ゆうゆうタイム

ドラマ「woman」

「mother」「それでも、生きてゆく」、そして「最高の離婚」の脚本を書いた
坂元裕二、そしてスタッフも「mother」と同じ。
7月3日から、そんなドラマ「woman」が 始まった。


ドラマ「mother」を観たときは その感動を、胸に刻みながら 何度もこのブログに綴った。
(うれしいことに私のそのブログには、今だに アクセスがある)
HPの掲示板にも、生まれてはじめて投稿した。
脚本、スタッフ、役者への最高の賛辞を 製作者に伝えたかったから。

正直に言うと、「woman」のことは 知らなかった。
予備知識がまったくないまま 満島ひかりの主演だということだけで、
それも最初の10分を過ぎて このドラマを観た、なんたる不覚!

冒頭からシングルマザーの子育ての貧困と 暮らしの困難が、
まざまざと皮膚感覚のリアルさで、伝わってきた。
満島ひかりは、格別に巧い。

初回から こんなに泣いて どうしよう・・・

~現在、全国にいるシングルマザーの数は120万人を超えるといわれている。
彼女たちの平均年収は200万円余りで、経済的な困窮と生活の疲れの中で、
精神的に負担を抱えている人も少なくない。

ドラマは、事故で夫を亡くした青柳小春(満島)が、2人の子どもたちを
たくましく育てる姿を通して、人生や家族を持つことの意味を問い掛けていく~


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以前から私は同性として シングルマザーの貧困への政治的救済は
急務だと考えてきた。このことに対して無策な政府は、少子化を
憂うなどと言う権利は ない。

救うべき家庭は ここに いくらでもあるではないか。
子どもと母を守れない国は 強い国でもなんでもない。
情けない限りだ。

こうした単身親の子育て家庭や小泉改革による非正規雇用が生み出した
若年の悲惨な貧困問題は、今や国家的課題と言える。

私はいつもそんなふうに感じていたし、「mother」のときも、
シングルマザー家庭の貧困と心の荒廃を 丁寧に描いていて 胸の奥深くで
深く感じるものがあった。

坂元作品では このテーマが重要なのかもしれない。
社会的に最も弱い者たち、シングルマザーと子どもたちに 彼は寄り添い続ける。



夫を事故で亡くした 二人の子どもを持つ小春(満島)は 幼い子どもに留守をさせながら、 
満身創痍で働き続ける。

昼はガソリンスタンド、夜は居酒屋。
額に滴る汗、折れそうなほど細い腕・・・満島の渾身の演技がリアルだ。

それでも電気料金の支払いは滞り、アパートの家賃も・・・
夕方、スーパーで 半額のものだけを買い、
お祭りには 自宅で作ったおいなりを持参し 親子で分け合って食べる。


生活保護を申請しても なかなか認可されない。
20年も前に家を出て 再婚した母に援助が可能か、聞くという。

援助は可能という返事が役所に届き、小春は母を訪ねていく。
援助が不可能という返事がなければ 生活保護が受けられないから。

母の再婚相手は 小林薫。
そして娘を捨てた母は なんと 「mother」の永遠の母、田中裕子。
こころが 震えた。

他には 函館を舞台にした、すばらしい映画「海炭市叙景」の主演、大好きな、谷村美月、
映画「ヒミズ」(この映画にも号泣した)の二階堂ふみなど、才気ある若手も出演。

そして「mother」では、天才子役芦田愛菜の演技で さんざん泣いたが、
今作でも 恐ろしいほど巧い子役(鈴木梨央)の演技!

因みに 彼女はmotherの芦田を見て 憧れて子役を目指したという。
(大河ドラマでは、主人公の子ども時代を生き生きと演じて 一躍注目された)


また「mother」のスタッフによる ドラマの秀作が観られると思うと 悦びで震える。
生きる勇気や希望、そして感動がこみ上げる。
この時代に 生きていてよかったなあ・・・



地道に 誠実に 寝る間もないほど 死ぬほど働いても、
日々のごはんにも事欠く人たちが、この日本には大勢いる。
そのことから 私たちは 目を背けてはならないと思う・・・


全ての人に、どうか愛と希望をつなぐ永遠のドラマになりますように。


水曜10時から 私の至福のときが また始まります・・・
by yuko8739 | 2013-07-04 01:13 | ドラマ | Trackback | Comments(0)
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