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記念祝賀会

市民の寄付で美術書や国宝、文化財の復元品を蒐集し、図書館に寄贈するという
私たちの文庫活動は 14年目を迎えた。
図書館に寄贈した美術書は、この5月で5千冊に達した。

会代表のYさんが 価値ある美術書を選書して購入し、「子どもの誕生記念に」
「結婚の記念に」「亡き父の思い出に」などと書かれた蔵書票を貼り、
本の解説も記して、図書館に寄付する。
寄付へのお礼の手紙は 手書きで書いて送る。

多くのボランティアに支えられ、講座や展示会なども充実し、全国紙にも取材されるほど
ユニークな活動は、発会の時から係ってきた私にとっても、この達成感は感慨深い。

思い返せば、さまざまなことがあった。
年に数内の展示会では会場作りや重たい本の搬入、美術館のように会場で
終日座って入場者を見守り、ときに喫茶コーナーで珈琲を淹れたり、出したり。

資金作りのために「古本市」を開いたこともあった。
協力家庭から本を会場まで運び、展示するのだが・・・

マスクをしながら 古い本の埃をきれいに落とし、整備したり。
搬入作業では、本のあまりの重さで 腰痛になったり。

とにかく多人数のボランティアが、自腹を切って長い年月を、この文化活動に奉仕してきた。
その積み重ねとYさんの情熱が この結果を生んだ。

それもただひとつの思いから。
「後世に残る良書を、市民の財産に」ということではじまり、続き、今日に至っている。




祝賀会の2時間前に会場入りした私たちスタッフは、急ごしらえとは思えないほど、
すばらしい出来映えとなったパンフレットに感動し、興奮気味でお客さまをお迎えした。
祝賀会には 市長をはじめ、文化関係者や支援してくれた企業関係者、
ボランティア仲間など、100名を超える多くの参加者があった。

東京から駆けつけてくれた出版会社社長や、新潟や札幌からのお客さまも。
開始時間が迫り、続々と雨のなかを出席してくださった多くの皆さまに、こころから感謝したい。

ホテルの宴会場では、左右には美しい花が飾られたひな壇、横断幕の文字、
Yさんの数十年来のコレクションも設置され、華やかな雰囲気だった。
発起人挨拶、来賓の祝辞や花束贈呈、謝辞、祝電披露と会は進み、乾杯の後で宴が始まった。
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次々と料理が運ばれて、12のテーブルでは 笑顔と会話が弾む。
発起人の落語名人?Sさんが 宴の途中で 楽しい法被姿で登場し、
ユーモアたっぷりに司会して、会場は爆笑の渦。
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8時となり万歳三唱の後で お客さまを出口でお送りして Yさんに贈られた花束や蘭の鉢植えなどを
雨のなか濡れながら車に積んで 帰路に着いた。

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帰宅して いただいた花を花瓶に飾りながら 私は感じていた。
この活動が 5000冊に達したなんて!

はじめた頃は そんなことは夢の夢だった。
全て寄付に頼る活動だったから、会自体の存続も不安だった。

寄付は続くのだろうか?
はじめは会員たちが 寄付を続けた。

会の活動を説明するのも、大変だった。
美術書?それなに?意味がよくわからないと、よく言われたものだ。

少しづつ年数を経て 理解者が多くなり、寄付は続き、展示会には市外からの参加者も増えた。
展示会場でのYさんの解説は とても好評だった。
そして その後はYさんの解説で「美術講座」も始まり、今も続いている。

このボランティアに参加して 私は初めて さまざまな内外の美術品に
ついて触れて、学ぶことができた。
私の美術開眼は、この文庫のメンバーになり Yさんの解説に出会ったから。

今ではNHKの「日曜美術館」を、興味深く見るようになった。
先日は 伊藤若冲のジョー・プライスコレクションの特集に 目が釘付けになった。

尾形光琳、北斎、広重、酒井抱一、川瀬破水など 四季折々の日本の自然や
風景を描いた天才の絵には、感動で鳥肌の立つ思いがした。
美の神髄に 触れた気がした。

会のボランティアスタッフとして微力ながら働くことで、
人生の大きな喜び、美術というものに出会えたご縁に 私は深く、深く感謝している・・・

14年の歳月と5000冊の本、そして 美の歓びに乾杯!
by yuko8739 | 2013-06-19 10:42 | ボランティア | Trackback | Comments(0)
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