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2019年 08月 08日 ( 1 )

人は間違う、だから許そう

83日朝日新聞朝刊のインタビュー

松本サリン事件被害者 河野義行さんの言葉のひと言、ひと言が

魂にしみいるような気がして感動した。

私の魂深くで、その言葉は光り輝く。


人は、自分を殺人犯として死刑にする間際の執行人に

「あなた方は間違えましたね。

でも許してあげます」 

と言えるものだろうか・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


以下、一部引用

「報道被害とは、報道機関ではなく世間も相手にすることした。

不特定多数の人が敵になるので戦いようがない。

わたしを支えたのは、妻と未成年の子どもたちを

守らなければという思いでした」


~妻の澄子さんはサリンで脳にダメージを受け、自身も神経ガスで

死を意識した。

そんななかで・・・~

「事件の1週間ほど後、高校1年生だった長男に私は、

『世の中には誤認逮捕もあるし、裁判官が間違えることもある。

最悪の場合、お父さんは7人を殺した犯人にされて死刑になるだろう』

といいました。

もし、死刑執行の日が来たら、お父さんは執行官たちに

『あなた方は間違えましたね。でも許してあげます』というよ、とも」


「子どもには、

『人は間違うものだ。

間違えているのはあなたたちの方だから許してあげる。

そういう位置に自分の心を置こう』と言い聞かせました。

意地悪をする人より少し高い位置まで、許すという場所まで

心を引き上げようということです。

悪いことはしていないのだから卑屈にならずに

平然と生活しようと思いました」


「そうしないと家のなかがどこまでも暗くなる状況でした。

特定の宗教を信仰してはいません」


~その後、翌95年には疑いの目は河野さんからオウムへと転じる~

「その当時、刑事さんから『松本サリン事件の実行犯に極刑を

望みますか』と聞かれて、私は『いえ、罪相応の罰でいいです』

と答えています」


~病床の澄子さんへの教団関係者の見舞いを受け入れましたね~

「断ったことはないです。

実行犯ではない人たちでしたから。

仮に実行犯だったとしても、どうぞといったでしょうね。

妻のためにという思いを大切にしたつもりです」


~オウム信者を社会から排除する風潮を、河野さんは批判しましたね?~

「私自身が社会から悪とされ、排除された人間だからです。

私にかかわるものが全否定されたのです。

同じことが信者たちに降りかかっていました。

信者だというだけで憲法が保障する居住の自由や教育の自由すら

認めてもらえず、人権侵害が是認されてしまっていた。

間違っていると思いました」


~オウムの実行犯に対する恨みや憎しみの気持ちはない、

とも発言していました~

「病床の妻と子と自分の人生をどうやって少しでも充実させるか。

わたしにとってはそれが大事な課題でした。

事件前の元気だった家族に戻りたい、と願うことはできます。

でもどれだけ誰かを恨んでも憎んでも過去は変えられません。

ならば、人生の時計をちゃんと動かして、前に歩いて

行ったほうがいいと、と私は思いました」


「恨んだり憎んだりするという行為は現実には、夜も眠れなくなる

なるほどの途方もない精神的なエネルギーを要するものです。

しかも何もいいことがない。

不幸のうえに不幸を自分で重ねていく行為なのです。

そんなことをあえて自分から選ぶ必要はないでしょう。

ある意味、これは損得の問題です」


~昨年の元オウム幹部が死刑執行された際に、

真実はわからないままになった、と語っています~

「真実がどうだったのかわかっていないと思います。

恨みたい思いは私にも理解できます。

でも、死刑は命を軽視した制度です。

人は間違うからです」


~この先の人生は?~

穏やかに人生を終えていければいい。

それが今の願いです」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


河野さんの、すべてを受け入れるという生き方は、

だれもができることではない。

強い精神力、冷静な判断、感情に流されず、

宗教にも頼らないその魂の在り方が、

私を励まし、大きな力をもらえた気がする。


私自身も死刑には反対しているが、自分が誤認逮捕され、

絞首刑にされるときに、すべてを許す、といえるだろうか・・・

宗教には いっさい支えられないままで。


河野さんの静かながら力強いメッセージを 

胸に抱いて 生きていきたい。

それは一筋の光明であり 福音だった・・・






by yuko8739 | 2019-08-08 11:38 | | Trackback | Comments(0)


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