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ゆうゆうタイム

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カテゴリ:美術( 12 )

美しい絵を見にニセコへ

ずいぶん前から ニセコ有島記念館での展示会に行くことを
決めていたが、いろいろあった・・・
でも、ようやく絵を見たいという気持ちが 戻ってきたので、
この日を逃すと もう行けなくなりそうなので、
思い切って友人と3人で出かけた。

曇り空のなかニセコに向けてドライブしていたら 一面の紫色の
花畑・・・そこにいた人に尋ねてみたら、ラベンダーではなく
なんと、毒草として有名なトリカブト!が一面に咲いている。
漢方薬にするのだという、びっくり。
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羊蹄山には山頂に雲がかかっていた。
まずはニセコ「道の駅」で、野菜などの買い物。
そこから高橋牧場のレストランで おいしい野菜メニューに舌鼓。
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食事の後は 一路有島記念館へ。
有島記念館は ツタで覆われた煉瓦の美しい建物。
広い敷地の芝生も よく手入れされている。
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そこで貼り絵と植物画の展示が行われている。
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「季節をたどって~夏から秋へ~」
北海道各地の美しい自然を 貼り絵で描いた藤倉英幸さん。
「北海道の山と花」
北大の植物研究者、鮫島惇一郎さんの植物画。
そして北海道六花亭製菓の包装紙の絵で
知られる坂本直行さんの絵の展示。

いずれも北海道とゆかりの深い画家の作品展だ。
この展示会目当てらしい入場の方々も多かった。
さっそく展示室で 絵を鑑賞。

まずは貼り絵とは思えない表現の美しさや深さを感じた
藤倉英幸さんの数々の作品が とても印象的だった。
道内各地の風景や自然が いきいきと鮮やかに胸に迫ってくる。 
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洞爺湖もあったし、わが町の名所もあった。
道東の番屋も、大雪の山々もあった。
いいなあ、わがふるさと北海道!!!
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郷愁のように懐かしく 胸に迫る風景だった。
道産子の魂を揺さぶる絵だと思う。


エンレイソウの世界的権威・北大研究者の鮫島惇一郎さんの
植物画もすばらしかった。
野草観察を続けている私には 馴染みの花たちがいっぱい。
カタクリ、エゾエンゴサク、キクザキイチゲやサクラソウ。
ナニワズ、コケモモ、ツルウメモドキ。
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コクワ、ノブドウ、ツルリンドウ、ヤマシャクヤク、ハマナス、
エゾノリュウキンカなど。
やっぱり野花の絵はすてき。
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坂本直行さんの絵は 六花亭のお菓子を買うたびに目にしているが。
やっぱり彼ならではの大胆であるが 花の本質を描く絵はいい。
彼の山岳の絵の数々からは 力強くて堂々とした印象を受けた。
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午後3時半ごろに帰路についたが、美しい絵にこころ打たれた。
ニセコのすてきな美術展だった。
by yuko8739 | 2018-09-28 21:12 | 美術 | Trackback | Comments(0)

札幌美術展/8月の紫陽花

先日、道立近代美術館の「日本の美百花繚乱」展をみに
友人たちと札幌に行ってきた。
前からずっと見たいと思っていたら タイミングよく見に行けることに。

ついでに 札幌駅ステラプレイスの6階飲食街大丸側にある、 
話題の回転寿司「根室花まる」でのランチが実現した。
以前、TVカンブリア宮殿でこの店のことを取り上げていて 
とても感動したので、一度はこの店のお寿司を食べてみたかった私。

札幌駅に着いてすぐに 既に大勢が行列しているお寿司屋さんで、
順番待ちシステムがあり、受付してカードをもらい、大丸でショッピング。
靴や財布のコーナーを見て回る。
 
1時間くらいして 携帯に「花まる」から連絡。
活気あふれる元気な店内で、うなぎ握りやお薦めのキハダマグロ、
ニシン、イカや生ほっき、活ツブ貝、エビなど・・・おいしくて期待通り!
とても新鮮でおいしいお寿司だった!満足。

その後、洋服の値下げバーゲンを見てまわり、大丸デパ地下で
お気に入りの「きのとや」バームクーヘンや小樽かま栄のかまぼこなどを買う。
足が疲れたので 喫茶室でひと休み。

その後タクシーで美術館に向かい、待ち合わせの友と展示会場に入る。
すごい入場者だった。
各展示ブースでも けっこうな人だかりで なかなか前に進まない。

琳派の華麗な襖絵や源平合戦図、風神雷神図の大迫力と美しい色彩!
ユーモラスで愛嬌のある表情もすてき。
鳥肌が立つような気がした。

伝統の墨絵や北斎の「富嶽三十六景」なんと美しい!!!
ヨーロッパの画家たちをとりこにした、北斎ブルーの「神奈川沖波裏」
波のその一瞬をとどめた絵に 釘づけになる。

その時代の庶民のさまざまな日常を富士山と対比、 
人と自然の営みを描く、独自のデザインと造形に 
画狂人北斎の天才を感じて、魂が震えた。

このような細密で美しくすぐれた構図の木版画が存在することが
なんだか、ひとつの奇跡のような気がする。
木彫り職人が1本の線にもこだわった手わざにもただただ感動!

かなりの混雑のなか、多くの人々も解説を読み、作品の前でじっと立ち止まり、
日本の美と対峙するひとときを 深く味わっているようだった。

ふと気づけば もう午後遅い時間。
あわててタクシーで駅に向かい、屋外のテラスでマンゴースムージーでひと休み。
暑い日に これはおいしかった~
帰りの車中ではお弁当を食べながら、騒がしく?笑いながらJRで帰宅。

ああ、いいⅠ日だった・・・
次回の8月6日からはじまる展示の後記展も 是非見にいきたい!
札幌ですばらしい絵をみて デパートで買い物、おいしいランチの
コースは夢のような最高の1日だった・・・

パンフより
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余談だが、美術館で展示と共に販売ブースの「江戸常盤堂」の
「雷おこし」は風神雷神図が 店の表象として使われている。
この創業200年の浅草の雷おこしは、香ばしくて最高のうまさだった!
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庭の紫陽花が、最盛期を迎えている。
北海道では 紫陽花は夏の花。
わが家には5種類の紫陽花があって それぞれが美しい。
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特に、30度近い連日の暑さのなか、庭の紫陽花の涼しげな青紫色は、
一瞬の涼しさを運んでくれる。
ここで下手な一句・・・炎天下光なだめて青紫陽花
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隣町の米農家のHさんから、採りたて新鮮きゅうりやナス、
じゃがいもをいっぱいもらった。
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「暑すぎて 農作業は早朝から8時までしかできない」とHさん。
Hさんが漬けた「きゅうりのからし漬け」もいっぱいもらった、うれしい!
昼は 家人の好きなオムライス。
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前からひき肉がごろりと入ったパスタボロネーゼが食べたかったので 
夕食には 適当にトマト味にして 作ってみた。
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息子が「いいね、おいしい!」と喜んで食べていた。 
暑いとあっさりメニューが増えるので たまにはこういうご飯もいい。

暑い夏でも、家事労働者の私は暑い台所に立つ。
ガスの炎がこんなに熱いなんて・・・ときに汗だくで料理。
首に濡れタオルを巻く。

それでもちゃんと食べなければ ちゃんと動けない。
食べものは おいしううえに 食べた人の生命とパワーになる。
おろそかには したくない。
by yuko8739 | 2018-08-02 21:40 | 美術 | Trackback | Comments(0)

自然の会座学、旅の若者と出会う

週末に 1日に3件の予定があった。
自然の会の座学と総会、その後に子ども食堂の会議。
この日は、まずは座学。

ふとしたご縁で 我が自然の会の「海岸清掃」ゴミ拾いに参加した
福井県出身の芸術家?若いSさんと彼の友人たちが参加して、
「自分探しと自然と出会う旅」のお話し。

日本の美大の在り方に疑問を感じ、根源的なものを探してみようと
退学し、ベルリンで3年間暮らしたSさん。
そこで感じたのは「芸術は生活のなかに存在する」ということだった。
「自由な空気感が魅力だった、人種も多様で エネルギーが渦巻いていた」

その後、いったん帰国して 日本の労働環境が嫌になり、
生きていくってなんだろうと製作をはじめる。
311東北の震災も経験した、その後オーストラリアに渡った。

外国で お金を貯めようと思った。
ヨーロッパでは感じたことのない 圧倒的な自然に出会う。
苺農場のバイトで資金を貯め、自転車とヒッチハイクで
オーストラリアの旅を重ねた。

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オーストラリア大陸を縦断するなかで アボリジニの洞窟画や
長距離列車の車窓から見た 水平線が燃える映像(木々の自然発火)など
魂を打った 忘れられない光景を目にする。

漆黒の水平線が白み、やがて太陽が光輝き、昼を経て 夕闇となり
また水平線に落日し、闇のなか天空には満面の星々。
「自分のなかの根源に触れる気がしました」 

アボリジニの聖地、紅く輝くエアーズロックは 洞窟に描かれた
原初の人の絵画、その造形とパワーに圧倒される思い。
スピリット、精霊を感じて ゾクゾクした。
水源を示す渦巻文様は まるで宇宙の天体図そのもの!

夜な夜な、参加者はたき火を見て 語ったという。
天体の無数の星々から 星座(物語)が生まれる理由がわかったという。
人類の始源」、自分のなかの未開の感情が目覚める気がした。

カンガルー島の海岸では、岩の時間にふれた。
時間が創った 岩の造形!絶妙なバランスと美しさ。
「まるでイサムノグチの彫刻そのもの!」

原初の世界のほとばしる自然のenergyを 彼の映像が伝える。
「そういうものを見たことは 忘れられません。
人間の魂の根源に触れる旅でした。
自分のなかの野生を強く感じ 宇宙や自然との強いつながりも感じました」

帰国して 感じた。
「日本をちゃんと見たい、風土、祭りごと、人が生きてきた暮しを」
そんな思いで また北に向かった。
北海道に到着し、洞爺湖でRさんと出会った。
Rさんの家で長く居候をさせてもらい また旅を続ける。

未知への衝動がある限り、日常にゆさぶりをかけたいという。
冒険は 続きそうだ。

Sさんはパソコンを開いて 自分の描いた絵も見せてくれた。
多くの絵は ひとつとして同じものがなかった。
宇宙のエネルギーや自然の美しさ、多様さを感じる絵。

バランスの妙 カラフルな色彩もあり 無彩色の静けさも。
点描作品も すばらしかった。
彼の命が受けとめたすべてのものを こうして絵という形で表現している。

私の魂にも その波動が伝わって どきどきした。
もっと彼の描く絵をみていたかった・・・
宇宙も自然も人も 深いパワーを持っている!

本来の自分ということを 考えた・・・
こんな旅をしていたら 私はどうだったのだろう。
感性は磨かれ、私を呼ぶ精霊の声が聴こえたろうか。

旅に出なかった自分、そこで得たもの、失ったこと。
さまざまな感情が 渦巻いた。

また出会うことがあるかもしれない、ご縁があれば。
また会えるとしたら 原初の言葉で語ってみたい、すべてを超えて。
by yuko8739 | 2018-04-15 19:27 | 美術 | Trackback | Comments(0)

おひなさまコレクション

先日、骨董店のオーナーMちゃんのお誘いで ある方の家で、
おひなさまの膨大なコレクションを 見せてもらうことになった。

はじめての訪問だったが 玄関にも 居間のサイドボードの上にも
家のあらゆる場所に 日本の手仕事が生み出した、由緒あるさまざまな
おひなさまが 飾られていた。
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すごい!!!このおひなさまのコレクションは その方のお姉さまが遺したもので、
総数は 100体ほどあるという。

多分数十年をかけて 蒐集されたもので、陶器や木製、和紙など素材もさまざま。
多分骨董的にも かなりの価値のある人形だと思う。
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すべてのおひなさまを 飾ることは不可能なので、
毎年飾るものを 代えているらしい。
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日本各地のおひなさまが 時を越えて この家に集まっている。
なんと貴重なコレクションだろう!
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もし可能なら 多くの方々に観て頂きたいおひなさまの数々だった。
すばらしいものを見せてもらう機会を Mちゃん、ありがとう!

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by yuko8739 | 2015-02-22 21:11 | 美術 | Trackback | Comments(0)

2014年最後のデッサンと映画

今日は 今年最後のデッサンの日。
デッサン仲間に 私の漬物を味見してもらおうと 手製の漬物持参で出かけた。

今日の画材は 木箱の上のカーボーイハット。
縦と横の線や中央の線を 目視できる線のついたデッサン用
四角いスケールを買ったので 持参したけれど・・・
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これが曲者だった。
はっきり画用紙が12分割されて 歪みがない絵になると思ったけど。
そのスケールの位置の遠近があやふやだと、図形がどんどん狂う。

形が取れないので、直してばかり。
はじめは 何が悪いのかわからなかった。
途中で気づいた、スケールの位置が見るたびに 変わっていることに。

前回は仕事の都合で教室を休んだので、他の人が4時間かけて
描く絵を 2時間で仕上げなければならなかった。

その焦りもあって。
形の補正をくり返して それだけで精いっぱい。
はっきりいうと 心のこもらない絵になってしまった・・・残念。
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Mさん、Sさんなど 仲間たちの絵はすごくよかった!!!
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それでも今年最後のイタリアン・ランチは いつもながらの笑顔ランチ!
私の漬物3種を 喜んで食べてくれた。

フリッタータを挟んだパン、3種のパスタとブルーチーズのペンネ、とても豪華で
おいしかった。デザートは 果物のグラタン、ああ、デッサンの仲間もなかなかすてき・・・
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その後、自然の会の新年会の景品を フェアトレードショップで買い、
1年前からみたかった映画「鑑定士と顔のない依頼人」をみにいった。

映画の後半30分、鼓動が高鳴る。
どきどき、ああ、いつ彼は気づくのか。
どきどき、ヘンだろう、これはヘンだろう・・・ああ

ジェフリー・ラッシュさま お見事!!!
視線ひとつとっても、どんな物腰も 主人公に完璧になりきったあなた。
一流の美術鑑定人としての 破たんのない裕福な暮らしの奥から にじむ孤独と悲哀。

他人への容赦ない態度。
人を見下す その横柄で尊大なまなざし。
これが その後のできごとの 大きな伏線となるのか。

顔を見せない美術鑑定を依頼するの女性の魅惑に 彼ははしだいに魅了されてゆく。
彼は 若く美しい女に溺れる ただの中年男になっていく。
人生で初めて知る恋の歓びは 怜悧で天才肌の美術鑑定人を変える。

見ている私の胸の鼓動と緊張が高まる、
どきどき どきどき そんなはずは ないだろう・・・
おかしい、深い違和感、なにかが違う。

そして 心臓が止まりそうになる衝撃のラスト。
ああ、なんて人生はむごいのだろう。



顔を見せない“彼女”に 魅力が乏しいと 誰かが書いてあったが。
私も同意見。
この彼女役には 演技の上手い女優に 演じてほしかった。

G・ラッシュと 互角に縁起の火花を散らすことができる女優。
例えば、私の頭に浮かんだのは 「ジェイン・エア」の主人公を演じた
ミア・ワシコウスカはどうだろう・・・

彼女なら より複雑な演技ができたのではないか。
この映画は 2度見ても また 違う味わいがあるという。
DVDで また借りて みようかな・・・


それにしても どうだろうか。

美しい女性の名画を独占する 孤独な幸福感よりも、
生きた女を その胸に抱く彼の歓びこそ 永遠ではないのか。

どういう形であれ そういう女に出会ってしまったのだ、彼は。

出会わないままの彼の一生を思うと 私の感情は 鉛のように重くなる。 

そして 出会ってしまった恍惚を思うとき 私は悲しみの海で おぼれてしまう。

アイロニーに満ちた 人生の悲喜劇。

この映画は 見終った時から またはじまるのかもしれない・・・


毎日1枚づつめくるのが 楽しい。
(我が家のアドベントカレンダー ドイツ製)
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もうすぐ、クリスマス・・・
by yuko8739 | 2014-12-20 19:34 | 美術 | Trackback | Comments(0)

デッサン4作目と秋のランチ

昨日は、初心者向けデッサン講座の日。
2日前は快晴の秋を楽しんだが、今日は雨模様。

少しスケジュールが混みすぎて ホントは家でゆっくりしたかったが、
デッサン講座は 休みたくなかった。
ときおりのにわか雨のなか 遅れそうになりながら教室へ急いだ。

今日は 新しい参加者が2名、前からの参加者は3人の計5名。
デッサンの対象は・・・むずかしそうな!透明なガラスの四角い瓶。

テーブルの上に 骨董屋さんで買ったという お菓子の入れ物らしい
古いガラスの瓶が置かれている。
透明なガラスって どんなふうに描けばいいんだろう。

このガラスの厚みは均一ではなく、角には丸みがある。
厚みを どう表わすのか。
そして 古いガラスには歪みもある。

うなりながらも デッサンをはじめた。
縦線、横線が交わる絵の中心点を決めて、手で四角を作って
瓶の位置を決める。

私は瓶を右寄りに描くことにして だいたいの形を作っていった。
絵も4作目となり、前よりは 形を取りやすくなったことを感じていた。

やっぱり こういうことも諦めないで続けることが 大切なのだなあと思う。  
集中しながら、ときどき全体を見ては 細部の形のゆがみを修正する。

絵の世界のなかで ガラス瓶と対峙する自分。
ここでなければ 味わえない緊張感が心地よい。

描き直し、細かな修正ののちに ようやく影をつける段階に。
この影が曲者で なかなか濃く描けない私・・・

濃く描けないと グラデーションのダイナミックさが
表現できないので 印象が弱い絵になる。

光をとらえるこの作業が 悩みどころ。
少しづつ影ができていく。
練り消しゴムで消して 光っている箇所を作る 


デッサンをはじめて 2時間が過ぎ、やっと完成。
やっぱり影は濃くなかったが 離れて眺めると ガラス瓶の透明感は
どうにか出ているようだが。
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離れて見ないと わからないことは多い。
でも、いつもは4時間(2クール)で 一作を仕上げるが、今回は
2時間で ひとつの絵を描き上げた。

初参加の方の絵がすばらしくてびっくり!
なんと美大出身者とか、納得。
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さて、おしゃべりしながらのランチタイム。
今日は秋らしい献立だった。

人参と葡萄のサラダ、じゃがいものグラタン、きのこのリゾット、
旬のアカネで 煮りんごのシナモンかけ。
どれも おいしいイタリアンの秋の味覚。
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絵を描く緊張から解き放たれ、完成した満足感から ランチのおしゃべりもはずむ。
味噌作りや季節柄、漬物やお菓子作りの話・・・とても楽しい、

この場所で結ばれる ご縁のなかで 
また、デッサンの講座が続いていく・・・
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by yuko8739 | 2014-10-17 20:39 | 美術 | Trackback | Comments(0)

デッサンとランチの会

あるコミュニティスペースで開かれた「おとな美術部」という
デッサンとイタリアンランチの会に参加した。

6月に、こういう会が月に2回ほど開かれていることを知り、
7月の2回目に 出かけて行った。

参加者は5人で、先生はイラストレーターのKaoriさん。
参加者の真ん中に デッサン用の男性の頭部。
(今、名前を調べてみたらマルクス・ブルータスのようだが・・・?
ミケランジェロ作)
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指で四角を作り、どの位置にデッサンを入れ込むのか。
陰影の濃さを 分けて描いていく。
でも・・・なかなか初心者は 濃く描けない。

はじめの正確な構図が 何よりも大切だということが 描き進めていくと
よく分かる、いびつな形になってしまうから。
う~~~ん、絵を描いてみたいと思って 参加したが・・・
なかなか難しい。

Kaoriさんのように 絵の世界で自由に 好きなように
美しい絵を描けたら どんなに幸せだろう・・・

約2時間の奮闘ののち、それぞれの個性いっぱいのデッサンが完成。
私の絵は やはり薄すぎて迫力不足だ。
鉛筆は4Bくらいが必要だったようだが、私の鉛筆は2Bだった。
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やはり根を詰め、休みなしで絵を描いたので 終わったらどっと疲れた。
ちょうどお昼になり、いよいよお楽しみのランチ。
知人のイタリアンシェフ、Nさんの料理はいつもおいしい!

今日は冷たいスープ、ガスパチョ風にフランスパン2切れを添えて。
メインは2色のズッキーニと海老入りペンネ。
デザートは オレンジプリンで、ランチのあとの珈琲がおいしかった。
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また8月も、2回の講座があるらしい。
今度は6Bの鉛筆を持っていこうかな・・・

kaoriさんのイラストが大好きなので イラストを学びたい!!!
by yuko8739 | 2014-07-17 21:08 | 美術 | Trackback | Comments(0)

中国の至宝「清明上河図」

日中国交正常化40周年を記念した特別展「北京故宮博物院200選」
(朝日新聞社など主催)が2日から、東京・上野公園の東京国立博物館で始まっている。
入館前の行列の待ち時間は 数時間と 相当なものらしい。

話題となっている「故宮の神品」とは、今までは門外不出で 今回は国外初展示となる
中国絵画史上の最高傑作、「清明上河図(せいめいじょうかず)」のこと。
北宋末期の張択端の作品とされ、歴史的資料価値も高い作品だ。

私の所属する図書館関係のボランティアの会主催で 市内のショッピングセンター内で 
この作品の 完璧な模写作品の展示を2日間行っていた。
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展示会場では 多くの市民がこの展示会を訪れ 虫メガネを片手にしながら
熱心に鑑賞する姿も多かった。

展示の手伝いをしながら この絵巻物の あまりの天才的な細密描写に驚いた。
あらゆる階層の人々の生き生きとした 暮らしぶりが、手に取るようにわかる。
信じられないくらいの筆の細さで活写されていることに驚き、作者の天才ぶりに感動しきりだ
った!
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市民の寄付で美術本蒐集の活動をしている 我がF文庫の代表、Yさんはこの日 
コートの下に着ていたのは シルク製の黒い中国服。

男性で 普段から これほど高度なおしゃれをする人は なかなかいないと感じる
Yさんだが、この黒いシルクの中国服が なぜかとてもよく似あう。

お正月早々、うなりたくなるような 胡弓博物館の至宝に出会い、幸運な年の初めだった。
こういうものは 人生でじっくりと見られる機械はなかなかないので よい体験だったと思う。
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その後 施設に入居している大好きな叔母に会いたくて、おやつを持参して寄ってみた。
とても喜んで おやつを食べている叔母の顔を見ていたら、我が家に連れていきたくなり、
外出の許可をもらって連れてきた。

大好きなリンゴやお餅、私の手作り飯寿司やお菓子などを にこにこしながら よく食べて、
叔母は とても機嫌がよかった。
痩せこけて入所した昨年10月当時より 少しふっくらとして 幸せそうだ。
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そこに、お正月に帰省した父方の実家からのお土産を持参して 孫たちもやってきた。
子ども好きな叔母は 楽しそうだった。
叔母を夕方施設に送り、孫たちは また泊まった。

今週から仕事も始まるし、職場やサークルの新年会が続く。
いよいよ、日常が戻ってくる。 

今日の気温は-4度~-8度と 真冬日の厳しい寒さ。
雪は降っていないが、けっこうな風だ。

おひさまが照っている部屋は 暖かい。

まだ、まだ、先は長いが 日の暮れる時刻は 少し遅くなっている。


こころのなかで つぶやく~春よ、来い~
by yuko8739 | 2012-01-11 12:38 | 美術 | Trackback | Comments(0)

飛騨の仔うさぎ

楽しみにしていたのに!5月1日に予定していた ニセコのカタクリとエゾエンゴサクの
観察会は、台風のような強風、雨、そして日中でも3度という寒さで、
翌2日に順延になったが、その2日も天候が大荒れで 残念なことに 中止になった。

朝、お弁当を作り おやつを詰めておいたリュックも 恨めしく
中止になって なんだか いじいじとため息をついていたら、
Mさんから「みんなで お弁当持って 集まらない?」と誘われて、出かけた。

行く途中、海岸線を車で走ったら 海が大荒れで 数えきれないくらいの
恐ろしいような白波が立っていて、この天気では 自然観察は無理だとさすがの私も 納得。

私は途中の老舗和菓子店で べこ餅と柏もちを買い、Mさんの家に。
「これ、プレゼント!」とMさんとHさんに 手渡したのは・・・
エキサイトブログで見かけた、木版画のぬいぐるみの干支のウサギだ。
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以前見かけて あまりに愛らしいので  先日注文して 自分のものといっしょに買ったもの。
兎菊、ななかまど、岩梨を配した 野兎の仔だ。
もっと早くに買いたかったけれど 311の震災があり・・・

その後は 買う気持ちが萎えてしまい 2か月が過ぎた。
それでも 最近になって 買おうと決めて 注文し 仔ウサギが我が家にやってきた。


ふたりは とても喜んでくれて さっそく部屋に飾ってくれた。
Mさんいわく「干支の飾り物を 部屋にひとつでも飾るのは とても縁起がいいのよ」
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そうなんだ・・・それぞれの皆さんの家に 幸せがくるように 
仔ウサギちゃん、1年間守ってね・・・
来年の干支に バトンタッチするまでは。
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飛騨 高山 真工藝 木版手染めぬいぐるみ
干支 十二支 仔シリーズ 仔ウサギ 
http://shinkougei.sblo.jp/article/41580353.html
by yuko8739 | 2011-05-05 00:33 | 美術 | Trackback | Comments(0)

六花の森と中札内美術村3

5月17日 ロッジの朝は 野鳥の声で始まる・・・
早起きした同宿のMさんやTさんは、散歩がてら にわとり小屋から生みたての卵を持ってきた。
つるピカの新鮮卵を眺めながら、朝の紅茶を楽しんだ。
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レストランでは この卵の「卵かけご飯」が朝食の一番人気らしい。
和食のお盆の上には、卵があったのでさっそく「卵かけご飯」
それが やはりとても おいしかった!

食後にこの休暇村を みんなで散歩した。
カラマツ林には いつも 野鳥の声が鳴り響く。
キビタキ、オオルリ、ツツドリ、メジロ、ゴジュウカラ・・・

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野鳥を探して それぞれのロッジの間を歩いた。
満ち足りた いい時間。

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9時に あの有名な「花畑牧場」を通り、中札内の「六花の森」を目指して 出発した。
広い駐車場に到着。
森のなかは またまた すばらしい眺めだった。

小川とエゾノリュウキンカ、オオバナノエンレイソウの群生が見事!
そのなかに エゾエンゴサクやニリンソウもいっぱいだった。
エゾリスにも すぐ近くで遭遇。
六花亭の工場がそばにあるので、キャラメルのような甘い香りが漂っている。
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敷地内には3つの展示棟があり 私たちには馴染み深い「坂本直行記念館」 
 「サイロ50周年記念館」なども。

そのあとで「中札内美術村」に到着。
ここも やはり「六花亭」の施設で 広い敷地内に「北の大地美術館」
「相原求一郎美術館」「小泉淳作美術館」など 5つの美術館とレストラン、
売店などがある。落葉樹の落ち葉の大地の上の木道が 各館をつなぐ。
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レストランでの食事をはさんで それぞれのすばらしい絵を堪能した。
帰りに 売店で坂本直行さんの絵柄のハンカチや お菓子を買い込む。

帰路に着いたが、時間に余裕があるということで 
浦河町の「優駿桜ロード」に寄ることができた。
3kmにわたって3000本のエゾヤマザクラが 見事に咲き誇っていた!
それも一番美しい満開の姿で。
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桜の下を散策しながら、お花見までできたね!とみなうれしい笑顔・・・
桜を見ると どうして人はこんなに 幸せになるのだろう。


すべてのスケジュールをこなして 残雪の天馬街道を走り、
バスは帰路に着いた。
1日前の朝に出発したとは思えない気分で、夕方7時前に集合場所に戻った。


胸いっぱいの感動や喜びが大きくて 昨日からずいぶん遠くにいるような気分。
この喜びを共感した人と 離れてゆく寂しさ・・・
非日常の夢のような時間が 終わる・・・

また、明日から予定がいっぱいだ。
でも 今の私なら なんでもがんばれそう。
だって 人生にはこんなにすてきなご褒美があるんだもの!

美しいものは 最高の心の栄養だから。

なんだか 生きているって 本当にいいなあ・・・
大人って いいなあ・・・



  
by yuko8739 | 2010-05-20 00:24 | 美術 | Trackback | Comments(0)