先週忙しく月末の仕事を終えてから はっと我に返り、
飯寿司用の鮭を買い出しに行き、妹夫婦と解体作業。
新巻き鮭5尾を3枚におろし、太い骨を除いて小口切りにする。
それを樽のなかに入れて 何度も水を変えて2日間。
樽の中の水が澄んでから 酢水にひと晩漬ける。
翌朝、つまり今日は鮭をざるに揚げて 水けを重石で切り。
その間に 雪のなかを笹を取りに行き、妹が前の晩に切って
塩をした野菜や調味料、朝炊いた1升のご飯などを用意。
木桶に下から大根、人参、キャベツなどの野菜、麹、鮭、
南蛮、生姜、ご飯、調味料を入れて、笹を乗せて4回繰り返した。
10K以上もあるような その重い飯寿司の樽を
シートに乗せて妹と引きずり、やっと玄関の外へ。
シートごと木桶を持ち上げて 階段を降りて運んだ。
気温を考えて 車庫入り口横の定位置に保管後 寒波が来たら車庫へ移す。
木桶の上には15kgの重石。
その上には、大きなポリの漬物樽をかぶせた。
これで 野良猫やカラス対策?は万全!
もう20年以上、手作りの飯寿司を作り続けている。
多少の味の進化?はあるけれど、一度も失敗したことがない。
お正月の家族や親せきの集いには 欠かせないものとなった。
ふたりの母や妹夫婦の大好物でもある。
お正月のみんなの笑顔の元になるので、やめる気はない。
よぼよぼ?になっても 多分私は作り続けるのだろうなあ。
何でも売っているが 決してこの味は買えない。
この作業が終ると、私の冬支度がすべて終わる。
季節と共に生きている自分は 誇らしく。
笑顔を導く手仕事には 心地よい満足感と達成感がある。
雪の降るなかで 新巻き鮭のふっくらとしたピンクの身が
米や麹に抱かれて ゆっくりと眠って幸せな味になる。
私が作る 我が家の幸せの味・・・