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選んだ孤独はよい孤独

先日、朝日新聞1面の名物コラム「折々の言葉」(鷲田清一氏)で、
この言葉に 出会って はっとした。
「選んだ孤独はよい孤独」(フランスの言い習わし)

しみじみと すてきな言葉。
魂にすうっと 沁みこんでいく。

解説には・・・
~人々から見捨てられていると感じることと、
世評を気にせず自己のうちに深く沈潜することとは異なる。

ロンリネス(ひとりぼっちの寂しさ)とソリチュード(孤独)とは、
まったくの別ものである。
評論家・川本三郎が地方紙に寄せた随想「市隠への憧れ」から。

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以前ブログに 書いたことがある。
92歳で昨年12月に亡くなった 加島祥造のETV特集
「ひとりだ でも淋しくはない~詩人・加島祥造 90歳~」

アメリカ文学者でありながら、壮年期に老荘思想と出会い、
長野県伊那谷で 世を捨てた独り暮らしのなかで
老荘思想を実践した詩人。

この番組では 姜尚中さんとの深い会話が感動的だった。
この加島祥造さんの「ひとりだ でも淋しくはない」という感覚こそが
「選んだ孤独」そのものかもしれない。 


自ら選んだ孤独は 至福の時間なのだと感じる。
自分との深い会話。時空を超えた魂の旅。自然との語らい。
美しいものとの交感。沈黙のなかで魂に響く自分の声・・・
そういうすべてのことが「選んだ孤独」のなかに在る。

それは究極の癒し、かもしれない。
そういうことに 淋しさなど みじんもあるはずがない。

現代の人間は、携帯やスマホなど つながるツールばかり。
つながらない自分を味わう豊かな時間は どこにあるのだろうか。

それこそが 神との究極の対話かもしれないのに。 
by yuko8739 | 2016-08-09 10:18 | | Trackback | Comments(0)
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