世のなかに理想の・・・と言える人やモノは少ない。
どこにも いないともいえる。
しかし、長く映画や海外ドラマをみてきて もしかしたら私の
理想の男性って この人かも!そう感じるのは「刑事フォイル」その人。
「刑事フォイル」はNHKBSで放映中
(原題:Foyle's War =フォイルの戦争)
2002年からイギリスのチャンネル3で放送された刑事ドラマ。
第二次世界大戦の最中、イングランド南西部の海沿いの町、
ヘイスティングスを舞台にして、狂気と混乱の時代に、
冷静に殺人事件を解決する警視正、フォイルの物語。
人々の欲望や 戦争という時代の混乱や空虚を描き、
人間ドラマとしても 脚本も見事!ウイットに富む語り口も心地よい。
見終ると静かな感慨が 波のように繰り返し胸にひた寄せる。
その時代を生きるイギリスの庶民の暮らしがリアルで、
戦時の苦しみも 丁寧に描かれている。
物資の不足や空襲の恐怖、極限の最中にいても、
フォイルの最大の魅力は 人を見る目が平等で冷静だということ。
どんな人にも どんなことにも偏見がない。
そしてどんな権力特権にもひるまずに 自由に正義を全うする。
ときにユーモアもにじませ、弱者の心情に寄り添うし優しい。
自然豊かな川で フライフィッシングを愉しむ。
親子でも 彼の倫理は変わらない、冷静に対応する。
頭脳明晰なのに冷たくない、しかも時としてお茶目。
部下ミルナーや運転手サム(サマンサ)との親愛の情も美しく好ましい。
質素で 平凡を尊ぶ人・・・
自分の人生を、ささやかな日常を深く愛する人。
こういう男(ひと)が 私の理想です!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<孫2号中学入学祝い&婿の転勤送別会>
この年齢で こんなふうに忙しい1日をこなせるのは、
私くらいだろうと、母が言う、そうかもしれない・・・
内輪で家族のお祝いをすることになって 前の日におでんや
孫のリクエストのチーズケーキを焼いた。
当日朝は定期健診の病院が混んでいて 2時間ほどかかり。
帰宅してすぐにお墓参り用のぼた餅を作りはじめた。
ほどなくして 中学の制服を着た孫2号を連れて 娘夫婦がやってきた。
いつもボーイッシュな孫2号のセーラー服姿に見とれた。
だが、卒業という「別れ」の式のあとで 孫はかなしみや
戸惑いもあったのか、無口だった。
作りたてのおでんやぼた餅、昨夜のチーズケーキも味見してもらい、
娘たちは喜んで食べていた。
それから母や遠くからやって来た弟夫婦と待ち合わせて
お墓参りにでかけたが、お墓の周辺は深い雪!
スコップ持参の弟が 雪かきをした。
祖母や父のお墓に手を合わせ、母の健康を、我が親族の
健康と幸せを 祈った。
その後我が家で 母と弟夫婦と手作りぼた餅でおしゃべり。
弟夫婦が帰宅してからは、夜のお祝いの会のために
8人分の食事の支度で立ち続け、働き続けた・・・
中学生になる孫2号と 道東の町に単身赴任の婿に、
「卒業、入学おめでとう! 赴任先でも元気でね!」
手巻き寿司や鶏のから揚げ、野菜たっぷりのナムル、
おでんなどで みな楽しいひとときを過ごした。
最後に 時間をかけて焼いたチーズケーキを出した。
レモンが香り高くて おいしかった。
私が1日以上をかけて やりたかったことは
こういう家族のおいしい笑顔に会うこと。
これこそが 私の生きる証・・・
でも、翌日は疲れ果ててバテてしまい
終日ごろごろ、うとうとの私・・・
もうスーパー主婦ではなくて、
やっぱり「年相応」でした。