花仲間に誘われて 黒松内のカタクリ群生地まで4人でドライブ。
目的は 歌才自然の家散策路、お寺「奥の院」、そして
トワヴェールⅡのチーズピザ、和菓子の「すずや」
まず、歌才自然の家に着いて、ブナ林のなかの散策路を歩く。
所々に雪が残っていて カタクリは3分咲きのようだ。
蕾のカタクリが多いが、咲いているのもあって そばにはキクザキイチゲや
キバナノアマナ、エゾエンゴサク、とピンク、白、黄色、水色と
春の妖精たちでいっぱいだ。
日差しは明るく、オオウバユリのツヤツヤの大きな葉や
バイケイソウの葉も にょきにょきと春らしく元気いっぱい。
所々に白いキクザキイチゲのこんもり群生した茂みが 清楚で愛らしい。
春の日差しのなか、ウグイスやキバシリ?の鳴き声も 響く。
あまりの心地よさに 全身が緩んでしまう。
春の命の営みが 目の前に豊かに広がっている。
そこから黒松内特産物手作り加工センター「トワヴェール」に行き、
半額の名物ベーコンやハムなどを買い、ソフトクリームを食べてひとやすみ。
冠雪した遠くの山々の峰は 芝生の青と美しいコントラスト。
まさに典型的な北海道!雄大な眺めを 満喫した。
そこから近くの寺社「奥の院」に行く。
お寺の境内の針葉樹林の足元を 埋め尽くすカタクリの群生は
見事としか 言いようがないが、こちらもやはりまだ4分咲き。
それでも 夢中で写真を撮った。
やはり数人のカメラマン?が 熱心にカタクリを激写していた。
お目当てのひとつ 和菓子の「すずや」は臨時休業で残念。
そこから道の駅「トワヴェールⅡ」(道の駅)で 名物ピザを食べた。
チーズのピザが 私のお気に入り。
帰りに、大岸のIさんの森に エンゴサクを見せてもらうために
寄ることになった。
森に着くと ちょうどIさんも作業のために到着したばかり!
にこにこと挨拶する間もなく 森の入り口からいい香りが!!!。
見渡すと エゾエンゴサクが地面をすべて青く覆っていた。
エンゴサクって こんなにいい香りなの?
Iさんは
「来てくれてうれしいよ~
こんなに きれいだから 見てほしかったよ」と喜んで案内してくれた。
作業の邪魔をして ごめんなさい。
辺り一面のエンゴサクのいい香りに包まれながら
信じられないような光景に圧倒され 深く感動。
何年もかけて エンゴサクの広がりを Iさんも多少は手伝い、
見事な群生地となった。
森には イチリンソウ、イチゲ、カタクリ、ナニワズ、
エンレイソウなど 春の妖精たちで埋め尽くされていた。
ああ、なんという幸せ・・・
花が咲くのは 自然の摂理だから 花の一番いいときに
見に来られたら まさにそれは運がよいということ。
最後に 自作のツリーハウス「彦一小屋」の下の方に
咲く、薄紫のイチゲの場所に案内してくれた。
たくさんの紫のイチゲが 風に揺れて気持ちよさそう。
まさに「この世の春」!!!
ついつい長居して 仕事の邪魔をしてしまった。
また、この野花の楽園に 花を見に来たい。
とても幸せなひとときを、Iさん、ありがとうございました。
カタクリとエンゴサクのピンクと青の花々の饗宴が
いつまでも 心に残って消えない・・・