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ゆうゆうタイム

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森のイスキア、初女さんの仕事

今日、NHKのBSアーカイブスで 「いのちのおむすび」という佐藤初女さんの
美しく感動的な ドキュメンタリー番組を観た。
以前放映されたときには 見逃してしまって 悔しい思いをした番組だった。

87歳のクリスチャン、佐藤初女さんが 標高400mの岩木山麓の、
憩いと安らぎの家「森のイスキア」で、心を込めたおむすびや 
採りたての山菜などの手料理で やってきた方々をもてなしながら、話を聴く。
初女さんは そういう活動を続けて もう20年ほどになる。

生きることに疲れた人も、笑えなくなった人も、重い病を抱えた人も 
背負う苦しみは 人それぞれだが、初女さんに会い、話を聴いてもらい 
丁寧に 丁寧に心を込めて作ったご飯を食べているうちに 
いつしか 苦しみが  すうっと 軽くなるらしい。

気がつけば 重い荷物をおろして 風のように去っていく。
帰っていく。 
そして 来るたびに初女さんに会って また元気になって 戻っていく。

イスキアを 実家のようにして。
初女さんを 母のように慕って。

初女さんは・・・
「私はなにもできませんが、心を込めて料理を作り、いっしょに食べるだけです。
素材はひとつの命ですから、命を大切に 丁寧にいただくのです。

手間をかけるということは 手をかけるということ。
時間をかけるということです。

それを惜しまないことが 食べる人への愛情でしょう。
そんなふうに食べ物を作って食べていると みなさんが 不思議と元気になるのですよ」


初女さんのおむすびで 自殺を思いとどまった青年がいるというのは
あまりにも有名な逸話で 本当の話だ。


「葉っぱは いくら揺れてもいい。木の根がしっかりとしていたら、
枝も葉っぱも いくら揺れてもいいのですよ・・・」


そんな伝説の人、佐藤初女さんがなんと 6月に北海道支笏湖にやってくるという。
ネットで知り 私はすぐに一泊の「イスキアの集い」に 参加を申し込んだ。

6月11日~12日 支笏湖のユースホステルに泊まり、新緑の自然のなかで 
初女さんの講演を聴く。
翌日12日は、なんと!初女さんといっしょに 命のおむすびを握る。
とてもうれしい!参加の申し込みが間に合って 本当に幸運だった。

初女さんのおむすびを しっかりと 全身で感じたい。
そして 今一度 自分のこころとからだの声に 耳を澄ましたい。
自分の魂に 初女さんの言葉を 響かせたい・・・



主催は「雪のイスキア」
(初女さんの心を感じ、共にわかちあえたら・・・と願って活動する
北海道の有志の会。代表は畑野弘子さん)

http://www.geocities.jp/yuki_no_isukia/


イスキアとは・・・
どうにもならない心の重荷を感じたとき、そこへ行けば癒され、
自分を見つめ、新たなエネルギーを得ることができる、
そんな逸話の残る イタリアの島。

そんな場所になってほしいと 初女さんは「森のイスキア」と名づけたのです。
by yuko8739 | 2011-04-26 13:00 | | Trackback | Comments(0)