ノルウェーとモンブラン周辺のトレッキングの旅のお話と
写真を観る会があって、Kさんの家にお誘いを受けて 行ってきた。
行ってすぐに 登山名人の女性、Wさんのノルウェーのトレッキングの話が始まった。
無知な私は トレッキングとは ハイキングの親分?みたいな
ものかと思いきや、なんと1日160km、約6時間も歩くと聞いて
卒倒しそうになった・・・
それも斜面、絶壁など 厳しい自然の道なき道を どんどん歩いていくらしい!
遺跡や観光地への旅とは違って、ほとんど日本人には会わないそうだ。
一行には 晴れ女がいるらしく ノルウェーの国立公園の快晴の青空が 心にしみる。
途中で 人気店の熱々「たい焼き」で ひと休み。
山小屋のおいしそうな食事や 環境に配慮した建物にも興味津々。
何よりも興味深かったのは 高山植物の美しい花たち。
北海道の自然とも似通っていて 見覚えのある花たちも
いっぱいだった。
黄色、白、薄紫、エンジ色、濃いピンク、残雪の頂きのすそ野を彩る花たち・・・
まるで絶景の山々を背にした 可憐な妖精のよう・・・
スイスアルプスの三大名花は 白いエーデルワイスと
青いゲンティアナ・ウェルナ、濃いピンクの愛らしいアルペンローゼ。
他にも、ウツボグサ、葉に斑点の入るマクラタ・ハクサンチドリ、
フウロソウ、オキナグサ、コケマンテマ、イワカガミの仲間などなど。
生涯 出会うことのない恋人を見つめるように私は 熱い思いで アルプスの妖精たちをじっと見つめた。
私には これらの愛らしい花たちに会うことは 到底不可能な夢に違いない。
登山経験者でなければ トレッキングには行けない。
ハードな長期間の鍛錬やリュックを背負って
10日近くも 連日6時間も歩き続ける体力は、自分にはない。
でも 美しかった・・・自然はすばらしい・・・
どこの国から見るかによって まるっきり山の姿が変わる白い山、
モンブランは 気高く 荘厳だった。
スイス、フランス、イタリア・・・
私にとっては永遠の憧れ、幻のトレッキングのお話と写真の会だった。