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カテゴリ:自然
  • 2012 太四朗の森Ⅱ
    [ 2012-05-18 16:12 ]
  • 六花の森・中札内美術館バスツアーⅠ
    [ 2012-05-18 08:43 ]
  • 月浦森林自然公園
    [ 2012-05-11 14:44 ]
  • ニセコ・エゾエンゴサク観察会part1
    [ 2012-05-11 01:59 ]
  • 自然のなかで生きる人
    [ 2012-05-02 08:37 ]
  • 自然観察会
    [ 2012-04-29 00:20 ]
  • 春の仕事
    [ 2012-04-23 00:33 ]
  • 春の悦び
    [ 2012-04-14 23:48 ]
  • 春を探して
    [ 2012-04-03 11:55 ]
  • 春の河原で
    [ 2012-04-02 23:51 ]
2012 太四朗の森Ⅱ
5月17日 十勝幕別温泉のホテルで 朝を迎えた。
緊張のせいか、また興奮のせいか、肩の痛みのせいか・・・
4時頃には うつらうつらと目が覚め始めた。

天気は快晴。雨と寒さばかり心配して 厚着を何着も用意したが 何の役にも立たないようだ。 
やはり 何をしても 旅には慣れない要領の悪い私・・・

朝食のあと 8時にはバスで出発。今日は 「太四朗の森」(たいしろうのもり)に
行けると思うと わくわくしてくる。


途中のコンビニで お昼のお握りなどを調達して、はじめに広尾町の日本一広い
「オオバナノエンレイソウの自生地」に向かう。
バスの旅は おしゃべりしたり 眠ったり 楽でいいなあ・・・

海がすぐ横にある広尾の「シーサイドパーク」に到着。
海風が強いが 一面のオオバナノエンレイソウの群落が ずっと続いている・・・
終わりかけのカタクリやシラネアオイ、ニリンソウやエゾエンゴサク、ミヤマスミレも。











この様子だと ここはカタクリの時期も 大群生地のようだ。
林のなかを歩きながら 「太四朗の森」への期待が膨らんでゆく。



さて、いよいよ午後11時頃に 野草の楽園「太四朗の森」に到着。
35年もかけて 2万5千分の1の地形図を頼りに、理想の土地を探して
十勝中を探し回り、とうとう 60か所以上も湧き水のある この場所を
19年前に 見つけた泉さん。

広大な敷地のなかを 笹刈りや野草の移植などに 心血を注いだ作業を続け約20年。
今は どこよりもすばらしく美しい 野草の楽園となっている。

たったひとりの個人の情熱と野の花々への深い愛情が この森を作ったのだ。 
手製の茅葺のあずまやと小川のせせらぎ・・・湧き水の流れる森には 言葉を失う絶景。

咲くのに10年から15年はかかるという オオバナノエンレイソウ。
紫の妖精シラネアオイは 道外では 白根山などの高山希少植物だ。
それが なんだろう!と思うくらいに 地面を埋め尽くしている。








楚々とした高山植物サンカヨウもミヤマスミレも。
また、このようなオオサクラソウの群生などには 出会ったことがない。

私たちは ただ ああ~~~とか すごい!とか 言葉少なく この森をただ歩いた。
時間よ、止まれ!!!






帰りたくない、ここに居たいと思いながら 最後に小川のそばの茅葺の家の前で 
泉さんの話を聞いた。

笹を刈るのは 限りない作業だということ。
でも3年経つと ずいぶん笹は激減して楽になること。
この頃は ずいぶん遠くからも いろんな方々が花を見にやってくること。









退職したので団体客だけではなく 個人の来訪者にも対応できるとのこと。
「帰りたくないと言われる人ばかり」と、泉さんは笑った。
「実は自分もそうですが・・・」

自宅は かなり遠い場所にあるが、なるべくこの茅葺の家に住めるように 
整備を進めている。「ここにずっと いたいので・・・」

大きな苦労を今も続けながら この野の花の自然な美しさを 自分の手で創り出した
泉さんに 心からありがとうと言いたい。

どれほど多くの人が この森を訪ねて その風景を目に焼きつけ
魂深くに刻みこみ、のちに繰り返し思い出して そして何度も夢みることだろう・・・






泉さん、あなたの森の自然の偉大なパワーと癒しの効果は はかりしれないほどです。
帰って来て この森のことを言葉にしながら 何度も熱いものがこみ上げます。

この旅で 今のこの森のシンボルのような オオバナノエンレイソウと
オオサクラソウの数株を分けていただき みんなで狂喜した。
もちろん事前にお願いして 泉さんが用意してくださったものを 分けたのだが。
それぞれの庭で 泉さんの愛情を受けて育った野草たちは 来年咲いてくれるのかな。

我が家の狭い庭のなかで 太四朗の森から来た野草たちが 毎年咲いてくれるなんて 
どんなに 幸せなことだろうか。 
オオバナノエンレイソウの白い一輪の花にも きっと私は太四朗の森を思うだろう・・・

それから近くの「夢の館」という 泉さんが知り合いの木工Cafeに向かい、
持参した昼食をいただき 珈琲タイム。
流木のアートなども 外で展示されていた。





そこから優駿桜ロードに向かったが 桜は時すでに遅くて 葉桜になっていた。
高速に入り、予定よりも1時間早く 集合場所に到着。
それぞれがいっぱいのお土産や荷物を手にして 夕方の岐路についた。


心底幸せで 魂は満たされた5月の花旅は こうして終わった・・・
また来年5月に 私は行きたい。
泉さんの夢の森、太四朗の森へ。
(写真提供 M・Kさん)






by yuko8739 | 2012-05-18 16:12 | 自然 | Trackback | Comments(0)
六花の森・中札内美術館バスツアーⅠ
この2日間の感動を どう言ったら伝わるのだろう・・・
無数に咲き乱れ、木陰で風に揺れ、小川のささやきを聞いて、野の花は なんと気高く
凛として 私たちを出迎えてくれたことだろう。

この一瞬を その命の限りに輝かせて 5月の妖精たちは私たちを夢みるような美しさで
迎えてくれた。予想は雨だったが 見事に青空が広がった。
十勝のどこまでもまっすぐな並木道と青空が 私たちを迎えてくれた。

二日間の野の花旅は 感動と興奮に満ちていた・・・ 
花のなかに ただ立ち尽くす。
涙がこみ上げてくるような、一期一会の至福のとき。

今、こうして自分が生きていて それぞれの場所で 命の輝きの象徴のような
無数の花たちと出会うことは まるで ひとつの奇跡のよう・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

5月16日 朝7時までに弁当持参で集合、出発。
私は なかば もうろうとして車を集合場所まで走らせる。

どういうわけか、夜型の私は遅刻が心配なのと、遠足前の小学生のように興奮して?
不眠状態・・・焦れば、焦るほど目は冴えまくり。
ついに睡眠時間3時間ほどの ぼうっとした状態で集合した。

自然の会の参加者24名は笑顔で集まり この旅の企画運営を一手に引き受け、
すべて細かな気配りで準備してくれたのは 旅の達人で会のメンバーM・Kさん。
みな敬意を込めて?『添乗員さん』と 呼んでいた。

多分この完璧なツアコンは 彼女にしかできなかったと思う。
バスはきっかり 7時に出発した。 

高速道を通り 一路帯広市へ向かう。最初の見学は 帯広市美栄町の紫竹ガーデンだ。
園芸ショップやレストランもあり 時間があれば好みのガーデンで 丸1日楽しめるだろう。
すでにMさんは 何回も来ているらしい。

このガーデンを創設した紫竹昭葉さんが ガーデンの各エリアについて説明してくださった。
22のゾーンと13のコレクションには、2000種を超える草花があるという。
園内はちょうど今が盛りと 色鮮やかなチューリップが咲き乱れ、
華やかな春の庭そのもの。








野草好きの仲間たちは 池のそばのハーブやワイルドフラワーガーデン、
つまり野草エリアに集まってくる。
池のなかには オタマジャクシがいっぱいで、オオバナノエンレイソウやシラネアオイも咲いていた。







そこから近くの道の駅の 芝生のベンチに移動して 各自用意してきた昼ご飯を広げて、
遠足気分のランチが楽しい。手製のお弁当ながら なんておいしい!


次に向かったのは 帯広の菓子メーカー六花亭が作る 野草の園「六花の森」
2年前にもここに来たが いつもその美しさには 圧倒される。

青空を背にして 新芽の緑が美しい木々が並び 池にその並木が映り、
エゾノリュウキンカの黄色い花が 池や川の縁を彩る。






奥のオオバナノエンレイソウの群生地は 見事としかいいようがない。
どこまでも続く 純白のハンカチみたいな エンレイソウのなかを感激しながら歩く。

所々にカタクリやエゾエンゴサク、野鳥の鳴き声に心は溶けて、いつも恍惚となる・・・
生きていて よかった~仲間たちの 満足そうな笑顔が ことのほか うれしい。




それから 珈琲やジュースなどをいただき ほっとひと休み。
大きな黄色のパラソルに 木々の梢のシルエットが映り、目の前の小川のせせらぎを
聞きながら、珈琲をいただくこの幸せ・・・






次にに向かったのは 車で15分、やはり六花亭の作った 木立のなかの美術館
「中札内美術村」美しい木立とそこに設置された彫刻や ちらほらと咲く可憐な山桜が、
なんとも静かな美しさ。






ちょうど到着した時間に 幸いなことに「久保陽子バイオリンコンサート」が始まった。
パガニーニの曲で バイオリンの超絶技巧を駆使して 魂をわしづかみに
するその演奏に みな 息を詰めて聴き入った。

すばらしい演奏に 拍手が鳴りやまなかった。
激情と繊細を同時に操ることのできる すばらしいバイオリニストに感動。

帰宅してから 久保陽子さんのことを調べたら 世界的なバイオリニストで
東京芸大の教授でもある。あの驚嘆すべきバイオリンの音色は ストラディバリウスとか・・・
すごい音に 私たちは出会ったのだ。


それぞれの美術館を見学して お土産を買い ひと休みしてから 宿泊する幕別温泉に向かった。
「十勝幕別温泉グランヴィリオホテル」は 旧国民宿舎でモール温泉で有名。
アジアからの団体外国人旅行客が 多かった。

バイキングの夕食のあと、和室に集まり みなで自己紹介などをしながら
楽しく過ごした。私はMさん、Iさんと3人で和室に宿泊。
温泉に入り、寝不足の私は めずらしく11時前に 寝てしまった・・・



by yuko8739 | 2012-05-18 08:43 | 自然 | Trackback | Comments(2)
月浦森林自然公園
大人の遠足は いつも楽しい。
お弁当を食べて 仲良くおやつを分け合って。
昼食のあとで ニセコの野菜やウドを買って いざ、洞爺湖へ!

おしゃべりしながら ゆっくりと景色を楽しんだ。
いつも自分が運転するので のんびり景色など見ていられない。

どこを眺めても この季節は大好き。
畑に出た何台ものトラクターが 行き来して 土をふかふかに耕す。
寒すぎず 暑苦しくもない 今頃の作業は快適だろうか。

日々こうやって 労を惜しまない 膨大な農作業のおかげで 私たちはおいしいお米や
野菜などを 食べることができる、ありがたいこと。

残雪が すじ状に残った羊蹄山には 中腹あたりに 霞がかかっている。
その羊蹄を後にして 静かな農道を 洞爺湖めざして車は走る。



月浦森林自然公園は この一帯を開拓した 加藤子爵の別邸跡地を整備した公園で、
森林浴や豊かな自然を楽しむことができる。

園内にはヨーロッパから移殖されたカラマツの並木があり、
その樹齢は 道内最古の100年といわれている。

そのほかに神秘的な沼もあり、フクロウやエゾリスなどの野生の生き物や、
カタクリなどの美しい野草も 数多く観察できる貴重な場所。

アカゲラやオオルリ、キビタキなど 美しい鳴き声の野鳥もいっぱい。
数年前には 休憩所も整備され 自然の好きな人々が多く集まる場所になっていて、
約1kmの散策が楽しめるように 順路がつけられている。
1年前までは 私の属する自然の会の二組のご夫婦が この公園の整備に日々通い、
膨大な仕事を こなしていた。

柵を作り、歩道を作り、笹を刈り 看板を立て、ほぼ行政が監理すべきほとんどの仕事を 
何年間も 無償で続けていた。

今、転居や健康上の理由から それが続けられなくなった。
ボランティアで何年も続けた過酷な仕事を 継ぐ人もいないまま春を迎えた。
今こそ、管理者の町は なんとか対策を取らなければ・・・


駐車場に着いて すぐに川に渡した木橋を渡ると、もう一瞬で森のなか。
散策路周辺入り口は コゴミの林になっていて その軽い薄緑色が 林のなかで
明るいアクセントになっている。






足元には ヒトリシズカやイチリンソウ、シラネアオイ、ミヤマスミレ。
歩き進むと 小川もあり沼の岸辺には エゾノリュウキンカも 黄色く群れて咲いていた。
池を巡り 休憩所そばで Kさんが見つけた「クマゲラ?の巣」を
見学した。なかなか大きくてびっくり。
サルノコシカケが 何個もその木に生えていた。








春の森のなかは 見通しが良くて 広々としている。
うっそうとした 恐い感じが全くないので 歩きやすい。
しかし もう蚊やぶよも いっぱい近寄ってくるので、今度は防虫剤が必要かな。

公園からまた車で 集合場所に戻り すぐそばの公園でまた桜を見学。
巨大な枝垂桜で有名な ある民家に立ち寄ったら、見物の人も車も多かった。
枝垂桜は満開で 見応え十分だった。






さまざまな自然を満喫した5月の幸せな1日が こうして終わった・・・










by yuko8739 | 2012-05-11 14:44 | 自然 | Trackback | Comments(0)
ニセコ・エゾエンゴサク観察会part1
雨を心配していたニセコの観察会。
集合場所の桜が満開で 快晴ではないが 花曇りの気候。
さっそく車数台に分かれて 乗り合いながら ニセコを目指す。

今日の目的は エゾエンゴサクの大群生地。
ある公園内で エゾエンゴサクが 水色のじゅうたん状態だと聞いて、夢見ていた。
いつか、見てみたいと。

その夢がかなう日・・・ドライブは快調に進んだ。
やはりニセコ方面は涼しいのか、まだ道の脇や 庭の片隅の雪の塊に驚いた。

その横にはふきのとう、それなのに桜も、梅も咲き もう春は 順番狂いの反乱状態か・・・
小川の川沿いには 黄色い色がいっぱい!多分 エゾリュウキンカだろう。

公園に到着して歩き出して 視線を少し先にやると 驚いたことに地面の一面が 
水色や青紫色だった!ああ、エンゴサク・・・ちょうど最盛期に遭遇した。
その先も もっとその先も 延々と水色の地面が続く。
踏んでしまいそうで 注意しながら歩く。












真っ白なイチリンソウや福寿草も咲いていた。
池の周りには やはりエゾノリュウキンカが黄金色に咲き誇っている。






耳に心地よい ウグイスやキビタキ?など 野鳥のさえずりが公園内に
美しく 響きわたる。山菜のこごみやフキもいっぱいあった。

広い公園には 大きな桜の木も数本。
ああ、やっと この季節になったのだ。
薄い桃色の このけむるような ふわっとした七分咲きの春の桜。






長い 寒い 雪の多い冬の最中に 何度 桜を夢見ただろう。
また、春が巡る その悦びの象徴のような 桜。
私は北海道人として 圧倒的な命の官能を この桜に感じる。

なんとつややか、あでやか、はらりと散って 花びらが風に舞い、
はかない花の終わりに 恍惚となる・・・


公園から次に向かったのは 代表のKさんが
「リュウキンカのすごい景色見せます、ただし個人の土地ですけど・・・」?

畑のなかの道を走り 一軒のログハウスに到着。
この家の奥の小川は 驚くほどのリュウキンカが 今とばかりに咲き誇っていた!!! 
なんとすごい群落だろう・・・こんな大群落なら 観光地になりそうだ。
小川の流れる音が 耳をくすぐる。






シラネアオイやサンカヨウ、またまたフキやウド、コゴミなど山菜もいっぱい。
家の横にも 桜の木。













そして昔ながらの レンガ積の高いサイロが2本も。
なかなか絵になるすばらしさだった。



その後、道の駅のベンチで仲良く 持参したお弁当を食べた。
道の駅名物のコロッケやニセコ名物の甘い越冬ニンジンの味噌漬けなどが 
とてもおいしかった。
牧場のおいしいヨーグルトを ごくり。




by yuko8739 | 2012-05-11 01:59 | 自然 | Trackback | Comments(0)
自然のなかで生きる人
先週 仕事で養鶏をしている方に お会いした。
Yahooの地図でも よくわからない場所。
山の奥なので 舗装道路ではなく 砂利道ではパンクが怖くて どきどきした。
雪が解けないと 来られないよと言われたことを 実感する。


砂利の道のあとは 土埃りの道がずっと続く。
どこなのかな・・・家がよくわからず、道沿いの家に住む耳の遠いおじいちゃんに
聞くと 川を越えた向かいだった。


本ワサビが いっぱい自生している 小川を渡ったら一面に野の花、
まるで春の妖精たちが 踊っているようだ。コジマエンレイソウ、カタクリ、
エゾエンゴサク、キクザキイチゲ、キバナノアマナ・・・
そして 野草の楽園は 生き物たちの楽園でもあった。










以前は7頭の犬を飼っていたが 現在は3頭、猫は多い時は40匹以上で今は20数匹。
殺処分される予定だったニホンザルを 遠方から引き受け 数10万円かけて檻などを整備。 
今は 親子猿5匹が暮らす。
「猿に芸を仕込もうと思ったけど、忙しくて・・・」とにこにこ。

ひよこは数十羽、卵を産む親鳥はヨーロッパ系のボリスブラウンが200羽以上。
そして、ポニーも2頭いる。






退職した今は 山のなかの楽園で 楽しみながら養鶏をしている。
生き物の世話をしながら 遊びながら 共に暮らす。

牧場だったこの地に 家を建てて 引っ越してきたのが15年前。
以前は公務員で 町のなかに住んでいたという。
公務員をしながらも おいしい卵が食べたくて 鶏も50羽ほど別の土地で飼育していた。

その頃は二つの仕事をしていた、公務員と養鶏と。
それを両立する大変さは・・・? 全くなかったと笑顔。
「朝起きて 鶏の世話ができるのが とにかく楽しみで 寝ていられない。
早起きするのがうれしくて わくわくする」・・・すごい。

とにかく子どもの頃に、自分が暮らしたように 生き物に囲まれて 自給自足の生活を 
したかったらしい。医食同源、身土不二、不時不食をモットーにして 健康な鶏を飼うために 
あらゆることを実践し、市内3か所に卵を卸す他は、宅配の個人向けだ。

餌は すべて地産地消のものを 自ら手作りする。
穀物や野菜、糠などは近隣の農家からもらい、懇意にしている魚屋さんからは
魚のアラをもらい、自宅に戻って栄養たっぷりの さまざまな餌を作る。

そんな手作りの餌を食べ、広い飼育場で土にまみれて 自由に遊び 幸せな顔の鳥達の
産む卵が まずいわけはない。

生食すると驚きの味!スーパーの卵とは まったく別物だ。
白身にえぐみが全くなくて 黄身はレモン色でコクがあり 濃厚だがさっぱりした味。
これが 本物の味なのか・・・
いつも食べている我が家の卵と なんという違いだろうか。


なだらかな牧草地から 海に沈む真っ赤な夕日を眺めながら 犬とたわむれ 
猫とじゃらけ ポニーにまたがり 自然のなかで 好きなように 生きている。

こんな暮らしをしようと思えば できるのだと 私はただ感動していた。
去年の秋には この奥に熊が出たらしい。
自然と近いということは 危険と隣り合わせということだが。



生きものを愛するKさんは とても幸せな顔をしていた。
犬も猫も 鳥も馬も 猿も そしてもちろん猫好きの奥様も とても幸せそうだった。
毎日が自然と共に過ぎていき、喜びそのものなのだと思う。

こんな人生を 選べたかもしれないのだ・・・もしかしたら 私も。
自然のなかで 生き物に囲まれて。
そう思うと なんだか 少し切なかった。

どんな人生でも 意思さえあれば実現できたのかな、今では もう遅いけれど。
体力と同志がいなければ こういう暮らしはできない。



町のなか 周辺の家々に囲まれて暮らす私。
熊は出ないけれど 太平洋に燃える夕日は 家の陰になって見えない。

~今の仕事が終わったら、私Kさんの手伝いに来てもいいですか・・・~
そう言うと Kさんは にこっとした。
かなり本気ですよ、私。

おみやげにと 庭からギョウジャニンニクを採って来てくださった。
鶏小屋の生みたて卵と いっしょに 大事に持って帰った。



 
その後忙しすぎて 数日間何もできなかったが 今夜はその行者ニンニクを、
醤油漬けにして 味見した。
5月の季節が 私のなかに一瞬で 飛び込んできた!




なんといえばいいのか 高貴な香りが この山菜の特徴だ。
その醤油漬けのギョウジャニンニクに 思いついて 自家製の三升漬けを
(麹と青南蛮と醤油を同量づつ 漬けたもの)混ぜてみた。

一気に 麹の甘さが行者ニンニクを包み込んで、見事なおいしさに息をのんだ。
おいしい・・・ なんておいしい・・・ご飯にかけて 冷奴にも 納豆に混ぜても 最高だ。
半熟卵にもいいかな。

そして・・・たまたま鶏胸肉の蒸し煮(はなまる塩鳥レシピ)を作っていたので 
二、三切れ切って できたての薄桃色の柔らかな蒸し鶏に それを乗せて 試食したら・・・
な、なんと 天にも昇るおいしさ!!!






春の 今だけの季節の それぞれの食べ物のおいしさ。
これを幸せといわなくて どうするのだ・・・






by yuko8739 | 2012-05-02 08:37 | 自然 | Trackback | Comments(0)
自然観察会
28日に ある自然の会主催で 2月にNPO法人を取得した 記念の自然観察会があった。
かって明治11年に、この地を訪れたイギリスの女性探検家・イザベラ・バードが
「有珠は美と平和の夢の国である。・・・
私が日本で見たなかで最も美しい絵のような風景であった」と絶賛した場所を終日歩いた。


春の静かな海へと続く 箱庭のような小さな入り江や岬、島々や岩礁や砂浜が
織りなす複雑な地形は 昔から松島に似ているといわれている。
それはすべて 有珠山の噴火がもたらした風景。
歴史を刻む善光寺周辺の自然公園のなかを 野花を愛でながら歩くのは、
この季節ならではの 最高の喜びだった。

風もなく快晴の天気に恵まれて、集合時間に集まった参加者を前にして、
会の代表Kさんが挨拶したあとで ポロノット岬まで 入り江沿いを歩いた。
穏やかな湧き水が出ている入り江の奥には カモメやカルガモなどの海鳥が
日差しのなかで遊んでいる。








歩きながら その入り江の変遷や地形などを解説してくれたのは この地で生まれ
幼いころからここで遊んだ学芸員のFさん。
専門は海の生物や貝類だが 地形や歴史にも詳しくこの地域の学芸員をしている。

その他にも この会には その道の専門家が 見事に集まっている。
野草は代表のKさん。野鳥は野鳥の会のSさん。樹木医のOさん。
有珠山火山マイスターのAさん、とそれぞれが専門の深い知識で 森羅万象を解説してくれる。

春の野花と出会いながら、興味深い話に 知的好奇心が満たされる。
専門の方々の こういうお話しが聞けることは、最高に楽しい。
知っているつもりのことでも 更に深い考察が可能になる絶好の機会だ。

ポロノット岬は 漁協の作業場のそばが入り口で、漁業関係の道具やホースなども
無造作に置かれていて、一見すると自然公園とは思えないのだが、
入ってみると すぐ野草の楽園が広がっている。


すぐに目に入ったのは 黄色いキバナノアマナの群生だった。
続いて白いキクザキイチゲやアズマイチゲも群生し、早春の青空の色と私が感じる
水色のエゾエンゴサク、うつむく春の妖精 カタクリ、美しい色のコジマエンレイソウもここには多い。








港を出ていく漁船。
展望台に上がり、はるか噴火湾を見渡せば 向かいに白い頂の駒ヶ岳もくっきりと。
アイヌの人たちは 岬の岩礁ひとつひとつにも 名前をつけていたそうだ。
その数々ある岩礁の名前を 正確に記憶しているFさんに みな驚く。

見晴らし台の上からアオサギを見つけたのは 野鳥の専門家Sさん。
浅い春色の穏やかな海を見ていると 心の波も いつしか凪いでいくようだ。
全てを奪うのも自然なら すべてを与えるのも自然だ・・・











自然の好きな同志同輩たちは 笑顔を輝かせて 岬を巡る一周の散策路を
五感のすべてで満喫。

集合場所の地域集会所の一室で持参した昼のお弁当などをおいしく食べて、
午後の観察会のために 国道沿いの広い駐車場に駐車して、類まれな奇岩や巨石の景観と、
原始の森で知られている 有珠善光寺自然公園内を散策した。






噴火や地理に詳しいAさんが この園内の巨石は 噴火による溶岩の
岩屑(がんせつ)なだれで 生成されたということを解説した。
火山の噴火というものは なんと莫大なエネルギーだろう!

さまざまや野鳥、ゴジュウカラやウグイスの声が 林のなかに響き 
自然が創りだした巨石の石庭は 噴火のすさまじさを感じさせながらも、
時の流れで苔むした今は、周辺に咲く野草の風情がよく似合う。
カタクリ、エゾエンゴサク、ソロバナエンレイソウ、ヒナスミレ、キバナノアマナは
まるで 黄色い絨毯のよう。








Kさんが保護のために 事前に何枚も看板を作って 立ててくださったようだ。
行政にも 公園整備や野草の見所の看板作りなどを訴えているが なかなか進展しない。
カタクリの群生する丘には 踏みつぶされてしまわないように せめて歩道を整備してほしい。

ここの周辺も 秋に笹刈りをすれば 爆発的にカタクリは増える。
もしかしたら人気スポットになるかもしれないのに、もったいない・・・

ぐるりと歩き 野花や野鳥を楽しみ、巨木に感動し、興味深い解説にうなずき、
丸1日歩き通して万歩計は1万歩近くなった。かなりアップダウンもあって疲れたが 
魂が満たされて すばらしい観察会だった。



この会のNPO法人取得に敬意を表して 私は賛助会員となり 帰りに少し寄付もさせていただいた。
また、理事の皆さんの自然のお話を聞ける機会を 楽しみに待っている。



春の妖精たち、今年も また会えたね・・・




by yuko8739 | 2012-04-29 00:20 | 自然 | Trackback | Comments(0)
春の仕事
春が来て一番うれしいのは 野山を歩いての 自然観察会。
春の妖精たちは あっという間に消えるけれど 道産子主婦にとって 雪の消滅と共に 
限りなくさまざまな仕事が出現し そして始まる。

あれ、家の周りって こんなに汚かったっけ?・・・と、とぼけていてもはじまらないし 終わらない。
冬の間に 雪に埋もれて冷凍保存されていた落葉や風が運んできたゴミ。
庭には 片づけきれず 力尽きて放棄された さまざまなもの、花の鉢や転がって割れた鉢の受け皿、
正体不明の物体X?なにこれ?

庭の枯葉拾いや枯れ木刈りや 今がチャンス!の雑草取り。
ドライフラワー化したアジサイの花柄取り、手にとげが刺さる嫌な薔薇の枝の選定まで 
連日外仕事に追われてしまう。 

家の周囲も 掃き掃除。車庫のなかも 片づけ 掃除 そして・・・
冬が終わった象徴の漬物樽は これから何個も洗わなくてはならないが。

天気が悪ければ、家のなかの仕事。
冬物を洗濯して 春物と入れ替え、アイロンをかけたり 不用品を選別し、廃棄したり 
冬靴を仕舞い、夏靴を出す。
黄砂で汚れる車を洗い、タイヤもワイパーも 夏仕様に取り換える。

毎年 私の車の3つのワイパーのうちのひとつが消えるのは どうしてだろう・・・
我が家の車庫は ミステリーゾーンか?


どうして こう やることが多いのだろう・・・
ため息をつきたくなるほど 春は忙しい。

といっても 大根洗いに始まる 秋の漬物の時期もなかなかで、テンションが上がりっぱなしだ。
春と秋が 主婦の「かき入れ時」か・・・

というわけで 一応 春の仕事は進んでいます!!!
この頃はそんなわけで ブログを書く気力もないまま 居眠りしてしまうほど
6時間も庭で働いた。

おかげさまで 見違えるほど庭はきれいになった。
今 残りご飯を庭にまいていると ヒヨドリ、ゴジュウカラ、スズメがやってくる。
もうひばりが鳴いていると ある人が教えてくれた。
まだ気温は 7度ほどだが、それでも ひばりはもう鳴くんですね。


腰が痛い、腕も痛い、と家人に愚痴ったら「そんなに長くやるからだ」
「いい加減にしないと・・・」と 怒られた。
でも、わかっちゃいるけど やめられない! 

まだまだ 庭片付け隊は 我が道をゆくのだ。
これで いいのだ。



実は・・・去年 薔薇カフェ「RM」の女性オーナーからいただいた、
すてきな愛らしいピンクの薔薇「ザ・フェアリー」のひと枝を 3か所でカットして 秋に根付けに挑戦した。

なんと、その3本の根付けが全部成功したようで うれしくてたまらない。
5月になったら この薔薇を フェンスのそばのいい場所に移動する予定。
そのために また庭の構成を変えようと考えている。


お日さまが照って、気持ちの良いフェンスに寄りかかって きれいに咲くんだよ・・・
愛しい 小さなピンクの薔薇よ。





by yuko8739 | 2012-04-23 00:33 | 自然 | Trackback | Comments(0)
春の悦び
この数日間、うららかな美しい春を感じて、その幸せに酔っている。
日の光の暖かさの なんと心地よいことか・・・

春一番の黄砂も吹いて 車は連日汚れてしまうが、ついこの間まで
家の前の道路に固まっていた 冬の名残りの大きな氷や雪も あっという間に溶け始めた。

つるはしで終日氷割りをしても なかなか割れなかった40cmもの厚さの氷が、
数日でなくなったのが 信じられない。偉大な太陽の熱。
つい最近まで 真冬日のようだった気温が やっと10度近くまで急上昇。

こういう季節になると、風で飛んできたり雪に隠れていたゴミの始末など、
庭や家の周りの仕事も多くなって 忙しい。
庭名人のMさんによれば「今が雑草取りにはgoodタイミング」とか。
働かなくちゃ!


今日は 自然の会の仲間と 今季初めての自然観察会。
D市A川自然公園の散策路を小川に沿って 巡り歩いた。




うららかな日の光。
春の小川に 水の流れる音、光さざめく水面。
空に輪郭を表す 木々の梢。

所々に白いキクザキイチゲや薄紫のアズマイチゲ、キバナノアマナなども咲いていた。
「もう、咲いてる!」「いいね、春っていいね」「かわいいね」
また、春の可憐な花たちに出会うことができた。










途中では またエゾリスと遭遇。
シジュウカラやヒヨドリ、アカゲラもいた。

町のまんなかに このように流れる川と 川を生態系にする多彩な生き物たちの世界・・・
護岸工事をしていない自然のままの川の魅力と その美しさに感動しながら 歩き続けた。





 

その後、S町の高台方面に行き 福寿草の見事な群生地を案内してもらった。
はじめて行く所だが こんな場所は始めてだった。
黄金色の花たちが 生きる力そのもののように 大群生となって燃えていた。










自然の会の仲間たちは 春を迎えた喜びに ひときわ笑顔が輝いていた。
春が こんなに うれしい。
いよいよ 我らの季節が やって来たのだ。

お日さまに温もりながら 私たちを包む恍惚感・・・
これからが 1年で一番忙しい「春の花巡り」の幸せな時期となる。

まだ梢が芽吹く前の林床では 春の妖精たち、カタクリやエゾエンゴサク、イチリンソウが 
私たちを 招いてくれる・・・あの林で、この森で、こんな絵のように。


今、この春のはじまりのなかに 自分が生きていることを 心から感謝したい・・・




by yuko8739 | 2012-04-14 23:48 | 自然 | Trackback | Comments(0)
春を探して
今日は 昼でも-3度と ほとんど気温が上がらず寒いなか 
またマゴちゃんふたりと春を探しに 町のなかにあるA川自然公園に行ってみた。
日が差すとポカポカするが 日が陰ると 一気に寒くなる。

毛糸のマフラーと帽子と手袋は必需品、長靴をはいて 川の探検と春探しに出発!
ちび達はどんどん川に入り 進もうとする。






「あのね・・・今日は一番たくさん 春を見つけた人が勝ちだよ」と言うと、
あたりをきょろきょろ見回し 福寿草を見つけたり、青い葉っぱや芽を見つけたり・・・


所々に雪も残るが ちび達は棒を拾って 水たまりをかきまぜたり、木の上の鳥を眺めたり 大きなツルにぶら下がって ターザンごっこをしたりと元気いっぱい!
同じ葉っぱをずいぶん見かけたが、あれはイチリンソウの葉だろうか・・・








だいぶ進んでいくと 大きな木の枝に エゾリスが!
「ほらっ あそこに エゾリスがいるよ」と教えると、ちび達もじっと見て
「あっ いた、いたね! すごい。ばぁば 何かを食べているよ」

リスは木から木へ飛ぶように走り あっという間に見えなくなった。
するとそうたが「ばぁば、見えないけど リスが何かをかじっている音がする。
きっとそばにいるよ」本当だった、なんと耳のよい子だろう。






リスはかっかっかっという音をたてて 栗の実のようなものを両手で抱え  
高い木の上で食べていた。真っ黒なつぶらな瞳がなんとも愛らしく 3人で見とれてしまった。

そして そのあとで 食事を終えたリスを追いかけながら ずっと川べりの道を進んでいった。
リスは木々を華麗にジャンプしながら ずっと私たちといっしょだった。
驚いたことに、リスは車の走る大きな道路を 突っ走って横断!

その直後に、カラスが飛んできた。
そうしたら 健気にリスは大木の幹で 大きな口を開けて アーと威嚇の声を発した。
驚いた。始めて耳にする エゾリスの声だった。

カラスは去っていって リスは竹やぶの中に消えてしまったが。
長いリスとの散歩?で、その愛らしい仕草や俊敏な姿に、そうたは思わず
「今までリスがこんなに可愛いと思ったことなかった。
なんだか そうたは今日から リスが大好きになったよ」・・・

笑い合い リスに感動して 小さなドラマを見せてもらった気がして 心が満たされた気分。
「ばぁば、ここはいいね、おもしろいね。暖かくなったら お弁当を持って また来よう。
夏になったら 川のなかに入って遊ぶと涼しくて最高だよね・・・」

それからまた来た川を戻り、町に出て お昼を食べてから 違う川に行った。
G川も自然公園で ここは川幅が広くて 昨日は中州でたくさんのふきのとうを採ったので 
ふたりにも 同じ体験をさせたかった。

川のなかを歩きながら ふき味噌用のふきのとうを採って歩いた。
ここでも1時間ほど遊んだが 寒くなってきたので 帰ることにした。
帰宅して ひと休み・・・


そのあと夕食後に 買ってあった苺を煮て ジャムを作った。




どんなに高価で有名なジャムも 手作りジャムには 決してかなわない。
一個分のレモン汁をギュッと絞り ぐつぐつ煮立てて 苺のジャムが完成した。
これをヨーグルトのトッピングにして ちび達にふるまうと うっとりした顔になった。

そのあとで、ふきのとうの始末をして 我が家特製の「苦くない」ふき味噌を作った。
蕾を取り除き、周りの葉だけを刻み 塩もみしてアクを抜き 
何度か水洗いして きつく絞り フライパンに油を入れ 葉を炒めて
味噌や砂糖、みりんなどで好きな味、好きな硬さに煮詰める。


出来上がったら瓶詰めにして 冷めたら冷蔵庫に。
炊きたてのご飯に乗せると、春が匂い立つ。

翌日のランチには 長いもを乗せたピザを作った。
ねっとり&サクサクで 食感がおもしろい。
みんなでおいしく完食。



娘が迎えに来て「ママ、見て ふき味噌作ったよ。瓶に詰めてラベルも張ったよ」とはな。




今 春に生きているということを 体で感じるよろこび・・・






by yuko8739 | 2012-04-03 11:55 | 自然 | Trackback | Comments(0)
春の河原で
4月になった。

この世界が 放射能事故の身も凍る大きな恐怖と不安に 満ち満ちていても、 
今できることやしたいこと、美しいことや 善きことは 手放さないで生きようと思う。

日々のことも なおさらだ。
今を生きることを 大切にしよう。

できるならば 自分もまた「木を植える人」でありたい。

~たとえば 明日世界が終わるとしても 私は今日 木を植える~





昨日、仕事の帰りにG川に寄ったら 広い雪の残る公園のあちこちに福寿草がいっぱい。
川の中州には 所々に ふきのとうもいっぱいだった。
川の流れは まぶしく日の光を反射し、上流には残雪が輝く山々と その上に 春の淡いブルーの青空が。


福寿草は 身を寄せ合って 冷たい風に耐え 一瞬の光を求めて健気に咲いている。
春一番、春の灯のような花・・・愛らしく 小さい花。
毎年 この花をみつけると 思わず微笑んでしまう、うれしくて。
この花の出現で 長い冬にも とうとう終わりが近づいたことを知る。






これからが春の始まり・・・林床に咲き乱れる 短い命の花々・・・
カタクリやイチリンソウ、キバナノアマナ、エゾエンゴサク、キクザキイチゲなど、
春の妖精たちのドラマの幕開けが 近づいている。

ちょうど車に入れてあった長靴をはいて 川のなかを渡り歩き、中州のなるべく小さな
ふきのとうを摘んで歩く。
指先がふきのとうで染まり、私の鼻腔は春の使者の香しさで 満たされる。 
いつまでも この川に立ち尽くしていたい 日曜の午後だった・・・




帰宅したら 孫たちがまた来て 春休みお泊り第二弾。
夕食は 麻婆豆腐と コーンとミニトマトとツナを乗せた野菜いっぱいサラダ。
そして ふきのとうのエビ揚げを作り おいしい塩を振って食べた。
(エビの身を包丁でたたき、小麦粉と塩と酒を混ぜて ふきのとうの花の部分を取り、そこに粉をつけて エビを詰めて また粉をはたいて さっと揚げる)

ふきのとうの春の香りと ぷりぷりのエビが甘くて ふたつが口のなかで調和する至福。 
マゴちゃんたちは おいしい!と喜び お代わりをして完食。


そうたは特に 何度もご飯のお代わりをして お風呂で体重計に乗ってため息?
昨日買って食べたお米は 物産館で買った近隣のお米「おぼろづき」
精米したての ぴかぴか輝く粘りのある おいしいお米だった。



やっと私のそばにやって来た春は 美しく 優しく そしておいしかった・・・




by yuko8739 | 2012-04-02 23:51 | 自然 | Trackback | Comments(0)