人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ゆうゆうタイム

yukotime.exblog.jp
ブログトップ

共に生きるということ

5月19日 朝日新聞(b3面)より 抜粋
環境エネルギー政策研究所 飯田 哲也 さんの言葉から

(3・11以降の脱原発運動には著名人なども名を連ね、厚みを増していますよね)
原発がいらないのが当たり前という声が広がる意味ではいい。
ただ、俺の方が正しくて再稼働反対・即時停止が大原則、
10~20年以内に穏やかに廃炉なんていうのは 
実は原発支持派だと敵視するような人が結構いる。

違う意見は認めないのは、形を変えた原子力ムラと同じ。
いろんなやり方や意見を認め、協力するネットワーク型の運動であってほしい。


飯田 哲也・・・脱原発を訴える在野の論客。昨年3・11以降、原発と
自然エネルギー両方の政策をもっともよく知る研究者として、引っ張りだこだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私は先日、「正しさについて」という拙文を書いた。
今朝 読んだ朝日新聞朝刊別冊の この飯田哲也さんの言葉が 
今はとても しっくりと胸に入ってくる。

切り捨ても 無視も 否定するだけなら やはり非人間的なのだ。
言葉があるから 話し合える。
話してもだめなら また 話し合おう。

時に互いの心情に触れて どこか部分だけでも納得し 共にゆるくつながりながら 
離れる時があっても 共に歩いてゆけるのではないか。

「脱原発」という言葉に 未来を感じる人、違和感がある人。
「反原発」という言葉を 使いたい人。嫌いな人。
人それぞれの思いや 歴史があるだろう。

反か丁か、いや・・・脱かで 違いを叫ぶよりも 早く原発が止まればいいね・・・
そんな日が来るのを この身で実感できたらね、そんなふうに 手をつなげたらいいなあ。

強くきつい言葉を使うことは 実は簡単です。
しかし もっと曖昧で 白黒つかないグレーゾーンに 人は住む生きものなら、
時々は つないだ手を離しても またいつか肩を組んで歩ける日も あるだろう。

協力できるネットワークとは こういう優しさと しなやかさを原則にしなければ・・・
疲れたら休みたいと言えて 先に行ってもらっても きっとどこかで待っていてくれると 
信じられるような そんな人間同士で いたいなあ・・・

どんな同志でも、仲間でも。


再び引用
「でも、未来は僕らの方を向いている。
そのためにこの10年戦う覚悟です」
  
(飯田 哲也)


私も 戦う。
つながりながら。
by yuko8739 | 2012-05-20 09:51 | 社会 | Trackback | Comments(0)