先日自然の会主催の紅葉狩りが行われた。
白老ポロト湖自然休養林の紅葉は、毎年友人と必ず出かけているが、
会のイベントとしては久しぶり。
この日は雨の予報がなんと快晴に転じ、小春日和の暖かい日で10名が集まった。
ビジターセンターの駐車場周辺にも 真っ赤な紅葉が目に沁みる。
いつも歩く湿地を巡るコースを歩きはじめたが、どこをみても
真っ赤な紅葉が美しく!!!
足元には さまざまな色の落ち葉がきれいで。
すごいね!きれい!という言葉しか 出てこない。
蛇行する湿地のなかの小川の水面に 真っ赤な紅葉が写り込み
夢のような美しさ・・・
ため息しか出ない。
大木の紅葉には 天を見上げて立ちつくし。
左右どちらの木々も どれもすばらしく「絵になる!」
太陽の位置や光の加減で 一瞬黄金に輝く紅葉も。
なんとすばらしい光景だろう・・・
からだもこころも 完全に満たされ 癒され
私は寿命まで伸びた気がした・・・
観光地でもなく、大勢の人で混みあう場所でもなく。
ひっそりとした太古からの自然林の紅葉。
もちろん奥に進むと 熊も出る。
元々は 彼らの土地に違いない。
ただ、この美しさをひととき 10月の森に分けてもらう。
ありがとうと 深く感謝しながら。
遊歩道を一周して約2時間、ビジターセンターの前で
暖かい日差しのなか みんなで持参したお弁当を仲よく食べた。
みな 幸せいっぱいの笑顔だった。
やっぱり みんなで食べるとおいしい!
食後はキャンプサイトの下の水辺で また紅葉の林に感動。
どこをみても 白老の秋の森や林は絶景だ。
なんだか、泣きたくなるような美しい1日だった・・・
帰りに、マザー牧場でソフトクリームを食べて、卵も買って帰宅。
帰宅してからも 目に焼きついた紅葉のすばらしさが消えない。
いつまでも ぼおっーとなっていた。
また、来年も行きたいなあ・・・
翌日から急に寒くなり 雨も降り 最低気温は10度を切った。
あの紅葉も 一気に散ってしまったろうか・・・
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10月半ばには 最初のニシン漬けをつけようと思っていたが。
ハードスケジュールでやっと漬け込んだのが10月も終わりの日。
加齢と共に キャベツや白菜1俵の重さが足腰に堪える。
身欠きにしんと剥き身タラは下ごしらえ、野菜は白菜2個、
キャベツ4個、大根3本は乱切りに。
人参と生姜は千切り、赤唐辛子、早く食べたいので麹は
ぬるま湯でふやかした。
ニシン漬けは、そのための買い物や準備に手間がかかるが、
すべて用意ができたら 漬けこむのはそんなに時間はかからない。
夕食後に台所でニシン漬けを仕込んだ。
毎年の作業だが、今年もこういう季節がやってきたのかと
深夜の台所で 感慨深くこの1年を思う私。
今年も 思いがけないいろんなことが起きた。
しかし人の喜怒哀楽にかかわらず、季節は正確に移り変わっていく・・・
漬け込みが終わると、この漬物を待っている母や子どもたちや
孫ちゃん、友人たちの笑顔が心に浮かぶ。
おすそ分けするのが 私の最高の愉しみ・・・
先日は夜の気温が8度と 一気に寒さが増した。
この町の紅葉も 数日前とは様変わりしている。
山々は褐色の色味が 一気に強くなってきた。
あの白老の紅いもみじは もうすでにはらはらと散ったろうか、
音もせずに。