたりとも 3人の子どもを持つ母親だから。

外は曇り空。
私の車でH大橋を渡り、D市に向かう。
海も灰色だったし 肌寒かった。気温は21度。

D市に入ると 次第に天気が回復し、薄日が射してくる。
北海道の新鮮なネタを使ったお寿司を食べて Hはにこにこと満足な笑顔・・

次に 帰省した彼女といつも行く、庭のすばらしい喫茶店に向かった。
この店の庭と花、そしてオーナー女性のすてきなセンスのよさ、うっとりするインテリア、
そして スイーツやランチのおいしさは 感動的だ。  
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前庭には 季節の祝福のように ちょうど薔薇が満開だった!
ピンクの薔薇、薄いオレンジの薔薇、白い薔薇・・・
天の花園のように 何百という薔薇が咲き誇り 
その香りが 大気に漂う・・・
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めまいがしそうな まさに「薔薇の花園」薔薇の種類は300種以上だという。
この美しさのなかで 親友と顔を見合わせ 恍惚感に酔った・・・
贅沢な時間を過ごしたあと、店に入る。

この店の生ジュ―スが 私のお気に入り、今日もそれとキャラメルシフォンケーキをオーダーする。
店のなかにも薔薇がいっぱい・・・
夢見るような すてきでロマンティックなインテリアに、薔薇がよく似合う。
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ジュースもケーキもおいしかった。 
Hはうっとりと 店のなかのさまざまな愛らしい小さな飾り物を手に取って
じっと 見つめていた。

男の子3人を育てた彼女には 女の子が好きそうな これらのグッズは
まぶしい思いだろうか・・・
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もしかしたら 私たちには こういう時間が足りないのかもしれない。
そんなふうに感じるほど 優しい夢のような時間が ゆっくりと流れていく。   

テーブルの上には イングリッシュローズの本、ターシャの本・・・
女性のささやくような声で スタンダードナンバーの名曲がここちよい。
ムーンリバー、ロミオとジュリエット etc

店を出る頃には 青空となり 以外に暑くなってきた。
次に私たちは コーヒーが抜群においしいカフェに向かった。
あの 梅花ウツギの咲いている店だ。

ここで ネルドリップの最高のコーヒーを楽しみ、窓の外の白い花を
見つめる。しだいに時間は過ぎて 別れの時間が迫ってくる。
親友とは このように いくら話しても 時間が足りないと感じる人のことだろうか・・・
40年近い友情に 最高の幸せを感じる私。

店を出て 帰りに園芸店に寄り 「梅花ウツギ」の小さな苗を買う。
Hも同じ苗を買った。実家の庭に植えるのだという。

再び 青い海の上の大橋を渡り、S町の海浜公園を歩いた。
涼風が静かに 私たちを吹き抜ける。
波のない穏やかな海が 美しかった。
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最高の1日を ありがとう・・・また、会おうね。
いつでも 私は あなたを待っています・・・
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by yuko8739 | 2010-07-02 09:38 | 友達 | Trackback | Comments(1)

シュタイナー「ひびきの村」

先日、隣町のNPO法人、人智学共同体「ひびきの村」に 仕事で出かけた。
「ひびきの村」は、オーストリアに生まれ、ドイツを中心に活動した思想家
ルドルフ・シュタイナーの思想を学び、それを日々の生活の場で実践することを目指して
1996年秋に創立された。
www.hibikinomura.org

S町のなだらかな5万坪の丘の上に 大人のためのシュタイナー学校、ミカエル・カレッジ、
「教育が治癒として働き、子どもがありのままの自分でいられる学校」ラファエルスクール。

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「3歳〜6歳の子どもたちが幸せに子ども時代を過ごす場所教育」フォレストベイ・ナーサリースクール。シュタイナー教育、バイオダイナミック農場、共同体としての生活など、「ひびきの村」ならでは商品を揃えている、エミリーの庭。

ウィンディーヒルズ・ファーム(農場)では、太陽、月、星々の運行が生み出す壮大な宇宙のリズムに従って耕し、タネを撒き、手入れをして収穫された大いなる生命の恵み、野菜、ハーブ、加工品、放し飼いの鶏の卵などを販売している・・・



 
1996年にシュタイナー教育の活動を始めた3人の女性を 私が翌年に
ミニコミ紙で紹介(取材)したのは 14年前頃か。
彼女たちの住んでいる古い家で いっしょに「味噌の仕込み」を したこともあった。
懐かしい・・・

代表の大村祐子さんが 1998年に アメリカから伊達に移住したときも、
取材させていただいた。
そして・・・今まで受けた取材記事のなかで、私の書いた記事が一番好きだと 言ってくださった。
その言葉は、今でも私の胸の奥深くに輝く 勲章のひとつ・・・

私たちが会うのは 何年ぶりだろう・・・
多分10数年ぶりに お話を伺ったと思う。
仕事のお話を聞いてから、個人的な会話も 少し・・・

聞きながら 話しながら 互いを隔てるものの少なさを 私は 感じていた。
時を越えて 響きあうものを 私は感じて 胸を打たれた・・・
ここは やはり「ひびき合う村」・・・


ひびきの村の丘の風景は 雨のあとのせいか 少し幻想的な感じがした。
そこここに咲く花たちの美しさは 雨に濡れて いっそう引き立つようだった。
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ここで 人生が変わる出会いが あったり。
ここで 出会うものを 一生の糧としたり。
そういう忘れがたい 大切な場所なのだろう・・・

私たちは どこから来て 
どこへ行くのか

この丘は、そんな永遠の問いに 多くの人が 答えを見出す場所なのかもしれない。


私自身は 今はそのことを確信できるほど 学んではいない。
ずいぶん前に ワークショップに参加したことがある程度だ。

ただ、そのことを学ぶ意味は深く 大きいと感じている。
学んでいるとき、私の胸は ドキドキしていた・・・

そして 今、この丘に立つだけで なぜか私のなかには 
圧倒的な癒しと許しが 満ち溢れてくるように 思える・・・
by yuko8739 | 2010-07-01 23:50 | | Trackback | Comments(0)