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ゆうゆうタイム

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テロ、銃乱射事件と正義

世界で テロによる銃撃や殺傷が続いている。
6月12日には米南部フロリダ州オーランドのナイトクラブで 
銃乱射事件が発生し、過激思想の若者による銃撃事件が起きた。
同性愛者が集まるクラブで、50人もの人々が犠牲となった。

一瞬前まで 私たちと変わらない日常を生きていた犠牲者のために 
深く追悼の祈りを捧げたい。

またこうして犯人の「正義」(粛清?)のために 多くの血が流れる。
この世界にあふれる怒りと悲嘆を胸に刻みながら、私は思う。

正義とは 人を幸せにするための「道具」ではないのか。
自分のために「正義」を行使して 人を傷つけてはならない。

そもそも、正義ってなんだろう?
自分の幸福と不幸が 他者のそれとは違うように、
自分の正義と 他者の正義は違う。

それは「正義」の問題ではなく、感性や感覚の違いではないか。
生まれ育った土地や成育歴や、教育の影響ではないのか。
そして、ときに「正しさ」は、多くの人を傷つける。

世界各地でテロが起きるたびに イスラム教の問題が報じられるが、
自分とは違う他者に対する「不寛容」と「自分の正義」に
従わない他者への制裁という点では 宗教とは無関係だと思う。

先日、「不寛容」な現代社会について TVで討論番組があった。
netの世界で 炎上と呼ばれる現象は、社会的弱者たちが 
自分の「正しさ」を高揚させながら 誰か、何かをさばきながら、
ツイートを繰り返す行為らしい。
 

正しさは 自分に課すもの。
他者を 自分のもの差しで裁いてはならないと私は思う。

世界は広く 正しいことはひとつではない。
そんなに正しくはなくても この広くて深い世界で人生を味わい 
他者と絆深く 共に生きる知恵やその術を見つけよう。 



私の正義は 法の下で社会的な強者や権力者に行使する。

権力者からなにかを、誰かを守るためにしか 正義は使わない。
by yuko8739 | 2016-06-17 11:15 | 社会 | Trackback | Comments(0)