我が愛する自然の会、代表のKさんからメール。
「夏から 過酷な土木工事もこなして 大工さんを手伝いながら やっと完成した
ガレージのお披露目をしたいので、おいでください」と。
そして、12月の自然講座に展示する予定の自然素材を使った作品(リースなど)を作るのを
できたら手伝ってほしいとのこと。
思わず、行きます、行きます!うれしいなあ~と叫んで お土産のお菓子を焼いた私・・・
当日、朝からきれいな青空で Kさんの庭も拝見できそうで うれしかった。
自宅のそばにあるというアズキナシの大木が 今真っ赤だという。
それも見たくて うずうずした。
車で30分、Kさんの自宅に到着。
自然の仲間Mさんご夫婦とHさんご夫婦もいっしょだった。
まず案内されたのは 自宅横の小川と林・・・なんてきれい!!!
ああ・・・自分の家の横に このような豊かな自然があるなんて。
Kさんは もちろんそういう場所を選んで 20数年前に家を建てたのだ。
それにしても この美しさ、この豊かさが 毎日家のそばで味わえるとは。
ため息しか出なかった。今日の自然の仲間は みな 自宅のそばに川が流れる環境に住む。
水の音や梢のざわめきから遠い生活は 私だけ。
いいなあ・・・うらやましいなあ。
それでも人生を変えることはできないのだから 美しい場所に出かけるしかない私。
Kさんが 野草の種類などを 説明してくれた。
紅葉が美しい。
紅葉と梢と空が 美しい。
そうやって写真を撮る間にも はら、はらりと落ち葉がゆっくりと舞う。
この場に 私の魂が溶けこんでいくようだった・・・
なんだか 恍惚としてしまった。
そのあといよいよ、Kさんご自慢の?大きなガレージに入った。
ああ、広い!薪ストーブが燃えて 木のはぜる音がする。
広い2つの窓。一方は遠くに有珠山と近くに小麦畑の緑。
もうひとつの窓は、川沿いの林の紅葉が。2つの絵のようだ。
テーブルには お菓子やお茶のセットが。
天上の梁には Kさんが集めたリース用のドライフラワーや野の花。
このガレージには工作的な道具なども収納されていて、木工やクラフトの
作業もできるようになっている。
「いいですね!なんてすてきな自分の居場所でしょう」みんなで そう言いあって
持参したお菓子や果物、燻製チーズや卵などをテーブルに並べた。
私の焼いたお菓子も みな喜んで食べてくれて うれしかった。
Mさんのリンゴ、Hさんの燻製チーズがおいしかった。
かぼちゃのタルトもうまく焼けたようで ほっとした。
楽しいお茶の時間が過ぎて アズキナシの木を見学しに行った。
少しぶらぶらと歩き「11月なのに信じられない暖かさね」
アズキナシは 大木だった。
青空にそびえ立ち 小さな紅い実がいっぱいで 燃えるようだった。
すごい・・・
落ち葉のクッションが 足に心地よい。
こうして「きれいだね、すごいね」と言いあいながら 美しい自然を味わう悦びは
かけがえがない。
こういうとき こういうふうに共感できることは どんなに幸せなことか・・・
薪ストーブで温まったガレージに戻り Kさんが作った贅沢な「ハスカップジャム」や
「あんずジャム」をたっぷりトーストに塗り、珈琲でランチ。
その後 講座のための工作を始めた。
Hさんと私はリース作り、Mさんは持参した押し葉の整理。
男性たちはイタドリの茎で 音階の違う笛を作った。
リース作りは楽しかった。
Kさんが野のさまざまな素材を採り、ドライにしておいてくれたので、
グルーガン(ろうを溶かして接着する道具)で 時間を忘れて制作に没頭。
工作は楽しかった。
自分のリースも作りたかった私・・・
Kさん、12月に また「ガレージの友の会・リース作り」やりたいなあ・・・
そのときに「佐藤初女さんのおむすび」の作りかた、伝授します。
多分、今まで食べたことのない おむすびです。
食べると 幸せになる おむすびです。
そんなことも できたらいいな~