人気ブログランキング |

ゆうゆうタイム

yukotime.exblog.jp
ブログトップ

ねじまき鳥、河合隼雄の空を飛ぶⅠ

5月15日
過日、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル(年代記)」を読了。
この季節は自然観察が続き、体力以上に歩きまわり、
多少疲れがたまって、少しづつしか読み進められなかったが。

しかし夜毎にベッドのなかで 読書灯に浮かび上がる文章を
追うことは 深い歓びだった。
読み終えるまで、読書の快楽に溺れた!

物語がどこに向かって運ばれるのか、予想もつかない。
ジェットコースターに 乗っている感じ。
空を浮遊したり、深い井戸に沈下したり。
ただ、深い旅だということだけは わかっていた。

作者はこの小説を書いていたアメリカ在住の頃に 
河合隼雄さんに会っていたという。
その影響があるのでは?そう書いていた読者がいた。
河合隼雄さんは、私の魂の導師だから 彼を通して
ユング心理学関係の本も 多数読んでいた私。

なるほど、アニマ、アニムス(ユングの精神分析の言葉:
男性の中の女性像がアニマ 、女性の中の男性像がアニムス、
男性における女らしさ、女性における男らしさ)を使って
説明するのが わかりやすい物語のような気もした。

アニマもアニムスも 成長するというのはすごいこと。
つまり女性である私のなかの「男性性」は 人生のなかで
さまざまな経験や思いを経て 変化してゆく。
「人は とどまるということがない」、すばらしい!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以前に読んだ本を 本棚の奥から引っ張り出してきた。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」
当時この本を読んだときも興味深く読んだのだが、今ねじまき鳥を
読み終えた今、ぱらぱらとこの本のページをめくると 
作者が「ねじまき鳥」のことに言及している部分が 少なくない。

読む前には不可解だったその箇所は 今再び私のなかで
「星座のような全体的布置」(コンステレート:ユング心理学の用語)を
獲得できる気がする。

河合隼雄さんの懐かしい言葉の宝石を 再び味わいながら、
今私の周りを飛びまわるねじまき鳥に ガイドしてもらえるなら
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」という本も「ねじまき鳥クロニクル」も、
完璧な読書となるだろう、今はそんな気がしている。

「ねじまき鳥クロニクル」と「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」という本は、
星座のように まさに今 ひとつの意味のある形を形成するだろう。
感想は、それからにしようと思っている。



by yuko8739 | 2017-05-15 10:20 | 読書 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://yukotime.exblog.jp/tb/26661735
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。