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ゆうゆうタイム

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また、いじめ自殺

また、岩手のひとりの少年を 学校も大人も救うことができなかった。
あれだけのSOSを発しているのに 先生も親も 友達も彼を救えなかった。

そのことが苦しい。
苦しくてたまらない。
何のサインもなかったのならば 大人は気づきにくい。
大人には 大人なりの日々の多忙と苦しみが ないわけではないから。

でも、それにしても、だとしても。
岩手の少年は 去年5月にも暴力を受けていると 書いていたではないか。
ずっとSOSを発していたのに だれも なにもしなかったのか。

形だけの対応ではなく、彼の苦しさを受けとめることを 誰もしなかったのか。
彼の痛みを 自分のものとして感じることができなかったか。

担任は 彼のノートの必死の言葉を読んでいるのに 
まるで別の透明人間と 対話しているようだ。
生きてここにいる少年が まさに今いじめに苦しみ死のうとしている。
そのことに なぜこれだけ鈍感でいられるのだろう。

膨大なSOSを虚しく発し続けて 少年は絶望してこの世を去った。
周囲にいた大人たちの無作為によって 彼の存在が失われてしまった。

幾度も救いのチャンスがありながら ありきたりのやり方でしか
このことに対応しなかった大人たちよ、あなた方は子どもが
死ななければ動けないのか、なにもしないのか。
言い訳はいい、それをとめることは本当に できなかったのか。

今、何を言ってももう遅いが・・・虚しさが募る。
いつも繰り返されるいじめによる自殺を防ぐには 
人が人の苦しみに より敏感になる想像力をもち、
苦しみが 変らなく続くのなら そういうときは
「逃げることも正解」だと、教えること。

私は少年に そう言ってやりたかった。
学校が変わらないのなら そこにいてはダメだよ、と。
人間には ときとして逃げ道が必要で その道は必ず未来に続く。
だから いっしょに逃げ道を探そう、と。

私には 少年と同世代の孫がいる。
到底、他人ごととは思えない。
無念でたまらない・・・彼の絶望とかなしみを思うと 涙が出る。

村松亮さんのご冥福を こころから祈ります。
by yuko8739 | 2015-07-15 11:08 | 社会 | Trackback | Comments(0)