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ゆうゆうタイム

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映画「光をくれた人」

原題は「海を照らす光」2016年製作 アメリカ映画
WOWOWで先日放映していたこの映画を 昨夜みて、
魂が激しく揺れて、夫婦の愛に感動した。

原題は、M・L・ステッドマンの小説「海を照らす光」
この本は世界42カ国で翻訳され、230万部超のベストセラーを記録した小説。

第1次世界大戦後のオーストラリア。
孤島ヤヌス・ロックに灯台守として赴任した帰還兵トムは、
戦争に傷つき口数も少なく孤独だった。
そんなトムだが、町で明るく美しい女性イザベルと出会い、
はじめて人を愛することを知る。
互いの存在が、自分の人生に一筋の光を与えてくれることにふたりは気づく。

トムとイザベルは結婚し、灯台守の夫婦として島で幸せな日々を送りはじめる。
やがてイザベルはトムの子を身ごもるが、立て続けに流産と死産に
見舞われてしまう。不幸に傷ついて、感情もすれちがう夫と妻・・・
そんな矢先、男性の死体と生後間もない赤ん坊を乗せたボートが島に流れ着く。

赤ん坊に心を奪われたイザベルは 本土に報告しようとするトムに
すがりつき、赤ん坊にルーシーと名付けて我が子として育てはじめるが……。
トム役を「それでも夜は明ける」のマイケル・ファスベンダー、
イザベル役を「リリーのすべて」のアリシア・ビカンダーがそれぞれ演じる。
監督は名作「ブルーバレンタイン」のデレク・シアンフランス監督。

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2人が暮らす孤島の美しい情景が圧巻!!!
大海原に沈む夕日、大波が揺れ雨で視界もなくなる暴風の海。
自然の様々な美しさとエネルギーに抱かれて 夫婦の愛は育まれる。
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そして彼らの出会いから孤島での幸福な時間が生き生きと描かれ、
その後の悲劇は 衝撃的だった。
孤島で繰り返される流産に泣くイザベル、赤ん坊はもう手の届かない
ところに消えてしまった、その希望のなさ、深いかなしさ。

そんなときに奇跡のように 赤ん坊を乗せた船が島に。
若い男性はすでに死亡し、赤ん坊だけが残されていた。
イザベルは自分の子として 育てようとする。
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それが間違いで罪だと分かっていたトムだが、目の前のイザベルの
歓びを目にして彼女の幸せのために 夫婦の子として育てることに。

4年後、トムは町で墓前に泣く1人の女性を見かけ、あの船の赤ん坊の
母親が彼女だと知ってしまう・・・・
トムの心に深い葛藤、罪の意識、しかしイザベルにとってその子はすべて。
失うことなど 考えようもなく。
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・・・もし、私がイザベルだったら。
トムだったら。
そして本当の母親だったら・・・

その後、そのことはトムの苦悩の決断により 事件は明らかになり、
子どもを手放すことになったイザベルは その悲しみゆえに気も狂わんばかり。
トムを憎み一生許さないと誓う。
そしてボートの男性はトムが殺したと証言する。
トムは妻への深い愛から 事実とは違う殺人の罪を無言で引き受け刑務所へ。

どの立場に立っても、それぞれが深い悲しみを持つ。
実の母ハナはなつかない我が子に悩み、ドイツ人の夫の言葉を思い出す・・・
「人を憎むのは ずっとそのことを考え続けなくてはならない。
でも、許すのは一回だけだ・・・」

ドイツ人という理由だけで 町中の人から憎まれていた夫は
ハナにそう言って笑顔だった。

罪と許し。
この思いテーマを夫婦、ハナそれぞれが背負いながら 
どんな道を歩くのだろう・・・

その後の人生の終わりには、罪からの解放と救いがあって深い感慨に涙・・・
名優M・ファスベンダーとアカデミー助演賞のA・ビカンダーは適役で
すばらしかった。(この共演がきっかけで 2人は昨年秋に結婚!)


人生に深いかなしみとドラマは 誰にでもあるだろう。
ただ、自分らしくかなしみを引き受け、なにかを赦し、
なにかに赦され その後の人生を 生きなくてはならない。

感情が激しく動かされ、涙もこみ上げた。
壮大な自然に抱かれ、癒された。
母と子の絆を通して 夫婦、親子の「人間の営み」に 深く共感.
魂が深く動いた美しい映画だった。
by yuko8739 | 2018-07-14 11:27 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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