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ゆうゆうタイム

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「スタートレック イントゥ・ダークネス」

2年前にNHKBSで放送された イギリスのTVシリーズ
「SHERLOCK シャーロック」を見て 私はうなった!!!
この人、誰なんだろう・・・・演技がうまい、この癖のあるシャーロックは???

スタイリッシュでテンポよく、ストーリーも奇抜、ワトソンとの友情もなかなすてき。
ときにほろりとさせて、最高のドラマだった!

今まで 見たことがない。
まさに今を生きる  オタクっぽい「現代の」シャーロック・ホームズだった。
見る人を 一気に引きこむ魅力とパワーを持つ。

ときに母性本能を刺激するセクシーと狂気、クールでホット。
相反する複雑な要素が 彼シャーロックの天才的な頭脳を際立たせる。
彼はイギリスの俳優、ベネディクト・カンバーバッチ。

シャーロックを演じて、イギリスでは押しも押されぬ人気スターとなった。
私もカンバーバッチに夢中!

その彼がダークヒーローとして 出演する話題の映画が「スタートレック」最新作。
この長い伝統を継ぐ作品の 稀代の「ダークヒーロー」ハリソン役に、
彼は どう挑むのだろう。

この映画の宣伝のために来日した彼を 迎えた日本女子?は 約1000人とか!
すごい人気。やはり世界中で放映された「シャーロック」で人気爆発のよう。



TVシリーズ、スタートレックの原型を見ていた私には、カーター船長、
エンタープライズ号、スポックなど なんだか 懐かしい。

どうにか仕事の合間をかいくぐって 映画館にGO!
ああ、ポスターにも 悪の香りのカンバ―バッチの姿・・・
いいなあ~やっぱり彼は 絵になる俳優だ。
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さっそく3Dで 映画を観たけれど 落胆が黒い雲のように落ちてきた。
なんとこの町のこの劇場では 3Dだと「日本語吹き替え版」らしい。
なんという 無神経!

カンバーバッチの日本語は 聞きたくなかった!!!
落胆したが もう映画は始まっているし・・・町に映画館はひとつ。

気を取り直して 映画に集中した。
冒頭から息をのむアクション、危機、スピードに運ばれて
我に返るともう、ロンドンのジョン・ハリソンへと 画面が展開。

まあ、その後も ありとあらゆる息を尽かせぬ3Dのシーンが繰り返される。
隠された真実に とまどったり、平和とは?仲間を守るとは?
指導者としての責任とは?友情とは?

そういう 複雑な要素が満載なのだが、惜しい。

ハリソンの胸のなかの「かなしみ」を もう少し丁寧に描いてくれたら、
より深い映画になったと思う、とても惜しい。

その代わりに カークとスポックとの友情は 濃く深く描かれ 
カークの成長や 自己犠牲の美しさに 涙する人もいるだろう。
私も少々涙腺が緩んだ・・・

日本人としては 3・11のあとだからか、放射能被ばくという言葉に
敏感に、強く反応してしまった。



~人類最大の弱点は 愛だ~
ハリソンの凄味のある 得体のしれない姿が描かれたポスターはいい。

ちょっと「シャーロック」にも通じる 天才の孤独やかなしい雰囲気も よかった。
彼には 多分世界中の映画界から オファーが 押し寄せているだろう。

どうかこの恐ろしいほどの人気が 彼をおとしめることのないように・・・

でも天才でもなく ヒーローでもない ごく普通の男の孤独やかなしさ、
つまり日常を 彼ならどんなふうに演じるのか 私は観てみたい。


来日時のカンバーバッチ
(シャーロック3シーズン目の撮影のため シャーロックのヘアスタイルで来日)
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ああ、早く君に逢いたい!

あの傲慢で怜悧、容赦ないシャーロックの天才的な事件解決に 酔いたい!!!
(今秋に3シーズン目の放送が NHKで決定とか)
by yuko8739 | 2013-08-27 13:07 | 映画 | Trackback | Comments(0)