静かな雪が降っている。
町が白くなった。
ようやく北海道の冬を 実感する。
今日は2度目のニシン漬けを漬ける。
どんなものも包み込み 浄化してくれる雪。
美しい雪の白い世界・・・とうっとりしていたら、
瞬く間に雪が降り積もり、雪かきをしなければならなくなった。
湿った重い雪を 1年ぶりで持ち上げる。
その重いこと!腰を直撃する。
この時期に ニシン漬けを仕込むのは失敗だった。
野菜が高いし、剥き身鱈などは 売っていない店が多い。
ようやく手に入れたが、来年は11月中には漬けよう。
秋10月、11月が忙しすぎて・・・初回のニシン漬けが遅くなり、
それでこんな雪の日に2回目を漬けることになってしまった。
やっぱりこういうことには旬の時期を逃すとダメと反省した。
ニシン漬けは 漬け込むのは30分くらいだが それまでに準備が必要。
野菜や身欠きにしん、剥き身だら、麹や生姜などを買い、
前夜に 身欠きにしんを米のとぎ汁につけておく。
早く食べたい場合は 麹もぬるま湯につけて一晩ふやかす。
当日朝は、樽やビニール袋、重石や中敷などを洗い、
すべてを台所に運ぶ。
身欠きにしんのうろこを取り、ひと口大に切る。
すきみ鱈は水につけて 少しだけ塩分を抜いて切る。
人参を千切り、キャベツや白菜は樽のなかでざく切り。
4段くらいに重ねて漬け、最後はキャベツで蓋をする。
気温が低いので 廊下に数日置いて早く発酵させよう。
いい感じになったら 物置の漬物部屋に移動。
お正月前には いい味になるはず。
また、母や娘一家、息子たちも喜んで食べるだろう。
この漬物は 道産子DNAに組み込まれた味だから。
冷凍庫のあんこを消費したくて あんドーナツを数日前に作った。
今日もまた仕込んでいる。
あとで母や娘、友人に届けようと思う。
自分で食べるのは1~2個くらい おすそ分けの方が断然多い。
喜んでもらえるから作り甲斐がある。
先日、漁師さんからもらった旬の魚を息子がおすそ分けしもらい、
友人や妹たちに またそれをおすそ分け。
活きのいいスケソダラは、煮ても 揚げても最高に甘かった。
昨晩は スケソダラの生タラコでキャベツやニンジンと「子和え」
とてもおいしかった、煮物好きな息子も 喜んで食べた。
今日の昼に「卵味噌」が急に食べたくなり、発作的に3分で作って
ご飯の上に乗せて食べたら・・・おいしくて箸が止まらない!
自家製味噌と砂糖、みりんと鰹節と卵だけなのに・・・すばらしいご飯の友!
もうすぐ忘年会が連続3日間で4回!
その度にスイーツを作るので けっこう忙しい。
でも、これもみんなが喜ぶので 異常に張り切ってしまう私・・・