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ゆうゆうタイム

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友と桜とローズカフェ

沖縄から帰って、やっとのんびりと桜を見て 古くからの友と食事した。
雨模様や曇天ばかりで気温も低い日々が続いたが、やっと晴れて気持ちがいい。

もう何十年前になるのか・・・結婚前、OL時代に仲が良かったMと待ち合わせ。
昨年暮れに入院していたと聞いて、気になっていた。
会いたくなった。近況を知りたかった。
でも 喫茶店で待ち合わせしたMは、元気そうだった。

昨年の手術や入院について、いろいろと聴き、それでも今は
家庭でも 仕事にも 彼女らしくがんばっているようすだった。
海の橋を渡り、隣町の高台にあるT公園で、桜を見物した。
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久しぶりの青空に 心が弾む。
遊びまわる子どもたちの姿に、何十年も前に ここで同じように
走り回っていた我が子の姿が重なる、とても 懐かしい、あの頃・・・

今年の桜はなんだか白っぽくて もうお花見も終わりに近づいていた。
白い花びらが 風に舞い落ちて 青い芝生に散り敷かれて雪のよう。
公園を巡りながら さまざまな桜をカメラに収めた。
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昼になったので 京料理の店に行き、松花堂弁当をふたりで食べた。
煮物や酢の物、揚げ物や白和えなどの味付けが 私好みでおいしかった。
ゆっくりと友と味わうのに なんとぴったりのお弁当だったことか・・・

満足して店を出て 次に私の大好きな美しい庭の店へ向かった。 
庭にはクリスマスローズや斑入りのすみれ、薔薇咲きのプリムラや
チューリップなどが咲いていた。
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薔薇の枝に 紅い芽がいっぱい出ている。
この店は 初夏の薔薇の時期には 300種もの薔薇があふれ咲く花園になる。
オーナーのセンスがすばらしくて、おしゃれな薔薇たちが
咲き誇るさまは、まるで この世のものとは思えない美しさ。

そして薔薇以外の季節にも、さまざまなすてきな花や木々を見ているだけで
幸せな気分になれる。そんなすてきな場所。

店内外のインテリアがまたすばらしくて いつ行っても ため息がでる。
デザートのケーキやランチメニューもあるが、
どれを食べても 丁寧に 誠実に手作りしたものばかりで おいしい。
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優しい気持ちで 心をこめて手作りすると このようなおいしさになるのか・・・
そんな気がする。
私はグレープフルーツの生ジュース、Mはアップルティー、
そして新作のケーキ「ニュアージュ」を勧められて 食べてみた。

何?これ? なんておいしい!!!
ふわりとチーズの香り、ライムの皮のすりおろしも入っているの?
チーズケーキに似ているけれど、違う。
「ニュアージュ」とは フランス語で「雲」の意味とか。

本当にふわり、ふわりのチーズのおいしさだった。
う~~~ん、作ってみたい!!!
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M子の仕事のことを少し聞いて、養護施設の子どもたちの哀しさ、辛さを
垣間見たような気がする・・・子どもは 愛されて育たなければ 生きていけない。
それがないと 多分 生きている実感まで 失ってしまう。

人間が人間に対する 最も大事な愛と信頼を 子どもは親からしか 学べない。
しかし親と別れ 養護施設で暮らすなかで 親に代わる愛情を 
子どもたちはどうやって 探し 求め 手に入れるのだろう・・・

誰がそれを 与えられるのだろう・・・

私たちが生きる目的は 幸せになるため。

この子たちに 誰が どんな「生きる幸せ」を与えられるのか。

日々、このような答えのない職場で 懸命に働いている友を 私は尊敬する。



そして、また会おう、友よ。
若いころに 感情を共にした絆は かけがえがない。

からだに気をつけて またおいしいものを食べて きれいなものを見て、

また語ろう、友よ・・・それまで、元気で。
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by yuko8739 | 2011-05-18 23:35 | 友達 | Trackback | Comments(0)