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ゆうゆうタイム

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2018年あけましておめでとうございます

初暦知らぬ月日は美しく (吉屋信子)

新しい年が、静かに明けました。
雪ではなく、雨の元旦を迎えました。
読者のみなさま、あけましておめでとうございます。
昨年1年間、このブログを訪ねていただき ありがとうございました。

また今年も 私の日常の冒険におつきあいいただき、
あなたの心に湧く感情のいろいろを 味わっていただけましたら
無上の幸いです。

このブログは 9年前に始めました。
書きはじめていき、月日を重ねていくうちに このブログが
どんどん大切なものに なってきました・・・

自分の心境や読んだ本、見た映画、起きた出来事。
わくわく うれしかったこと。
落ち込んで 悲しかったこと。
話を聴いてもらって 元気になった日。
ほとんどのできごとと感情を ここに綴っています。

私は話すことが好き。
聴くのも好き。
読むことは 特に好き。

今年2018年も たくさんの善き言葉に出会いたい!
誰かの魂のこもった言葉(新聞や本、映画など)によって 私は生きています・・・
言葉がなくては 生きていけないくらいです。

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年末から体力の続くかぎり、大掃除や買い出し、おせち料理の準備やらで 
座る暇もなかった私が やっと元旦の朝からは おめでとうございますと
家族とあいさつを交わしながら おいしいお雑煮を共に食して 
静かでゆったりとした ひとり時間を今楽しんでいます。
(来客のある元旦は こうはできません。明日と明後日と新年会が続きますが)

元旦の厚い新聞を読みながら こころに響く言葉を探しました。
朝日新聞1月1日朝刊より

哲学者、高崎経済学准教授 國分功一郎さん 「平成とは」より抜粋
多くの人がスマホをぼおっと見ている。暇さえあればゲームを始める。
「消費社会は私たちを終わることのない消費のゲームに投げ込み、
もはや依存症に近い。平成にもたらされたのは、依存を利用して人々に
お金を使わせる仕組みではないでしょうか」


暇は「自分で自分のすることを決められる自由」
退屈は「満たされない状態」國分はそう整理し、
「暇だからといって退屈するわけではない」
という。

「楽しむには、自分と向き合う時間や訓練が必要なのです。
人は楽しみ方を知らないと暇、自由のなかで退屈する。
退屈がつらいから、スマホに貴重な時間を奪われる」


國分は、矢沢栄吉の言葉からユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントを
思い出したという。
「アーレントは『孤独と寂しさは違う』と言っています。
孤独とは、私が自分自身と一緒にいること。
自分と一緒にいられない人が寂しさを感じ、
一緒にいてくれる他者を求める。
だから、自己と対話できない。
孤独にならなければ、人はものを考えられない。
孤独こそ、現代社会で失われているものです。」

「挑戦のすゝめ」より ロンドンブーツ1号2号の田村敦さん
「前略~そんな僕がもし政治家になるんだったらこんな言葉を大切にしたい。
『寛容』と『譲歩』と『博愛』
この言葉に行きついたときに、すごい自分自身が楽になったんですよね」

「俺は学歴コンプレックスはほんと、まるでないんですよ。
だけど、知識コンプレックスはあるんですよね。
だから、勉強、今この段階でしたい。」

「知らないことを知って、自分のなかに新たな感情が沸きたつって、
すごく生きてるなっていう感じがするんですよ。
新しい刺激って年齢を重ねれば重ねるほどなくなるって
みんな思い込んでるんですけど、世の中には知らないことの方が
山ほどあるんだから、知らないことを知るっていう
作業をすれば人生はもっと満ちて、楽しくなる」

「一つ言えるのは悩んで同じずっといたって何にも景色変わんない。
後ろでもいいから今いる場所からとりあえず動いてほしい。
そしたら絶対景色が変わって、出会う人が変わって、何かが前進します。」


「幸せの形@世界」より チェルシ・シエラ 16歳(ドミニカ共和国)
「わたしを好きでいてくれる人がいること。
このままの私を尊重し認めてくれる人がいること。
それが幸せだと思う」  


「希望はどこに」1  より 脚本家 森下佳子さん
『希望』っていきなりは見えてこないんだと思うんです。
右往左往してるうちに、ああこっちだとわかってくる。
そのくせ、近づくと消えたりね。
でも、そしたらまたウロウロすればいいんだと、私は思いますね。
少なくとも、自分の人生はそれでいいかなと」


「何のため 本を読むのか」
横尾忠則さん
「読書は人を自由にさせるという側面と、束縛するという側面があると
思うんだけど、それは読む人の問題ですね。
何を求めて読むのかという」

柄谷行人さん
「僕はかって『必読書150』という本を編纂したことがあります。
そのなかでこういうことを言いました。
『われわれはいま教養主義を復活させようとしているのではない。
現実に立ち向かうときに教養が要るのだ』と。


なかなかにすてきな 元旦の言葉が 
雪のなかのさくらんぼのように 私の胸で輝いています・・・
by yuko8739 | 2018-01-01 22:47 | 自然・季節 | Trackback | Comments(0)