日中国交正常化40周年を記念した特別展「北京故宮博物院200選」
(朝日新聞社など主催)が2日から、東京・上野公園の東京国立博物館で始まっている。
入館前の行列の待ち時間は 数時間と 相当なものらしい。
話題となっている「故宮の神品」とは、今までは門外不出で 今回は国外初展示となる
中国絵画史上の最高傑作、「清明上河図(せいめいじょうかず)」のこと。
北宋末期の張択端の作品とされ、歴史的資料価値も高い作品だ。
私の所属する図書館関係のボランティアの会主催で 市内のショッピングセンター内で
この作品の 完璧な模写作品の展示を2日間行っていた。
展示会場では 多くの市民がこの展示会を訪れ 虫メガネを片手にしながら
熱心に鑑賞する姿も多かった。
展示の手伝いをしながら この絵巻物の あまりの天才的な細密描写に驚いた。
あらゆる階層の人々の生き生きとした 暮らしぶりが、手に取るようにわかる。
信じられないくらいの筆の細さで活写されていることに驚き、作者の天才ぶりに感動しきりだ
った!
市民の寄付で美術本蒐集の活動をしている 我がF文庫の代表、Yさんはこの日
コートの下に着ていたのは シルク製の黒い中国服。
男性で 普段から これほど高度なおしゃれをする人は なかなかいないと感じる
Yさんだが、この黒いシルクの中国服が なぜかとてもよく似あう。
お正月早々、うなりたくなるような 胡弓博物館の至宝に出会い、幸運な年の初めだった。
こういうものは 人生でじっくりと見られる機械はなかなかないので よい体験だったと思う。
その後 施設に入居している大好きな叔母に会いたくて、おやつを持参して寄ってみた。
とても喜んで おやつを食べている叔母の顔を見ていたら、我が家に連れていきたくなり、
外出の許可をもらって連れてきた。
大好きなリンゴやお餅、私の手作り飯寿司やお菓子などを にこにこしながら よく食べて、
叔母は とても機嫌がよかった。
痩せこけて入所した昨年10月当時より 少しふっくらとして 幸せそうだ。
そこに、お正月に帰省した父方の実家からのお土産を持参して 孫たちもやってきた。
子ども好きな叔母は 楽しそうだった。
叔母を夕方施設に送り、孫たちは また泊まった。
今週から仕事も始まるし、職場やサークルの新年会が続く。
いよいよ、日常が戻ってくる。
今日の気温は-4度~-8度と 真冬日の厳しい寒さ。
雪は降っていないが、けっこうな風だ。
おひさまが照っている部屋は 暖かい。
まだ、まだ、先は長いが 日の暮れる時刻は 少し遅くなっている。
こころのなかで つぶやく~春よ、来い~