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ゆうゆうタイム

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2018年初雪と新巻鮭

先週は気温が下がった屋外で、下漬けしてあった皮むき大根を
ザルに入れて重石をし、水気を切ってから味噌やザラメを溶かした
調味料をまぶして 本漬けを完了。
下漬けしてある樽の塩水がきーんと冷えていて 手が凍りそうだった。
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そうしたら・・・やっぱり翌日は曇天のなか 雷の音が激しく響き、
(なんだ、これは!リトル・ピープルか?)
稲妻が走るなか 雨はバラバラと雪に変わり デッキは真っ白に!
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「初雪」・・・この町にも半月も遅れて 雪の季節がとうとうやってきた。
例年より暖かい11月で からだは本当に楽だったが。 

でも漬物は いつも心配だった。
寒くなったので 屋外の重い漬物樽を引きずりながら
すべて物置に移動した。

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週末は一気に寒気が押し寄せた。
あいにくそんな日に 飯寿司用の新巻鮭を買いに行った。
数日前は 最高気温が10度前後だったのに、その日は日中でも1度!

雪も降り道は凍り、風も強く、駐車場のからショッピングセンターに
入るまで体を斜めにして 雪の降った凍結路を滑らないように
こわごわ歩くと 帽子も風で飛ばされそうだった。

すっかり疲れ果てた。
一気に気温が下がり、体がついていけない。
何店か魚屋さんを巡っても どこの魚屋さんにも新巻鮭がない。
切り身でしか鮭は売っていない。

やっぱり今時、新巻鮭を丸ごと数匹買って 飯寿司を仕込む人など
私の周りでは 誰もいない。
買っても好みの味ではないし 手作りすると本当においしいので
毎年この季節になると 新巻鮭を探して歩く。

結局、わが町の魚屋さんで3kgくらいの新巻き鮭を4本買い、
例年のように三枚に捌くのを 妹夫婦が手伝いに来てくれた。
この新巻鮭は 身も紅くきれいだったが、塩は殆ど効いていなかった。
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ひと口大に切った鮭は、屋外の樽に水を張って漬けておいた。
塩分が少ない鮭なのですでに塩は抜けている。
何度か水を換えたら明日にでも 酢水につけようと思っている。
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ひと晩酢水につけて水を切り、野菜と麹で漬けこむ。
この作業が終れば、あとは12月初めの2回めのニシン漬けで
すべての漬物は 終わりとなる。

思えば長い道だった。
10月24日、小春日和のぽかぽかの日に沢庵用の
大根を干してから 約2ヵ月。

気温に気配りし、大根の干し具合を吟味し、おいしい漬物が
できるようにと 祈りながら過ごした。

実家伝統の沢庵、浅味噌漬け、ニシン漬け、カブの甘酢漬け、
そしてお正月の愉しみ、鮭の飯寿司。
ほとんどが実家伝来の漬物(冬支度)だ。

漬物が大好きだった亡き父の いかにも幸せそうな笑顔が
いつもこの季節は、私の胸にある。
その思い出と共に また私も今年のこの季節を魂に刻む。

父よ、また寒い冬がやってきました。
あなたに伴走してもらって また私のおいしい冬がはじまります・・・
by yuko8739 | 2018-11-25 22:15 | Trackback | Comments(0)